【2024年版】給湯器の補助金事業|補助額や対象機器、対象住宅を紹介

給湯器の購入・交換にかかる費用を安くするなら、住宅省エネ2024キャンペーンの補助金事業を利用しましょう。
この記事では、給湯器の導入に利用できる補助金事業について紹介します。
給湯器の補助金事業は、マイホームを所有する方から賃貸を経営するオーナーも対象になります。
補助金で受け取れる金額や対象機器についてお伝えするので、ぜひ最後までご覧ください。

 

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2024年給湯器の補助金事業|目的と概要

2024年に公表された給湯器の補助金事業には「給湯省エネ2024事業」と「賃貸集合給湯省エネ2024事業」があります
給湯省エネ2024事業は、マイホームを持つ方や家を購入する方が利用できる補助金事業です。
一方で、賃貸集合給湯省エネ2024事業は、アパートやマンションを経営するオーナーさん向けの補助金事業となっています。

ここでは「給湯省エネ2024事業」と「賃貸集合給湯省エネ2024事業」の概要や、国の定める目的を紹介します。

給湯省エネ2024事業について

給湯省エネ2024事業の目的は、高効率給湯器の導入を促し、2030年に向けてエネルギー需給の見通しを達成することです。予算額は580億円を上限としており、そのうち40億円は既存の電気温水器や、蓄熱暖房機の撤去に対する補助額に充てる予定となっています。

給湯省エネ2024事業を利用できる対象者・対象住宅や申請期間は、次のとおりです。

対象者

  • 住宅の建築主
  • 住宅購入者
  • 工事発注者

対象住宅

  • 新築注文住宅
  • 新築分譲住宅
  • 中古住宅

交付申請期間

2024年3月中旬〜2024年12月31日まで
(※予算額に達した時点で終了)

 

給湯省エネ2024事業は、給湯器の購入だけでなくリースでの導入にも利用可能です。交付申請の開始は「2024年3月中旬以降」を予定としており、給湯省エネ2024事業の公式サイトにて受付が開始されます。

【関連記事】デコ活で省エネライフキャンペーンを実施!高効率給湯器の補助金をご紹介!

 

賃貸集合給湯省エネ2024事業について

賃貸集合給湯省エネ2024事業の目的は、賃貸住宅に小型省エネ給湯器の導入を促し、国が定める2030年度におけるエネルギー需給を達成することです。予算額は185億円を上限額としており、補助対象者や住宅は次のとおりです。

対象者

  • アパートやマンションのオーナー
  • 給湯器設置工事の発注者

対象住宅

  • 1戸建て
  • アパートやマンションなどの集合住宅

交付申請期間

2024年3月中旬〜2024年12月31日まで
(※予算額に達した時点で終了)

 

対象住宅となる1戸建ては、他人へ住居として貸しているのが必須条件です。アパートやマンションなどの集合住宅では、建築から1年以上経過しているか、すでに人が住んだことのある建物が条件となっています。

 

給湯省エネ2024事業|給湯器の補助金対象機器一覧

給湯省エネ2024事業で補助される金額は、対象機器ごとに異なります。高い性能を持つ給湯器には補助額が加算されるので、最新機器へ交換するなら今がお得です。また、給湯省エネ2024事業では、既存の設備を撤去する費用にも補助金が出る可能性があります。

該当する機器および補助額は、以下のとおりです。

  • 蓄熱暖房機の撤去:10万円/台
  • 電気温水器の撤去:5万円/台

ここでは、給湯省エネ2024事業の対象機器や補助金額について紹介します。給湯省エネ2024事業の対象とならない給湯器でも、子育てエコホーム支援事業にて補助を受けられる可能性があるので、チェックしてみてください。

 

【8万円補助】ヒートポンプ給湯器|エコキュート

給湯省エネ2024事業で8万円の補助を受けられる給湯器は、エコキュートです。エコキュートとは、夜間電力や太陽光発電を利用してお湯を作りタンクに備えることで、いつでもお湯が使える給湯器のことです。

該当するエコキュートの条件や補助額の詳細は、次のとおりです。

項目

条件・補助額

性能要件

省エネ法上のトップランナー制度に該当する機器

補助基本額

8万円/台

補助額加算要件A

インターネットに接続でき、翌日の天気予報や日射量予報と連動し、昼間の時間帯に沸き上げる機能を持つ給湯器
2万円/台

補助額加算要件B

2025年度の目標基準値(JIS C 9220 年間給湯保温効率or年間給湯効率(寒冷地含む))+0.2以上の性能値を持つ給湯器
またはおひさまエコキュート

4万円/台

(※補助額加算要件AとBを両方満たす場合、1台5万円の加算額に変更。)

対象製品は、日立エコキュート BHP-ZA37WUダイキン エコキュート EQ37XVなどが該当します。

給湯省エネ2024事業を利用してエコキュートを導入すれば、最大13万円もの補助額を受けられる可能性があるので、ぜひ検討してみましょう。

【関連記事】2024年エコキュート買い替え補助金を徹底解説!対象・金額・申請・期間など

 

【10万円補助】電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯器|ハイブリッド給湯器

給湯省エネ2024事業では、ハイブリッド給湯器も該当します。ハイブリッド給湯器とは、電気とガスを用いて効率的にお湯が作れる給湯器です。

該当するハイブリッド給湯器の性能や補助額は、次のとおりです。

項目

条件・補助額

性能要件

電気式ヒートポンプとガス補助熱源機を併⽤し、貯湯タンクを持つ機器

一般社団法人日本ガス石油機器工業会の規格(JGKAS A705)で、年間給湯効率が108%以上の機器

補助基本額

10万円/台

補助額加算要件A

インターネットに接続でき、昼間の再エネ電気を積極的に自家消費する機能を持つ機器
3万円/台

補助額加算要件B

一般社団法人日本ガス石油機器工業会の規格(JGKAS A705)に基づき、年間給湯効率が116.2%以上の機器

3万円/台

(※補助額加算要件AとBを満たす場合、1台5万円に変更。)

該当する給湯器は、ノーリツ ガス給湯器 GT-C2472AWリンナイ ガス給湯器 RUF-A2405AWなどです。
ハイブリッド給湯器の導入に給湯省エネ2024事業を併用すれば、10万円以上の補助を受けられるので、ぜひチェックしてみてください。

 

【18万円補助】家庭用燃料電池|エネファーム

給湯省エネ2024事業ではエネファーム1台につき、18万円からの補助金を用意しています。エネファームとは、給湯器と発電機の機能をあわせもつ家庭用燃料電池です。

該当するエネファームは次のとおりです。

項目

条件・補助額

性能要件

一般社団法人燃料電池普及促進協会(FCA)が公表する、登録機器リストに掲載されている製品

補助基本額

18万円/台

補助額加算要件C

ネットワークへ接続でき気象情報と連動し、停電が予想される場合にも稼働停止しない機能を持つ機器
2万円/台

対象製品となるエネファームでは、一般社団保人「燃料電池普及促進協会公式サイト」からチェックできます。

エネファームの導入コストは高い傾向にあるので、補助金を利用できる今が安く導入できるチャンスです。

 

賃貸集合給湯省エネ2024事業|給湯器の補助金対象機器一覧

住宅省エネ2024キャンペーンでは、賃貸経営するオーナー向けの補助金事業として、賃貸集合給湯省エネ2024事業が公表されました。補助対象となる給湯器は、性能要件を満たしたエコジョーズ・エコフィールです。

ここでは、賃貸集合給湯省エネ2024事業の補助額や条件について解説します。賃貸集合給湯省エネ2024事業を使えば、アパートなどの集合住宅に安く給湯器を導入できるので、賃貸を持つオーナーの方はぜひチェックしてください。

 

【5万円補助】エコジョーズ

エコジョーズの設置に賃貸集合給湯省エネ2024事業を併用すれば、1台につき5万円からの補助を受けられます。エコジョーズとは、排気熱を再利用してお湯が効率的に作れる、高い省エネ性能を持つガス給湯器です。

賃貸集合給湯省エネ2024事業に該当するエコジョーズは、次のとおりです。

項目

条件・補助額

性能要件

給湯単能機:モード発熱効率90%以上

ふろ給湯器:モード発熱効率90%以上

給湯暖房機:給湯部熱効率が95%以上

補助額

追い焚きなし:5万円/台

追い焚きあり:7万円/台

補助額を左右するのは、追い焚きあり・なしです。給湯単能機は追い焚き機能がない傾向にあるので、導入する給湯器の性能は必ずチェックしましょう。

 

【5万円補助】エコフィール

ガスを使わない給湯器エコフィールも、賃貸集合給湯省エネ2024事業に該当します。エコフィールとは、石油を燃料としながら高い熱効率を持つ、省エネ性能に優れた石油給湯器です

該当するエコフィールの詳細は次のとおりです。

項目

条件・補助額

性能要件

油焚き温水ボイラー:連続給湯効率が95%以上

直圧式石油給湯機:モード熱効率が91%以上

貯湯式石油給湯器:モード熱効率が80%以上

補助額

追い焚きなし:5万円/台

追い焚きあり:7万円/台

 

補助額を左右するのはエコジョーズ同様に、追い焚きあり・なしで変わります。また、上記の表に該当しないエコフィールは、子育てエコホーム支援事業で補助を受けられる可能性があるので、あわせてチェックしましょう。

 

給湯器の補助金は子育てエコホーム支援事業も利用可能

給湯省エネ2024事業と賃貸集合給湯省エネ2024事業に該当しない給湯器でも、子育てエコホーム支援事業で補助を受けられる可能性があります。子育てエコホーム支援事業の対象となる機器は、エコキュート・エコジョーズ・エコフィール・ハイブリッド給湯器です。

子育てエコホーム支援事業に該当する条件の詳細は、次のとおりです。

対象機器

対象条件

エコキュート

「JIS C9220:2018」に基づく年間給湯保温効率or年間給湯効率が3.0 以上(寒冷地仕様は2.7 以上)

エコジョーズ

給湯暖房器:給湯部熱効率が94%以上
ふろ給湯器および給湯単能器:モード熱効率が83.7%以上

エコフィール

油だき温水ボイラー:連続給湯効率が94%以上

直圧式石油給湯機:モード熱効率が81.3%以上

貯湯式石油給湯器:74.6%以上

ハイブリッド給湯器

電気式ヒートポンプとガス補助熱源機を併用しながら貯湯タンクを持ち、年間給湯効率(JGKAS A705)が102%以上

 

上記の表に該当する給湯器であれば、1台につき3万円の補助を受けられます。また、子育てエコホーム支援事業を利用するためには、導入した給湯器の性能を証明する「仕入れ先納品書の写し」が必須です。仕入れ先納品書の写しは、施工した業者に発行をお願いすれば出してもらえます。

子育てエコホーム支援事業の詳細については「子育てエコホーム支援事業を紹介」の記事で解説しているので、あわせてチェックしてください。

 

給湯器の補助金を受け取るまでの7ステップ

給湯器の補助金を受け取る流れを、7つのステップで紹介します。以下のステップは、工事請負契約(新築注文住宅の購入)で申請した場合の具体例になります。

  1. 補助金登録事業者と給湯器の導入工事に関する契約を締結
  2. 工事に着手
  3. 補助金の交付申請の予約
  4. 工事完了、住宅の引き渡し
  5. 補助金の交付申請
  6. 交付の決定
  7. 事業者へ補助金額の交付

気をつけるポイントとしては、補助金を「受け取るのか・工事代として引いてもらうのか」を施工事業者と話し合うことです。お金を「もらった・もらっていない」などのトラブルを引き起こさないためにも、施工時業者とのすり合わせは重要になります。

 

給湯器補助金の申請手続きは自分で行う?

給湯器の補助金にまつわる申請は、施工事業者に手続きしてもらいます申請手続きできるのは「給湯省エネ2024事業」や「賃貸集合給湯省エネ2024事業」に登録されている事業者のみです。
登録事業者を探すときは、住宅省エネ2024公式サイト「補助金利用を相談できる事業者」から検索できます。
「補助金利用を相談できる事業者の検索」を使えば、住む地域や工事内容を選ぶだけで、該当する登録事業者を簡単に見つけられます。

 

給湯器の交換ならミズテックに相談する

今回は、2024年に利用できる給湯器の補助金事業について紹介しました。給湯器を交換したことがない方は、ミズテックの施工事例を参考にしてみてください。ミズテックの施工事例では、エコキュートやハイブリッド給湯器に交換した様子から、実際にかかった費用までチェックできます。

ミズテックは最短当日対応できる「無料スピード見積もり」を実施しているので、給湯器の交換をお急ぎの方はぜひご相談ください。

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