エコキュートのメリットの一つとして災害に強いことが言われます。では、具体的に災害時にエコキュートはどのように助けてくれるのでしょうか?
今回のコラムでは、災害時に対する備えに関してライフラインの復旧順序を確認したうえで、エコキュートがライフラインの確保のためにどのように役立つかについて紹介します。
目次
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①災害時のライフライン復旧の順序と目安日数
まず、把握しておきたいのが、大きな災害が発生した場合の電気・水道・ガスの復旧の順番です。
まず、順番としては基本的に電気⇒水道⇒ガスの順序で復旧がされます。例えば東日本大震災の場合、電気は震災一週間後の復旧率が95.6%です。しかし、水道は9割の復旧までに3週間かかっており(1週間後の時点では66%)、ガスの場合は5週間かかっています(1週間後の時点では9%)。
これらの順序や目安の日数は、備蓄などの災害対策を考える際に役立ちます。ライフラインが復旧するまでにどのようにしのぐか、水や非常食などどの程度の備蓄を用意しておくかなどをあらかじめ定めておけば、非常時にもある程度落ち着いて対応することができます。
エコキュートは、災害からの復旧が最も早い電気を使用したエコキュートですので、いち早く災害から復旧します。
②停電時にお湯が使用できる
メーカーや機種によりもよりますが、この10年ほどのエコキュートの機種であれば停電中であってもタンク内のお湯を使用することができます(自動湯はりや追い炊きはできず、蛇口やシャワーからお湯を出して使用します)。
ただし、温度設定機能が使用できないため、高温のお湯が出てくることがあります。必ず温度を確かめてから使用するようにしましょう。その他、説明書を読んで注意点を把握したうえで使用するようにしてください。
③断水時には生活用水として利用できる
断水時には、エコキュートのタンク内の水を救急時の生活用水として利用することができます。具体的にはトイレの排水や、洗顔、洗濯などの用途に使用できます。ただし、飲用水としては使用できないので注意してください。その理由は、タンク内に残っている水垢や不純物によって飲んだ場合には健康被害が生じる可能性があるためです。
生活用水としてタンク内の水を使用する場合には、非常用取水栓を緩めてタンク内の水を出します。機種によっては、非常用取水栓が付いていない機種もあります。その場合には、生活用水としてタンク内の水を使用することができません。
まとめ
エコキュートは、ライフラインの中で最も災害からの回復が早い電気を利用した給湯器です。また、タンク内にお湯(水)が残っている場合には、非常用として利用することが可能(な機種が多い)ため、災害時の強い味方になります。
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