エコジョーズとは?デメリットとメリット、向いているのはどんな人?

「エコジョーズって何?」
「エコジョーズにした方が本当にお得なのかな…」

エコジョーズは近年急速に普及している、新しい給湯器です。月々のガス代が安くなることから注目を浴びています。

しかし、導入して後悔している人もいます。決して安い買い物ではありませんから、しっかり知識を身に着けておきたいですよね。

そこで今回は、エコジョーズとは一体何か・メリットデメリットについて徹底解説いたします!

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ガス給湯器のひとつ「エコジョーズ」とは?

従来型給湯器とエコジョーズ給湯器の違い

エコジョーズとは、少ないガスの量で効率よくお湯を沸かせる、最新型の給湯器です。

■エコジョーズの3つの特徴!
①高効率 ②コスト削減 ③エコ

エコジョーズは、無駄になっていた「熱」を再利用してお湯を沸かしています。

排気熱の再利用で給湯熱効率最大約95%UP

ポイント

従来よりも少ないガスの量で従来型給湯器と同じ湯量のお湯が沸かせる!


これまで余った余熱約200℃分を排気と共に捨てていましたが、そのうちの約150℃分を再利用してお湯を沸かすので、ガスを無駄なく利用できるのがエコジョーズの特徴の一つです。
ガスを無駄なく利用できるエコジョーズの仕組みまた、ふろのおいだき側にも二次熱交換器を搭載している機種では、給湯のみならずおいだきも熱効率が高く、ガスを無駄なく利用することができます。

ガス消費量のムダを約9~15%削減で経済的

ポイント

ガス消費量の削減はランニングコストの削減に繋がる!


熱効率がUPするとガスの消費量が少なくなり、結果として毎月のガス代が安くなることが期待できます。

さらに機種によってはお湯を使っていない間の待機時消費電力も従来の約1/5まで低減してくれます。

エコジョーズの電気代

CO2排出量約15%削減で地球環境に優しい

ポイント

地球温暖化抑制対応もエコジョーズならでは!


エコジョーズは、地球温暖化の一因となっているCO2排出量も従来型給湯器に比べて、約15%~16%削減しています。

この削減量は、杉の木20本が1年間に吸収するCO2と同じ量だそうです。まさにエコ上手と言えるでしょう!

エコジョーズの環境性

エコジョーズのデメリット4つ

従来型給湯器と比べてデメリットが多いことも事実!

冒頭でも少し触れましたが、デメリットによってエコジョーズの恩恵を全ての方が受けられる訳ではないのです。

デメリット1 従来型よりもエコジョーズ本体と工事費用が高い

ポイント

エコジョーズは本体価格が高い+工事費用にドレン排水の設備費用が追加でかかる!


エコジョーズは、従来給湯器の+4~5万円設置費用がかかります。

【ガスふろ給湯器 20号オート】 給湯器本体+リモコン+工事費用の差

従来型給湯器 エコジョーズ
価格:117,480円(税込)
<価格内訳>
本体:リンナイRUF-A2005SAW(B)
リモコン:MBC-120V
工事費:取り付け・出張費等 全て
価格:157,300円(税込)
<価格内訳>
本体:リンナイ RUF-E2007SAW
リモコン:MBC-240V
工事費:取り付け・ドレン・出張費等 全て
差額:39,820円(税込)

※下表は全てミズテック販売価格です。

【ガスふろ給湯器 24号フルオート】 給湯器本体+リモコン+工事費用の差

従来型給湯器 エコジョーズ
価格:163,350円(税込)
<価格内訳>
本体:リンナイRUF-A2405AW(B)
リモコン:MBC-155V
工事費:取り付け・出張費等 全て
価格:187,550円(税込)
<価格内訳>
本体:リンナイ RUF-E2406AW
リモコン:MBC-240V
工事費:取り付け・ドレン・出張費等 全て
差額:24,200円(税込)

※下表は全てミズテック販売価格です。

価格差は比較する機種によって、また業者の販売価格によって増減はあるものの、一般的にはエコジョーズが高い傾向にあります。

デメリット2 ドレン排水する設備工事が必要

ポイント

エコジョーズ特有のドレン水は処理に排水設備が必要!

 

エコジョーズの設置には、給湯器本体の設置に付随してドレン排水の設備を整える必要があるため、時間も費用もかかります。

ドレン排水工事費用は概ね5,000~10,000円が相場です。
但し、集合住宅のPS内設置の場合で、特殊な排水工事が必要となる場合は、ドレン排水工事費用として20,000~30,000円程度の費用がかかります。

駆けつけ隊
駆けつけ隊
排水設備には、汚水系統と雨水系統の排水設備があり、排水方法は各自治体の定めに従って対応する必要があります!

ドレン排水はそのまま流せないため、エコジョーズを設置するのであれば必須の設備です。

見積もりの際は、この費用も踏まえて総額を考える必要があります。

デメリット3 ガス消費量の少ない世帯はエコジョーズの恩恵を受けにくい

ポイント

一般的に給湯頻度が低いご家庭や単身世帯には不向き!

 

一人暮らし・あまりお湯を使わない二人暮らし世帯であれば、思っているほどランニングコストは安くなりません。

エコジョーズは、給湯頻度が高ければそれだけ削減できるコストが大きくなります。

逆に1人暮らしであると、ランニングコストがそこまで安くなりません。そのため結局のところ、従来型の給湯器を買った方が安いです。

【単身世帯の給湯器とエコジョーズの所要費用の比較表】

従来型給湯器の本体費用 エコジョーズの本体費用
価格:117,480円(税込) 価格:157,300円(税込)
+
【単身世帯】ランニングコスト 【単身世帯】ランニングコスト(9%削減)
【10年コスト】約3,021×12ヶ月×10年=362,520円 【10年コスト】約2,749×12ヶ月×10年=約329,880円
※月間コストは【総務省2020年 家計調査 / 家計収支編 総世帯 詳細結果表】より準用
=
従来型給湯器+10年間のコスト
117,480円+362,520円=480,000円
エコジョーズ+10年間のコスト
157,300円+329,880円=約487,180円
10年後を見据えたコスト差は7,180円でエコジョーズが高い!

 

消費量が少なければ少ないほど、節約できるはずのエコジョーズでも、結果的にコスト回収できない可能性があるのです。

デメリット4 10年に1度 エコジョーズ特有の部品「中和器」の交換が必要

ポイント

中和器は寿命10年!

中和器の寿命は10年です。故障を放置していると臭いや故障の原因になるため、交換が必要です。

中和器とは、エコジョーズタイプの給湯器に搭載されている部品で、酸性のドレン水を炭酸カルシウムで中和して機外に排出する役割を担っています。

中和器は、一般的に給湯器が約10年相当までの運転に対して中和機能が有効であるとされていますが、10年を超えると中和器機能が果たせず(炭酸カルシウムが減少)、交換を余儀なくされてしまいます。

参考 中和器の交換費用

項目 費用
概算費用合計 12,000~25,000円
部品代 3,000~8,000円
技術料 7,000~15,000円
出張費 2,000~3,000円

エコジョーズのメリット2つ

先にエコジョーズのデメリットをご紹介しましたが、デメリットで挙げたガスの消費量が少⇒多に変われば節約のメリットが得られるのでデメリットがメリットに!

また地球環境に優しいので将来に向けた地球環境にも貢献できるのです。

メリット1 たくさんガスを使えば使うほど、削減できる費用が大きくなる

ポイント

4人家族では10年間で約16,340円ものガス代の削減が可能!


エコジョーズは、給湯頻度が高ければそれだけ削減できるコストが大きくなります。

メリットが大きくなる方程式
給湯頻度が高い⇒世帯人数が多い=1日に何度もお風呂に入る=床暖房も使っている
このような家庭環境の場合は、10年を待たずして十分なコスト回収が可能でしょう!

【ガスふろ給湯器 20号オート】

従来型給湯器の本体費用 エコジョーズの本体費用
価格:117,480円(税込) 価格:157,300円(税込)
+
【4人世帯】のランニングコスト 【4人世帯】ランニングコスト(9%削減)
【10年コスト】約3,021×12ヶ月×10年=624,240円 【10年コスト】約4,734円×12ヶ月×10年=約568,080円
※月間コストは【総務省2020年 家計調査 / 家計収支編 総世帯 詳細結果表】より準用
=
従来型給湯器+10年間のコスト
117,480円+624,240円=741,720円
エコジョーズ+10年間のコスト
157,300円+568,080円=約725,380円
10年後を見据えたコスト差は16,340円でエコジョーズ安い!


消費量が多くなればなるほどコスト回収が早くなり、結果お得にエコジューズを使うことができるのです。

メリット2 二酸化炭素の排出量が減らせる

ポイント

エコジューズはCO2排出量約15%削減で地球環境に優しい


従来型給湯器と比較してCO2排出量が軽減されるので、これからの地球環境を守る上でもエコジョーズは暮らしになくてはならない存在となるでしょう!

エコジョーズの設置が向いている家庭の特徴3つ

最後に、エコジョーズの設置が向いているご家庭の特徴を上げます。

お湯を使う量が多い

ご家族が多い、日々の生活においてお湯を使うシーンが多いなどご家庭は一日に使用するお湯の量も多くなります。そんな中、お湯切れを起こしたり、ぬるいお湯になったりしたら大変不便です。

エコジョーズはエコキュートのような貯湯式ではありませんので、お湯切れなどの心配はいりません。

また、お湯を使う量が多ければ多いほど、ランニングコストのメリットも大きくなります。

設置場所に融通がきく

エコジョーズは従来型にはないドレン水の排出が必要です。

排水の対応が必要な設置場所しかなければ大きなデメリットになってしまいますが、逆にしっかり対応可能な場所があるご家庭ならば、エコジョーズのメリットのみを享受できます。

また、臭いや音が気になる恐れもない場所を選べるなら、さらに良しです。

床暖房(ガス)を使う

エコジョーズ×床暖房の組み合わせは相性がいいです。

熱効率の良いエコジョーズなら、ガス代を抑えながら床を暖められます。エアコンの稼働も減らせるので、電気代までお得になることも。

エコキュートとエコジョーズだとどちらがいい?

エコキュートとエコジョーズ、おすすめなご家庭をまとめてみました。

基本的にエコキュートは初期費用がかなり高くなります。そのため初期費用を出せるのであれば、エコキュートをおすすめいたします。

初期費用を抑えておきたい・かなり大人数のご家庭であれば、エコジョーズをおすすめいたします。

>>エコキュートとエコジョーズの違いを徹底解説

○エコキュートがおすすめな家庭

  • 初期費用は多く出せるので、ランニングコスト(月々の光熱費)を安くしたい方
  • 災害時に備えたい方
  • 貯湯タンクを設置する十分なスペースがある方
  • シャワーだけで済ますことが多い方
  • IH調理器具を使っている方
  • オール電化の家に住んでいる方

○エコジョーズがおすすめな家庭

  • 初期費用を抑えたい方
  • 貯湯タンクを設置する十分なスペースがない方
  • 大人数で暮らしている方
  • 毎日湯船につかる方
  • 1日に何度もシャワーを浴びる方
  • 洗面所やキッチンでお湯を使う機会が多い方
  • ガスコンロを使っている方

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エコジョーズとは? まとめ

ここまでエコジョーズとは何か、まとめてきましたがいかがでしたか?

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