「お風呂から嫌な臭いがする…どうすれば治るんだろう?」
そうお悩みではありませんか?
お風呂から急に臭いがすると、どうすればいいかわからず困りますよね。
そこで今回は、お風呂から嫌な臭いがしたときの原因について徹底解説いたします!
基本的には掃除で解決できますが、どこを掃除すればいいのかも詳しく解説していきます。
また、給湯器を10年以上使用しているのであれば、掃除しても臭いが再発する可能性があります。ぜひ、給湯器の交換も選択肢に入れてください。
目次
お風呂からいやな臭いが!?その原因とは
お風呂は温度・湿度ともに高くなるためカビが生えやすい環境です。
しかし、お風呂は構造が複雑で細かい部分も多いことから掃除が行き届かずいやな臭いが発生しやすくなります。
そんなお風呂のいやな臭いを発する原因には以下のことが考えられます。
それぞれのお風呂のいやな原因について詳しく解説していきます。
追い焚き配管の汚れ
お風呂のいやな臭いの原因1つ目は、追い焚き配管の汚れです。
追い焚き配管は使用済みのお湯を使用するという機能上汚れがたまりやすく、定期的に掃除をしなければドブのような悪臭や硫黄のような臭いを発生させることがあります。
追い焚き配管の汚れは軽微な物であればジャバなどの市販の薬剤を使用することで除去することができますが、何年も放置したなど汚れがひどい場合には業者の力が必要になるでしょう。
床や壁にこびりついた皮脂や石鹸カス
お風呂のいやな臭いの原因2つ目は、床や壁にこびりついた皮脂や石鹸カスです。
お風呂では当然シャンプーやコンディショナー、ボディーソープなどを使用しますが、身体や頭髪を洗った際に皮脂や垢が混じった石鹸カスなどが壁や床に飛び散ります。
これらを入浴中にしっかりと洗い流せればいいのですが、残った皮脂や石鹸カスは時間の経過とともに酸化することでいやな臭いを発生させます。
酸化してしまうと除去するのが難しくなるため1日の最後にしっかりと洗い流すなど溜めないようにすべきです。
換気扇の汚れ
お風呂のいやな臭いの原因3つ目は、換気扇の汚れです。
お風呂の空気を入れ替える換気扇は湿気が溜まりやすく、特に窓のない浴室では換気扇にカビや汚れが発生しやすくなります。
お風呂がカビ臭いと感じた場合にはまず換気扇を疑った方がいいというくらいにたまりやすい箇所のため、定期的に確認することを心がけましょう。
お風呂が下水臭い場合は排水口のカビや汚れ
お風呂のいやな臭いの原因4つ目は、排水口のカビや汚れです。
排水口には皮脂や汗、髪の毛、石鹸、シャンプーなど様々なものが流れ込みます。
そして、一部が流れ切らずに残ってしまうことでカビや汚れを作り出し、ドブや硫黄のようないやな臭いを発生させます。
排水口はお風呂の中でも汚れがたまりやすい箇所のため、定期的にチェックし、汚れていれば掃除するようにしましょう。
お風呂の嫌な臭いは掃除で対策!臭いの原因を徹底除去
お風呂のいやな臭いは多くの場合、掃除をすることで除去することが可能です。
しかし、箇所や汚れに適した掃除をしなければ逆にカビや汚れを広げてしまうことになってしまいます。
以下で解説するお風呂の臭い対策を参考に自宅の臭いの原因にあった方法を取り入れてみましょう。
お風呂の臭い対策①:換気扇の掃除
お風呂の臭い対策1つ目は換気扇の掃除です。
換気扇は高い位置にあるため脚立などを準備してから行うようにしましょう。浴槽の縁に立って行うのは転倒の恐れもあり非常に危険です。また、換気扇は電子機器のためブレーカーを落としてから行う方がいいでしょう。
お風呂の換気扇掃除のポイントは以下の通りです。
- 化粧パネルをこまめにブラシなどで汚れを取るだけで大きく効果あり
- 化粧パネルに貼り付ける市販のフィルターを使用するのも手
- 月に1回程度化粧パネルを中性洗剤ですみずみまで洗う
- 定期的に化粧パネルを掃除していれば換気扇の内部は年1回程度の掃除で問題なし
- 換気扇は電子機器のため、水や洗剤を使用した掃除を行う場合には取扱説明書をしっかりと読み故障しないように注意する
お風呂の臭い対策②:床や壁の掃除
お風呂の臭い対策2つ目は床や壁の皮脂・石鹸カス・カビなどの掃除です。
お風呂の床や壁には皮脂や汗、カビなどさまざまな臭いの原因が存在しますが、汚れが軽いうちであれば中性洗剤などで除去することができます。日々の掃除は市販の浴室用洗剤で問題ありません。
しかし、臭いを放つまで放置された汚れや垢はその種類によって洗剤を使い分けなければ取り切ることができません。
- 石鹸カス、水垢などアルカリ性の汚れ…クエン酸など「酸性」の洗剤を使用
- シャンプー、酸化した皮脂や垢…重曹など「アルカリ性」の洗剤を使用
- ピンクぬめりや黒カビなど…除菌剤や防カビ剤などを使用
- 髪の毛やゴミなどの固形物…排水口に流さず取り除く
お風呂の臭い対策③:追い焚き配管の掃除
お風呂の臭い対策3つ目は追い焚き配管の掃除です。
追い焚き配管の掃除は半年に1回程度、定期的に行うことで追い焚き配管内の汚れを大幅に除去し、臭いをとることができます。
追い焚き配管の掃除は各メーカーが推奨している配管洗浄剤「ジャバ」がおすすめです。ジャバには1つ穴用と2つ穴用の2種類があるため、間違えないように自宅の風呂釜に合ったものを選んでください。
以下は一般的な追い焚き配管の掃除手順です。
- カバーを外す(配管口についているカバーを外し、カバーも別途ブラシなどで掃除する)
- 配管口の5cm程度上までお湯を張る(残り湯に使用もできるが、入浴剤を使用している場合はNG)
- 洗浄剤をお湯に溶かす
- 追い焚きをして洗浄剤を配管内に循環させ一定時間放置
- お湯を排水する
- 再度お湯を張り、追い焚きをしてきれいなお湯を配管内に循環させる
- 排水して終了
お風呂の臭い対策④:排水口の掃除
お風呂の臭い対策4つ目は排水口の掃除です。
排水口はシャンプーや皮脂などあらゆるものが流れてくるため、放置していた場合には汚れがこびりついてしまいいやな臭いの元になってしまいます。
しかし、初期の汚れであれば簡単に取り除くことができるため、ヘアキャッチャーの髪の毛やゴミなどは可能な限り毎日行いましょう。
排水口の掃除は週1回程度行うと強力な洗剤を使用しなくても簡単に掃除することができます。
以下は排水口の掃除手順です。
- ヘアキャッチャーのゴミを取り除く
- 洗剤を入れる(汚れがひどい場合には塩素系洗浄剤、軽い汚れの場合には重曹など)
- 洗剤をしっかりと洗い流すしながらブラシなどでこする
塩素系漂白剤は身体につくと肌が荒れてしまう可能性もあるため、使用する場合にはビニール手袋を使用するなど肌を守れるようにしましょう。
お風呂の臭い対策⑤:浴室乾燥機を設置
お風呂の臭い対策5つ目は浴室乾燥機を設置することです。
お風呂の臭いは高温多湿になりやすいお風呂の環境に起因しますが、浴室乾燥機を設置し入浴後に乾燥させることで湿度を下げカビの発生を防ぎやすくすることができます。
浴室乾燥機を設置するには大きな費用がかかりますが、特に窓のない浴室では非常に大きな力を発揮するためカビに悩んでいる場合には検討してみてはいかがでしょうか。
お風呂の臭い対策に洗剤を使う際の注意点
お風呂の臭い対策として効果的なのが掃除ですが、時には強力な洗剤が必要になります。
また、汚れの種類に合わせて酸性やアルカリ性、塩素系といった数種類の洗剤を使用しなければならない場合もあります。
強力な洗剤を使用する場合には使用方法をしっかりと読み、別の洗剤を同時に使用することのないようにしましょう。
使用方法を誤ると有毒なガスを発生させてしまうこともあります。注意して使用するようにしましょう。
どうしてもお風呂の臭いが取れない場合には業者に連絡
臭いの発生源を特定し掃除をしたとしても完全に臭いが取れないことも考えられます。
特に長期間放置してこびりついてしまった汚れや追い焚き配管内汚れなどは個人で汚れを取り切ることは難しく、そのような場合には専門業者の力を借りるのも一つの方法です。
業者では個人での使用が難しい高圧洗浄機やマイクロバブルを使用している業者もあります。
また、業者用の強力な洗浄剤を使用するため、個人では取り切ることができない汚れもしっかりと取ってくれます。
どうしても臭いが取れない場合はもちろんのこと、お風呂のいやな臭いを発生させないための定期的なメンテナンスとして業者の力を使ってみてはいかがでしょうか。
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お風呂の臭い まとめ
お風呂は湿気が溜まりやすく室温も高くなりやすいことからカビが好む環境になりやすいという特徴があります。
また、皮脂や石鹸カスといった汚れも溜まりやすいためお風呂はいやな臭いの温床になりやすい環境です。
しかし、定期的に適切な掃除を行うことでお風呂の臭いの大部分は抑えることができます。
この記事を参考に適切な掃除を行い、臭いを発生させないようにしましょう。
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