ディスポーザーとは?
ディスポーザーは、キッチンの排水口に取り付けて、生ゴミを粉々に砕いて流す家電です。ボタンひとつで生ゴミを処理できるので、暮らしをぐっと快適にしてくれます。
アメリカやヨーロッパでは、すでに家庭の標準装備になっています。
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ゴミのニオイが減る
生ゴミを即座に処理するので、臭いの発生を防ぎます
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コバエが出にくい
生ゴミを溜めないので、
害虫の発生を抑えます -
ゴミ出しの手間が減る
ゴミの量が減り、
ゴミ出しの回数も削減
法律で禁止されてるの?
いいえ。
法律で禁止されていません。
- 日本のどの法律にも「ディスポーザーを使ってはいけない」とは書かれていません。
- ディスポーザーは電気製品(PSE認証の対象)であり、法的には"台所設備の一部"として扱われます。
※ただし、一部の自治体では独自の条例やルールを定めています。
一部の市で禁止されている理由は?
次の5つの市では、条例でディスポーザーの使用が禁止されています
市区町村
禁止の根拠
備考
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札幌市
平成20年10月1日から下水道条例で禁止
公共下水道の詰まり 処理負荷を懸念
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所沢市
年代不明 (2000年代前半)
生ゴミ混入排水を懸念
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川越市
年代不明 (2000年代前半)
下水処理場の負荷を理由に制限
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国分寺市
年代不明
「排水処理システム付きのみ可」 との方針
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鎌倉市
昭和46年制定条例に基づき制限
市の要綱で単体型を原則禁止
- これらは2000年前後〜2010年代初期にかけて、「昔のディスポーザーが下水を詰まらせる」「処理場に負担をかける」という懸念があった時代に作られたルールです。
- 当時のディスポーザーは粉砕力が弱く、下水道設備も今ほど整っていなかったため、"環境を守るための予防的な禁止"が行われたのです。
現在のディスポーザーはどう違うの?
今のディスポーザーは、技術も環境もまったく違います。
※実際に、全国各地で実証実験が行われています。
実験データでわかる
安全性
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DATA01
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DATA02
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DATA03
※これらの実験はすべて、単体ディスポーザー(処理槽なしタイプ)を使用しています。
それでもトラブルは確認されていません。
では、東京23区ではどうなの?
東京23区は「条例による禁止」ではなく、下水道局の取扱要綱(行政ルール)で「単体ディスポーザーは推奨しない」としています。
でもそれは"お願い"レベルの話。
法的拘束力や罰則はありません。
実際、23区内でも多くの新築住宅・リフォーム物件でディスポーザーが採用されています。
ディスポーザーなら
もし条例に反して設置したら?
条例で明確に禁止している市(上記5市)で設置した場合
- 行政から「使用中止・撤去指導」を受ける
- 是正を求められる
といった行政指導レベルの対応がある場合があります。
ただし、刑罰や罰金はありません。
※それ以外の地域では罰則も届出義務もなしです。
現実的には、問題視されるケースはほとんどありません。
まとめ
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現時点で、ディスポーザーを法律で禁止する規定はありません
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条例で使用制限している自治体は5市のみで、いずれも行政指導レベルにとどまっています
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東京23区では、法的拘束力のない「推奨しない」という方針が示されています
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最新の実験では、処理場や下水管への悪影響は確認されていません
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現在のディスポーザーは粉砕性能が高く、環境性能も向上していると評価されています
あなたの家でも設置できる?
条例で禁止されていない地域なら、ほぼ問題なく設置可能です。
日本エスコでは、自治体ごとの状況を調べて無料で設置可否を診断しています。
最新技術と適切な設計で、
地球にも台所にもやさしい家電へと進化しています。