これって故障?給湯器のリモコンや本体の電源がつかないときの原因・解決方法まとめ

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給湯器のリモコン・液晶パネルの電源がつかないときの確認点は?

リモコンの電源を操作する

給湯器リモコンの電源を押下して電源がONになるか試してみます。
単にリモコンの電源を「切」の状態にしていたという事例もあるほどです。

給湯器本体のコンセントを一度抜いてリセットする

給湯器本体のコンセントプラグを抜き差した後、給湯器の運転可否を確かめます。
給湯器の試運転は、お湯の蛇口を捻って出湯する、またリモコンで自動湯はり操作を実施するなどで確認します。

しかし、給湯器のコンセントプラグを抜き差ししたいけれども給湯器の本体がどこにあるか分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

給湯器本体は、一般的に屋外設置型が普及しており、主に建造物の外壁沿いに設置されていますが、マンションタイプの建造物では共用スペース内などに設置されています。
戸建て住宅と集合住宅の給湯器設置場所は以下の通りです。

■戸建て住宅の場合
①キッチン付近の屋内
②建造物の外壁沿い

■集合住宅の場合(アパート・マンション)
①キッチン付近の屋内
②ベランダや玄関先外側の外壁
③玄関外側パイプシャフト内

ブレーカーを落としてみる

給湯器のコンセントに繋がっているブレーカーを落として再度「入」にし、給湯器の運転可否を確かめます。通常ブレーカーは室内に設置されています。

給湯器の試運転は、お湯の蛇口を捻って出湯する、またリモコンで自動湯はり操作を実施するなどで確認します。

給湯器のリモコンの電源がつかない原因・対処方法は?

リモコンの電源がOFFになっている

ご家族の誰かが給湯器リモコンの電源を切った(OFF)場合、給湯器の液晶画面には何も表示されず、お湯側の蛇口を捻っても出湯しない状況となります。

日頃からリモコンの電源を切らない方で、リモコンを節電モードに設定している場合、液晶画面は節電のため真っ暗ですが常に電源が「入」の状態であるため、出湯されるはずのお湯が出湯されないと、不具合かもしれないと思うことがあります。

■原因
夜間などお湯を使用しない時間帯に一時的に電源をOFFとしたことが考えられます。
■対処法
給湯器のリモコンの電源をONにする。

給湯器本体のコンセントが抜けている

給湯器本体のコンセントは、一般的に屋外に設置されていることが多く、電源プラグが抜けていることに気が付きにくい環境です。

電源プラグが抜けている原因は以下のように幾つか考えられます。

■原因①
抜け止め型コンセントにプラグをねじらずに単に差し込んだままの状態だった。
■対処法
コンセントに抜け止め型が使用されている場合は、電源プラグを差し込んだ後にねじってプラグをロックすることで抜け止めを防止します。

■原因②
誰かのいたずらによる電源プラグの抜き取り。
■対処法
カバーとカギ付きのコンセントへ交換する。

ブレーカーが落ちている

給湯器の電源プラグを差し込んでいるコンセントは、ブレーカーがOFFの状態では電流が流れず、給湯器が作動しません。

■原因
過電流や漏電による遮断などが考えられます。
■対処法
ブレーカーをONにします。
※通常ブレーカーは室内に設置されています。

落雷による影響

一時的に過電流が流れて停止する、また給湯器内部が損傷し、リモコン電源がONとならないことが考えられます。

■原因①
過電流が流れたことによって給湯器内部の漏電安全装置が作動して、電源がつかない。
■対処法
安全装置が作動した場合は、下記2通りのリセット方法により復旧させます。

給湯器本体のリセット
給湯器の電源プラグをコンセントから抜き、10秒ほど経過した後にコンセントに差し込みます。
給湯器リモコンのリセット
リモコンの電源をOFFにして、再びON操作を実施します。

■原因②
落雷による給湯器内部の電装基盤の損傷。
■対処法
給湯器内部の電装基盤の交換。

給湯器のリモコン本体、または給湯器本体側からリモコンコードが抜け落ちている

給湯器のリモコンは、給湯器本体とリモコンコードで繋がっており、リモコンコードが抜け落ちると、リモコンの電源が入りません。

■原因
経年によるネジの緩みや地震の揺れによるもの。
■対処法
台所リモコンや浴室リモコンなど2台以上のリモコンを設置しているご家庭の場合は、全てのリモコン電源の状態を確認することで、どのリモコンコードが抜け落ちているのか判別することが可能です。

※ご自身で確認できる範囲は、給湯器本体側の接続状態のみです。室内側の接続状態は業者による点検を依頼しましょう。また給湯器本体側の抜け落ちが確認できた場合でも安全上、ご自身での接続は行わず業者に依頼することを強くおすすめします。

リモコンコードの断線や端子の腐食による絶縁

リモコンコードが途中のどこかで断線している、または、給湯器本体側の端子接続部分の腐食による絶縁により、リモコンの電源がつかない状態が発生します。

■原因
経年劣化による腐食や地震などによる断線が考えられます。
■対処法
台所リモコンや浴室リモコンなど2台以上のリモコンを設置しているご家庭の場合は、全てのリモコン電源の状態を確認することで、どのリモコンコードが絶縁状態なのか判別することが可能です。

※ご自身で確認できる範囲は、リモコンの絶縁状態を確認することのみです。修復作業については、安全上の理由ならびに専門知識を伴うため、業者に依頼して下さい。

リモコン本体の基盤故障

長年のリモコン使用による基盤の故障などで、電源がつかなくなる場合があります。

■原因
リモコンの基盤スイッチの故障(経年劣化)や基盤内のショートが考えられます。
■対処法
リモコン基盤一式の交換またはリモコン本体の交換

リモコン本体の交換を検討する際の注意!
リモコンは給湯器に対して適合するものを選ぶ必要があります。
今お使いの給湯器に対して適合するリモコンの型番を確認しておくことが大切です。

万が一リモコンだけ新しく買い替えても、給湯器の機種に対応していなければ全く使用できません。
たとえ、給湯器と同一メーカーのリモコンを選んだとしても給湯器に適合しない場合が多々あります。

給湯器の液晶パネルの電源がつかない原因・対処方法は?

リモコン表示を節電モード(セーブモード)に設定されている

給湯器リモコンの液晶画面の表示が消えている場合は、節電モード(セーフモード)に設定されている可能性があります。

節電モードとは、消費電力を抑えるためお湯を使用しない状態で一定の時間が経過すると、自動的に液晶表示をOFFにする機能です。

■原因
リモコン表示を節電モードに設定している
■対処法
リモコンスイッチを押下する、または給湯を使用することで再び表示されます。

リモコンの電源をOFFにした

給湯を使用中に他の場所で誰かがリモコンの電源をOFFにした場合、全てのリモコンの液晶画面
がOFFとなります。この場合、お湯が急に水に変わるため直ぐに異変に気がつきます。

■原因
ご自身以外の誰かが他の場所のリモコンの電源をOFFにしたこと。
■対処法
家族間の運用の問題となりますので、予め決められた対処法はありません。
夜間の就寝時のみリモコンの電源をOFFにするなど、ご家族間でルールを決めておくと一つの対策となります。

運転ランプはついているが液晶画面が表示されない

現在お使いのリモコンの運転ランプは点灯しているが液晶画面が真っ暗な場合、お湯は出るが液晶画面だけが消えている状態です。

給湯器やリモコンの故障または配線の不具合が考えられるため、下記2通りのリセット方法により復旧を試してみて下さい。

給湯器本体のリセット
給湯器の電源プラグをコンセントから抜き、10秒ほど経過した後にコンセントに差し込みます。
給湯器リモコンのリセット
リモコンの電源をOFFにして、再びON操作を実施します。

上記リセット操作を実施しても復旧しない場合は以下の原因が疑われます。

■原因①
給湯器側の電装基盤故障
■対処法
電装基盤の交換

■原因②
リモコン基盤故障
■対処法
リモコン基盤の交換、またはリモコン本体の交換

■原因③
リモコン配線異常
■対処法
リモコン配線の交換

ご家庭にリモコンが2台以上設置されている場合は、全てのリモコンの状態を確認し、一方だけ液晶画面が表示されない場合は、そのリモコンだけの問題であると絞り込むことができます。

給湯器本体の電源がつかないとき

ガスメーターでガスの供給が遮断されている

ガスメーター液晶画面に「ガス止め」の表示が確認できる、またはガスメーター上部の赤色のランプが点滅している場合は、ガスメーターがガスの流れを自動的に遮断している状態です。

■原因
長時間に渡るガスの使用などが考えられます。
■対処法
ガスメーターは主にプロパンガスで使用されている液晶画面付きタイプと、主に都市ガスで使用されて
いるランプ付きタイプの2タイプがあり、液晶画面上やランプの点滅でガスの流れを自動遮断したこと
をお知らせします。

各ガスメーターは以下の方法で復旧させます。

液晶画面付きガスメーター
ガスメーターが自動遮断した場合、液晶表示のあるガスメーターでは中央部付近に「ガス止」の表
示、また合わせて原因をお知らせするアルファベットを組み合わせて表示します。

<ガスメーターによるガス遮断時のメーター表示例>

表示内容

原因

「A」「C」 ガス止

長時間に渡りガスが流れ続けた

「B」「C」 ガス止

震度5相当以上の地震を感知


<復旧方法>
①全てのガス栓を閉めます。
②ガスメーターの復帰ボタンを数秒間(約2秒程度)押下します。
③指を離して約1分程度待ちます。
④液晶画面表示が消去された後に元通りにガスが使えます。

ランプ付きガスメーター
ガスメーターが自動遮断した場合、メーター上部の赤ランプが点滅(警報表示)し、点滅パターンや点滅間隔で遮断理由をお知らせします。

<復旧方法>
①全てのガス栓を閉めます。
②ガスメーターの復帰ボタンのキャップを外します
③復帰ボタンを押下します。
④指を離して数分程度待ちます。
⑤赤ランプの点滅が消えた後に元通りにガスが使えます。

ガス栓が閉栓されている

給湯器にガスを供給する途中のガス栓が閉栓されているとガスが供給されず、給湯器が作動しません。

■原因
いたずらによる閉栓や長期間の不使用でガス会社が閉栓したことが考えられます。
■対処法
閉栓されているガス栓を開栓します。
ガス栓の設置場所は、全てのご家庭で同じ位置に接続されているとは限りませんが、通常は下記
に示した位置にガス栓が接続されています。

■給湯器のガス配管側
■ガスメーター周辺
■ガスボンベ周辺(プロパンガス利用のみ)

ガス切れを起こしている(プロパンガスのみ)

プロパンガスを利用している場合のみ稀に発生する事象です。
ガス切れによってガスの供給が途絶えると、給湯器が作動しません。

■原因
世帯人数の増加などで通常より多くのガスを使用した場合にガス容器の交換時期より前にガス切れを起こすことが考えられます。

■対処法
プロパンガス業者へ点検を依頼します。

給湯器を作動させる水圧が不足している

給湯器は安全上、一定以上の水量がないと着火しない構造となっています。一定以上の水量を得るためには、各給湯器における最低作動水圧以上の水圧が必要となります。

■原因
使用する蛇口の絞りすぎによる低水圧。
■対処法
給湯器が作動する(最低作動水圧以上の水圧を得る)まで蛇口を開く。

給湯器給水元栓が閉止されている

給水元栓が閉止されていると、給湯器に十分な水圧がかかっていないため作動しません。

■原因
給湯器の給水元栓が閉栓されている、または十分に開栓されていないことが考えられます。
■対処法
給湯器の給水元栓を全開にします。

給湯器本体のストレーナに異物の詰まりがある

給湯器本体の給水側上部の水抜き栓フィルター(ストレーナ)の網目に詰まりがあると水圧が弱くなり給湯器が作動しない場合があります。

■原因
配管の錆などが剥離した異物の詰まり。
■対処法
ストレーナを水洗いして異物を取り除きます。

給水配管が凍結している

給水配管内の水の流れが止まると給湯器が作動しません。

■原因
冬場の配管凍結(主に外気温が0℃以下となる気象状況下)
■対処法
自然解凍で復旧を待ちます。
配管の破損を未然防止するために自然解凍が基本ですが、急ぎの場合は、配管上にタオルをかけて30~40℃のぬるま湯をかける、またはドライヤーの熱で温めて解凍する方法があります。

落雷や台風など自然災害によって安全装置が起動している

給湯器内部には、過電流が流れる、または途中失火した場合など、安全上のために安全装置が作動して給湯器を停止させることがあります。

■原因
落雷による過電流が一時的に流れた、または悪天候によって水や風、湿気の混入で火が失火したことなどが考えられます。
■対処法
安全装置が作動した場合は、下記2通りのリセット方法により復旧させます。

給湯器本体のリセット
給湯器の電源プラグをコンセントから抜き、10秒ほど経過した後にコンセントに差し込みます。
給湯器リモコンのリセット
リモコンの電源をOFFにして、再びON操作を実施します。

ブレーカーが落ちている

原因と対処は、章:給湯器のリモコンの電源がつかない原因・対処方法は?「ブレーカーが落ちている」を参照して下さい。

給湯器本体のコンセントが抜けている

原因と対処は、章:給湯器のリモコンの電源がつかない原因・対処方法は?「ブレーカーが落ちている」を参照して下さい。

エラーコードが表示されている

エラーコードとは、給湯器に何らかの不具合が生じた場合に給湯器のリモコン側で原因や場所をお知らせするコード(数字または数字とアルファベットの組み合わせ)です。
エラーコードがリモコン上に点滅表示された場合、給湯器が停止します。

■原因
給湯器本体の故障やガスの供給遮断など原因は多岐に渡ります。
■対処法
給湯器の取扱説明書に記載されているエラーコードと照合、または給湯器メーカーのホームページのQ&Aなどでエラーコードを入力して内容を確認し、個々の対処法に従い対応します。

エラーコードの内容を照合した後に給湯器内部部品の故障の可能性が疑われるなど、ご自身で対応ができない場合は、業者に点検を依頼します。

コンセントから電流が流れていない

給湯器は電気的制御をおこなっているため、電流が流れないと給湯器が作動しません。

■原因
コンセント本体の故障や電線の外れが考えられます。
■対処法
業者に点検を依頼して下さい。

給湯器内部部品の故障

給湯器は、給湯器内部を構成している部品の経年劣化による故障によって作動しない場合があります。

リンナイやノーリツなどの各ガス機器メーカーでは、給湯器の寿命時期を明確に示していませんが、製造から10年を経過した製品については、部品の劣化や摩耗が進み故障する可能性が高なり、長年お使いになればなるほど給湯器の不作動は避けられない現象です。

また、給湯器の製造終了から約10年間はメーカー側で部品を保有していますが、それ以上の期間が経過すると部品の保有がない場合は修理不能となり、その段階で新しい給湯器への交換を余儀なくされます。

消費者からみた給湯器の寿命は、部品交換が不可能となった時点であり、その時期はご家庭によってバラバラです。

■原因
給湯器内部部品の劣化など
■対処法
業者に点検を依頼して下さい。

給湯器の修理・交換にかかる時間や費用は?

給湯器の修理はどこに電話をすればいい?

給湯器が故障した場合の点検や修理、交換の依頼先は、「給湯器メーカー」「ガス会社」「給湯器専門業者」の3つのタイプの業者に分かれます。

それぞれの連絡先は、以下のケースによって使い分けるとスムーズな対応が可能です。
但し、アパートやマンションなどの賃貸住宅にお住まいの方は、給湯器の持ち主は物件の管理人であるため、必ず大家さんや管理会社への連絡が必要です。

■点検を含めて修理を希望する場合
依頼先:給湯器メーカー

例1 給湯器から水漏れが確認され、点検と修理を希望したい
例2 給湯器を購入して間もなく故障したため、保証期間内での修理を希望したい

■点検を含めて修理と交換の両方を検討したい場合
依頼先:ガス会社

例1 給湯器からガス臭いにおいがするため、点検後に修理と交換費用を比べて決定したい
例2 ガスのことなので、取り敢えずガス会社に見てもらってからその後のことは考えたい

■最初から給湯器の交換を希望する場合
依頼先:給湯器専門業者

例1 買い替えを検討していたタイミングで給湯器が故障した
例2 給湯器が突然原因不明の不作動となり、修理しても今の給湯器を使用したくない
例3 修理するよりも交換が安いと分かる場合

また上記に関連して、給湯器は高額商品であることからも、誠実で安心感があり、価格が安い、そして即日対応してくれるなど、消費者にとってメリットが多い業者を選びたいものです。

給湯器は日常生活に欠かせないガス機器であり、使えない不便さはやがてストレスに発展することも。
そんなストレスを抱えないためにも、まずは迅速に対応してもらえるプロの業者に相談してみましょう。

業者に電話をした際に、聞かれる項目は?

給湯器が不作動となり、ガス会社や給湯器専門業者に連絡をした際に以下の内容について聞き取りが行われるため予め準備しておくとスムーズです。

■給湯器修理の場合

①現在の給湯器の製品名
②給湯器の購入日
③修理希望日
④給湯器の症状(可能な限り詳しく)
⑤現在のリモコンの製品名およびエラーコード

■給湯器交換の場合

①お住まいの建物形態(戸建て・マンションなど)
②現在の給湯器の製品名
ガス給湯器の本体に貼られているラベルや取扱説明書に記載されています。
③ガスの種類(都市ガスまたはプロパンガス)
④給湯器の症状(可能な限り詳しく)
⑤交換する希望商品
⑥訪問日(現地調査)
業者によっては、現地の設置状況の写真を事前に送ることで、現地調査なしに見積もりを出して
  もらえる場合があり、早く対応してもらえるケースがあります。
⑦交換希望日
⑧支払い方法

修理すべき?それとも交換すべき?

故障した給湯器を修理するのか、または交換するのか漠然と考えると悩ましい問題です。
給湯器の修理または交換は、給湯器設置後の経過年数を指標として判断することが一般的です。

修理の目安

修理をおこなうと当然ながら正常な状態に戻りますが、使用年数によって他の部品の劣化が原因で再度故障する場合もあるため、「使用年数」と「保証期間」で修理を実施する一つの指標とします。

①購入から6年以内の給湯器

給湯器は1度設置したあと、一般的に10年以上は使用可能なガス機器です。
そのため、6年程度で1度故障した場合でも、その先長く使用できる可能性が高いため修理がおすすめです。

但し、修理代金が高額となる場合は、新しい給湯器を購入した方が安くなる場合があるため、金額を比較することも大切です。

②7年~10年を経過した無償修理保証期間内の給湯器

この場合は、給湯器メーカーや設置業者の有償による無償保証契約を既に結んでいる消費者の方が対象となり、無償保証期間内であれば修理がおすすめです。

保証期間外でも修理という選択肢はありますが、当該箇所の修理をおこなったとしても別の部品の経年劣化で再び故障するリスクを含んでいます。

また、設置から10年程度お使いの給湯器は、部品の保有期間が過ぎている場合があり、その場合は必然と修理不可となります。

総合的な観点から、設置から約10年を経過した給湯器は交換も検討しておくとよいでしょう。

交換の目安

「使用年数」と「費用」で交換を実施する一つの指標とします。

①交換費用が安い

修理費用よりも交換費用が安い場合、または修理費用より高いがそれほどの金額差がない場合は、今後の故障リスクを踏まえて交換がおすすめです。

②7年~10年を経過した給湯器

上記修理で触れましたが、当該箇所の修理をおこなったとしても別の部品の経年劣化で再び故障するリスクが高く、修理の度に費用が積み重なります。また、経年劣化によるガス漏れや不完全燃焼などの危険性も高まります。

そのため、7年~10年を経過した給湯器は安全のためにも交換がおすすめです。

修理の平均費用は?

修理する場合の一般的な修理費用は、「無償修理」と「有償修理」の2通りに分けられます。

①無償修理
給湯器メーカー各社は、購入から1年~3年間(延長保証含む)の無償保証期間を設けています。
また事前に保証料をお支払いし、無償保証期間を更に延長している可能性があるため、無償保証が適用できるか今一度お手元の保証書を確認しておくことが大切です。

②有償修理
有償修理は、無償保証期間が過ぎている場合や、無償保証期間内でも給湯器の分解をご自身でおこなった、または故意による損傷を与えて修理が必要となった場合が該当します。

修理費用にかかる項目は、一般的に下記の項目で構成されています。
■修理を実施した場合
部品代+技術料+出張費
■故障診断のみで修理を実施しなかった場合
故障診断料+出張費

参考までに部品別に修理した場合の概ねの相場をお伝えしておきます。
下記の相場はあくまでも相場であり、故障の状況やお住まいの地域によっては相場が異なります。

<制御部品別 費用相場>※あくまでも目安です。

修理箇所

項目別

一般的な費用相場

電装系

部品代 2,000円~30,000円程度

技術料3,000円~12,000円程度

出張費 2,000円~3,000円程度

7,000~45,000円程度

安全装置

部品代 2,000円~20,000円程度 

技術料3,000円~15,000円程度

出張費 2,000円~3,000円程度

7,000~38,000円程度

水量制御系

部品代  200円~20,000円程度

技術料5,000円~15,000円程度

出張費 2,000円~3,000円程度

9,500~38,000円程度

燃焼系

部品代 7,000円~25,000円程度

技術料5,000円~15,000円程度

出張費 2,000円~3,000円程度

14,000~43,000円程度

 

修理にかかる時間は?

修理点検から修理完了までに要する時間は、修理部品の在庫状況や修理箇所によって変動します。最短で1日、日数がかかる場合は3~4日程度みておくとよいでしょう。

修理のイメージを掴みやすくするために、参考として修理実例をご紹介します。

修理実例 給湯器水量サーボの修理(症状:給湯器が点火しない)

■原因と修理
老朽化した配管からのサビなどの異物が、給水接続口のストレーナや給湯器内部の水量サーボ部品内部に入り込み、詰まりが発生している状況を確認。ストレーナと水量サーボの掃除で作業完了。
■点検~作業完了までの時間:約2時間程度

交換の平均費用は?

まず交換費用にかかる項目は、一般的に下記の項目で構成されています。
商品代+標準工事費+標準工事費以外の工事費

各項目の詳細は以下の通りです。

①商品代
  給湯器本体+リモコン本体にかかる金額です。

②標準工事費
給湯器の交換工事にかかる費用であり、以下の項目が標準工事の内容として挙げられます。

項目

内容

機器撤去処分費

現在お使いの給湯器の撤去作業と機器処分費用

機器設置工事費

交換機器を設置する費用

配管接続費

給湯器本体と接続するガス・給湯・給水配管の接続費用

保温復旧費

配管の凍結を防ぐ保温材の取り付け費用

試運転調整費

給湯器やリモコンの試運転にかかる費用


③標準工事費以外の工事費
上記標準工事にかかる項目以外の工事費用で、以下の項目が標準工事以外の内容として挙げられます。

項目

内容

搬入費・足場設置費

高層階での設置作業にかかる費用

壁貫通工事費

おいだき配管を浴槽へ通すための壁の貫通工事にかかる費用

配管・雑資材費

配管やガス栓などの資材交換にかかる費用

電源コンセント増設費

給湯器電源コンセントの位置変更や設置にかかる費用

オプション追加費

配管カバーや排気カバーなどの設置にかかる費用


給湯器の交換費用は、設置する給湯器の種類や設置周辺の環境、使用部材などによって大きく異なります。

<交換費用相場>※あくまで目安です。

給湯器

商品代

(本体+リモコン)

標準工事費

標準工事費以外

の工事費※3

費用相場

16号

給湯※1

53,000~105,000円

38,000~80,000円

10,000~

30,000円

 

別途足場が必要となる場合はプラス50,000円以上

91,000~185,000円

16号

ふろ※2

110,000~150,000円

158,000~240,000円

20号

給湯※1

68,000~110,000円

106,000~190,000円

20号

ふろ※2

130,000~

160,000円

178,000~250,000円

24号

給湯※1

78,000~110,000円

116,000~190,000円

24号

ふろ※2

150,000~

170,000円

198,000~260,000円


※1) お湯のみ出湯するタイプの給湯専用給湯器
※2)自動湯はりやおいだきのできるタイプのふろ給湯器(オート・フルオート)
※3) 設置に際して必要に応じて想定される工事費

交換にかかる時間は?

給湯器の交換は、給湯器本体とリモコンの在庫がある限り、概ね半日から当日中に完了します。業者に在庫がない場合は、メーカー受注生産後の交換となるため、時期にもよりますが1週間程度はかかるとみておきましょう。

また、12月以降の冬季シーズンは、給湯器の需要が増加傾向にあり、機種によっては欠品している場合があります。その場合は、交換までに2~3週間程度かかる場合があります。特に年末年始はメーカーの稼働が正月明けとなるため、注意が必要です。

交換のイメージを掴みやすくするために、参考として交換実例をご紹介します。

交換実例 従来機(給湯専用給湯器)同士の交換(リモコン含む)

■交換作業完了までの時間:約2時間~3時間程度
給湯器とリモコンの交換に伴い、通常は機器の交換作業のみで終了しますが、給湯器のサイズによっては、ガス配管と給水給湯配管の位置の修正が発生します。