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エコキュートとは?給湯器との違い、仕組み、メリット・デメリットを解説

「エコキュートにすると光熱費が安くなるって聞いたけど、そもそもエコキュートとは何?」

 

給湯器交換を検討しており、エコキュートがどんなタイプの給湯器なのか気になっている方も多いでしょう。エコキュートに切り替えると光熱費が大幅に安くなると言われていますが、なぜなのでしょうか。

この記事では、

  • エコキュートとはどんな給湯器なのか
  • どんな仕組みでお湯を作るのか

これらを踏まえた上で、エコキュートの機能別タイプやメーカーもご紹介します。

さらに、エコキュートを導入するメリット・デメリット、費用相場も解説するので、エコキュートがご自身に合うかどうかを適切に判断できます。

給湯器を買い替えることで光熱費を節約したいと考えている方は、ぜひご一読ください。

目次

エコキュートとは?

エコキュートは、ガスや燃料を使用しない電気給湯器の一種です。
正式名称は「自然冷媒ヒートポンプ給湯器」と呼ばれ、電気エネルギーによって空気の熱を取り込むことで、効率よくお湯を作ります。

  • 少ないエネルギーで湯沸かしする「ヒートポンプ式」の給湯器
  • 自然に優しい自然冷却式

ここからはエコキュートの特徴をわかりやすく解説していきます。

少ないエネルギーで湯沸かしする『ヒートポンプ式』の給湯機

ヒートポンプ式とは、空気の熱を利用して効率よくお湯を生成するタイプの給湯器です。
内部には

  • 空気側の熱交換機
  • 水加熱側の熱交換機

の2種類が取り付けられており、空気を循環させることで効率よくお湯をつくります。
一般的なご家庭では、電気使用量の約3割が給湯に使用されているため、給湯に使用するエネルギーを節約できれば、電気代の節約にもつながります。

地球にやさしい自然冷却式

ヒートポンプ式のエコキュートは、内部で空気を循環させて水を加熱する仕組みです。
内部の空気を効率よく循環させるには「冷媒」という空気を冷やすための気体が必要です。

通常この冷媒に使われる「フロン」は、オゾン層を破壊し環境に悪影響を与えますが、ヒートポンプ式のエコキュートでは自然界に存在する「二酸化炭素」を冷媒として使用します。

二酸化炭素は冷媒としても優れており、地球にもやさしいエネルギーです。

ガス給湯器との違い

給湯器といえばガス給湯器というイメージも強いものです。戸建て住宅では約5割以上、集合住宅では9割近くがガス給湯器を使用しているとも言われています。ガス給湯器は、名前の通りガスを燃料とした給湯器です。給湯栓の蛇口を開くと燃焼が行われ、水道の水圧を利用して瞬間的に給湯を行えます。そのため、シャワーなどの水圧がエコキュートよりも強いです。

ガス給湯器とエコキュートの違いをまとめると、下記の通りです。

  エコキュート ガス給湯器
動力源 電気(+大気熱)/ 目安アンペア16~19A ガス(+電気)
仕組み 電気エネルギーで外気の熱を取り込んでお湯を作り(ヒートポンプ技術)、貯湯タンクにお湯を貯める→必要に応じて温度調節して給湯する 蛇口を開くと同時に熱交換器にてガスによる燃焼が起こり、水道の水圧を利用して給湯される
寿命目安 10年 10年
価格相場

30~70万円

※各業者の割引や北陸電力のリースサービスなどで割安に済ませられるケースも

・従来型:5~20万円
・エコジョーズ :20~50万円
給湯にかかるコスト 1,500~3,000円/月(少ない電力でお湯を沸かせるため低コストで済む) ・都市ガス:5,000~6,000円/月
・プロパンガス:7,000~9,000円/月
設置スペース 屋外の広いスペースが必要 集合住宅での屋内設置で済むケースも多い
その他のデメリット お湯切れの心配がある 火災などの恐れがある
その他のメリット ・地球に優しい
・災害時に貯湯タンクのお湯を使える
・導入に際して補助金が出ることも
・オール電化に対応できる
蛇口やシャワーなどの水圧が強い

上記のように、エコキュートはガス給湯器に比べて初期費用が高く、給湯コストが安いタイプの給湯器です。導入に高額な費用がかかる点や広い屋外の設置スペースの確保が必要な点が難点ですが、給湯コストを削減できる上に地球にも優しく、災害時でも安心というメリットがあります。また、オール電化住宅に対応できる点も魅力でしょう。

エコキュートの導入を検討している方は、上記のようなガス給湯器との違いを理解した上で、ご自身に合ったタイプの給湯器を選びましょう。なお、いずれも寿命目安は10年ですが、長く使うためには正しい使い方および定期メンテナンス・漏電遮断器の点検などが重要です(エラーコードが頻発した際は故障に注意)。

エコキュートの仕組み

ここからは

  • エコキュートの仕組み
  • 追い焚きの仕組み

それぞれについて解説していきます。

エコキュートの仕組み

エコキュートは、ヒートポンプユニットの内部で暖かい空気を循環させてお湯を生成する、「ヒートポンプ式」を採用しています。
「ヒートポンプ」とは、その名のとおり熱(ヒート)をくみ上げる(ポンプ)システムのことを指します。
エアコンや冷蔵庫などでも利用されています。

エコキュートでお湯を作る仕組み

  1. 【空気を取り込む】①の熱交換器に、二酸化炭素(CO₂)などの冷媒を大気中から取り込みます。
    ※冷媒とは:熱を温度の低い所から高い所へ移動させるために使用される流体です。
  2. 【空気を熱くする】②の圧縮機にて、外気から取り込まれた熱をさらに高温にします。
  3. 【熱いお湯を作る】③の水側熱交換器にて、圧縮され高温になった冷媒(CO₂)が熱を水に伝えます。
  4. 【お湯を貯めて保温する】作られた熱いお湯を貯湯ユニット内部に貯めます
  5. 【低温にする】水側熱交換器で熱を奪われた冷媒(CO₂)が④の膨張弁に運ばれ、低温となります。
  6. 【温度調整をする】給湯時、貯湯タンク内の高温のお湯が設定温度になるよう水と混ぜられ温度が下がる(低温〜中温になる)

このように、①~③のヒートポンプ内にて、随時お風呂や台所、洗面などで使えるお湯を作り出します。
そして、設定温度に合わせたちょうどよい湯加減になるように、温度調整を行う仕組みになっています。

エコキュートがエコな理由

エコキュートがエコな理由は大きく3つあります。

  • エコキュートに使われる冷媒はCO₂(自然冷媒)であり、オゾン層を破壊しない
  • 貯湯タンクは断熱材でできていて、お湯の温度管理に電気代がかからない
  • お湯を作るのは基本的に電気料金の単価が低い夜間であり、電気代が安く済む

エコキュートは、工業製品の製造過程で発生するCO₂(二酸化炭素)を冷媒として利用するため、資源のリサイクルにも役立ちます。
ガス給湯器のような化石燃料を使わず、空気や水の熱エネルギーを利用するため、省エネ性が高くCO₂の排気抑制が可能です。

また、お湯を少ないエネルギーで効率よく沸かして保温できる仕組みになっていることや、電気料金が割安な時間帯にお湯を沸かすことで、給湯にかかるコストを大幅に削減できる点で、利用者にとってもエコなのです。

追い焚きの仕組み

追い焚きは、お風呂のお湯を再びタンクユニットの配管に通すことで、温め直せる機能です。
追い焚きを選択すると、お風呂のお湯は「ふろ循環ポンプ」を通して給湯タンクへと送り込まれます。

タンク内の「追い焚き熱交換機」を通して、再度お風呂に熱いお湯が注がれます。
エコキュートの種類には

  • フルオート
  • オート
  • 給湯専用

の3種類がありますが、追い焚きができるのは「フルオート」だけなので、注意しましょう。

エコキュートの種類

エコキュートとは、圧縮されて高温になった冷媒が膨張弁で冷やされるなど、熱が高いほうから低いほうへと移動する性質を利用した製品です。また、CO₂(二酸化炭素)を冷媒として利用する給湯器であり、フロンのようにオゾン層を破壊しない点も魅力です。エコキュートと一口に言ってもいくつかの種類があり、購入する際には一つのタイプを選ぶ必要があります。ここでは、エコキュートの4つの種類をチェックしましょう。

フルオートタイプ

エコキュートの種類としてはまず、フルオートタイプが挙げられます。フルオートタイプとは、文字通り「全自動」タイプのエコキュートです。お風呂に関わる機能を、全て自動で行える点が特徴です。自動で行える具体的な機能は、下記の通りです。

・お湯はり
・保温・温め直し
・足し湯
・配管自動洗浄
・追い炊き

上記のように、フルオートのエコキュートはお湯はりからお湯を足す機能、温度を全自動でコントロールできます。また、オートタイプや給湯専用タイプでにはない追い炊き機能(用配管から残り湯を回収し、温め直したお湯を再び浴槽に戻す)も搭載されており、浴槽のお湯を簡単に温め直せる点も魅力です。さらに、配管自動洗浄機能も搭載されているため、汚れ・不純物が溜まるのを防ぎ、浴槽・配管を清潔に使い続けられます。そのため、専用洗浄液が必要な配管洗浄が億劫な方にもおすすめです。

このようにフルオートタイプのエコキュートは多機能ですが、オートタイプや給湯専用タイプに比べると価格が高い点に注意が必要です。

オートタイプ

エコキュートには、フルオートタイプだけでなくオートタイプもあります。オートタイプは、フルオートタイプほどではないにせよ、一部の機能を自動で行えます。オートタイプのエコキュートにおいて自動で行える機能は、下記の通りです。

・お湯はり
・高温さし湯
・足し湯

上記のように、オートタイプでは追い炊き機能を使うことができません。足し湯機能でお湯を足すことでお湯を温め直すこと自体は可能ですが、フルオートタイプほど利便性が高いとは言えないでしょう。

メリットとしてはフルオートタイプに比べて2~6万円程度価格が安いことが挙げられます。

多機能タイプ

オートタイプ ・フルオートタイプの他に、メーカーによっては多機能タイプのエコキュートもあります。例えば、コロナの多機能タイプのエコキュート「CHP-46ATX3」は、下記のような特徴をもつ製品です。

・床暖房機能
・ecoガイド
・省エネ保温
・スマートナビリモコン
・フルオート

上記の通り、コロナの多機能タイプのエコキュートでは、床暖房機能も搭載されています。コロナ独自の直暖制御により、暖房モード(学習機能付き)を駆使して省エネで快適な床暖房が可能です。

床暖房を使用するためには熱源機が必要ですが、床暖房機能付きの多機能タイプエコキュートを設置すれば、熱源機を別途導入する必要がなくなります。オール電化住宅などで多機能タイプエコキュートに床暖房を組み合わせることで、石油ストーブ、ガスストーブなどを使用必要がなくなり、エアコンの使用頻度も減るでしょう。

エコキュートの暖房機能を使えば、冬場のヒートショック現象なども防ぎやすいです。エコキュートとともに床暖房の使用も考えている方は、多機能タイプの製品をチェックしてみてはいかがでしょうか。

給湯専用タイプ

エコキュートには、給湯専用タイプもあります。給湯専用タイプは、文字通り給湯のみを手動で行えるタイプのエコキュートです。オートタイプやフルオートタイプのように自動でお湯を足す機能や追い焚きする機能はないものの、価格が安い点が魅力です。

給湯専用タイプでの給湯は、下記の手順で行います。

  1. 「お知らせ湯量」スイッチを押す
  2. 設定湯量に達すると音声やメロディでお知らせがくる
  3. 給湯栓を閉めるとリモコンからのお知らせが完了する
  4. お湯はり完了

上記のように、給湯専用タイプは最もシンプルなタイプのエコキュートです。

エコキュートのメリット

エコキュートの4つの種類をチェックしてきました。エコキュートの導入はタイプを問わず、様々なメリットがあるとして人気です。節約につながるだけでなく非常用水として使える点も人気のエコキュートですが、具体的にどのようなメリットがあるでしょうか。エコキュートの使用に伴う3つの利点(節約、エコ、非常用水として活用可能)をチェックしましょう。

光熱費の節約

エコキュートのメリットとしてはまず、光熱費を節約できる点が挙げられます。エコキュートにかかる月々の給湯コストは約2,000~3,000円程度のことが多いです。電気温水器と比べると約1/3、プロパンガスのガス給湯器と比べると約1/4ほどに抑えることが可能ということになります。

初期費用は高いものの、光熱費を大幅に節約できるため、導入から4~5年で元を取れるケースもあるほどです。

「現在給湯にかかるコストが高いため光熱費を節約したい・節電したい」という方にこそ、電気温水器よりもエコキュートはおすすめだと言えるでしょう。たとえガスコンロは使っている家庭でも、給湯はエコキュート・調理はガスコンロとエコキュートを導入するだけでも、光熱費が安くなります。オール電化はもちろん、ガスコンロなどガスを使う家庭でも割安・お得なのがエコキュートです。

CO2(二酸化炭素)排出が少なくエコ

エコキュートのメリットとしては、CO2排出が少なくてエコである点も挙げられます。エコキュートは冷媒としてCO2(二酸化炭素)を活用しますが、CO2はイソブタンなどと並びオゾン層を破壊しない冷媒として知られています。以前は冷蔵庫などによく用いられていたフロンガスですが、排気に伴いオゾン層を破壊してしまう(地球温暖化の一因)ため問題視されました。現在では冷蔵庫やその他の機器でもCO2やイソブタンなどノンフロンの冷媒が広く用いられており、エコキュートでもCO2が用いられています。

また、そもそも化石燃焼を使用しない給湯器であり、CO2(二酸化炭素)排出量を削減できる点も魅力です。省エネ性が高くエコであることから、エコキュートは「頻繁に使う製品こそ地球環境に優しいものを選びたい」という消費者にも人気があります。また、石油やガスを使用しないため、オール電化住宅で導入できる点も魅力の一つです。

災害時の備え(非常用水として使える)

エコキュートのメリットとしては、災害時の備えになる点も挙げられます。既述の通り、エコキュートは「ヒートポンプユニット」と「貯湯タンク」に分かれるタイプの給湯器です。ヒートポンプ技術を使って作ったお湯を貯湯タンク内に貯めておき、必要に応じて給湯するという仕組みです。

そのため、貯湯タンク内にお湯が残っている限り、災害が起こった時でも安心だという利点もあります。停電時や断水時には新たにお湯を炊くことができず、お風呂や洗面などに使うお湯がないという状態に陥ります。

エコキュートであれば、たとえ停電や断水で機器が作動せず新たにお湯を作れない場合でも、貯湯タンク内にお湯が残っていれば、非常用生活水として取り出して使用可能です。

エコキュートの貯湯タンクの容量は370Lまたは460Lであることが多いです。一般的に460Lのタンクに満タンのお湯があれば、4人暮らしの家族で3日程度の生活用水が確保できます。

このように災害時の備えになる点も、エコキュートの大きなメリットでしょう。さらに、蓄電池と組み合わせると停電時にはより心強いでしょう。蓄電池も併用することでエコキュートを停電時でも安心して使えます。エコキュートを使用する上でさらなる備えを行いたい人は、蓄電池も導入するのがおすすめです。

なお、メンテナンスを怠った水・お湯は飲用に適するとは言い難いものです。タンク内のお湯を非常用水としていつでも清潔に使えるように、水抜きなどを含めた定期的なメンテナンス・点検を行ってください。

エコキュートのデメリット

エコキュートには「光熱費の節約」「CO2排出量が少なくてエコ」「災害時の備え」というメリットがあることが分かりました。便利で節約にもつながるエコキュートですが、いくつかのデメリットも存在します。

初期費用がかかる

エコキュートのデメリットとしてはまず、初期費用の高さが挙げられます。エコキュート導入に際しては、30~70万円程度の初期費用が必要となります。ガス給湯器であれば20万円以下で購入できる製品も多いため、実に2~3倍以上の費用がかかってしまうケースも多いです。

そのため、エコキュートは予算に余裕がある家庭向けの給湯器だと言えるでしょう。とは言っても、分割払いなどに対応してくれる業者も多いです。また、業者によってはメーカーの希望小売価格から5~8割ほど割引して販売してくれることもあります。エコキュートの初期費用を少しでも安く済ませるためには、業者の選び方が重要だと言えるでしょう。また、補助金を活用するのも一つの手です。

湯切れの心配

エコキュートには、お湯切れの心配があるというデメリットもあります。エコキュートは、作ったお湯を貯湯タンクに貯めておき、温度を調節して給湯するタイプです。タンク内のお湯がなくなった場合には、新たなにお湯を沸かす・沸き増しする必要があります。沸き上げには時間がかかるため、お湯切れを起こすと一定時間お湯を使えないというデメリットが生じます。

また、エコキュートは基本的には電気料金の安い夜間にお湯を沸かすものです。昼間にお湯切れを起こすと、電気料金が割高となる時間帯に沸き上げ・沸き増しを行う必要があります。これにより、節約できていたはずの電気代が昼間の料金発生でかさんでしまうケースもある点もデメリットです。

エコキュートを使用する際には、昼間のお湯切れを防ぐために沸き上げ・沸き増し量や使用湯量などを確認・調整しましょう。特に、昼間に急な来客があった場合などには注意が必要です。

運転音が気になることも

エコキュートには、運転音・稼働音が気になることもあるというデメリットもあります。エコキュートは、ヒートポンプ機能によって大気熱を取り込む機器です。ヒートポンプユニット(室外機)の運転時には、低周波音(周波数が100Hz以下の音)が発せられます。周波数としては約12~13Hz程度・音の大きさは40デシベル程度であり、冷蔵庫から時折発せられる「ブーン」という運転音に近いものです。

この室外機の運転音が、騒音問題に発展する可能性もあるため注意が必要です。既述の通りエコキュートは夜間に稼働することが多いですが、たとえ自分たちは気にしないとしても、近隣住民にとって騒音になる可能性もあります。隣家の寝室にエコキュートが近い場合、室外機の運転音(騒音)が気になって夜眠れないという人もいるため、運転音が発端となり騒音問題・近隣住民とのトラブルに発展するかもしれません。

このような騒音問題やトラブルを防ぐためには、下記のような対策を講じるのがおすすめです。

・エコキュート(室外機)の屋外設置場所を工夫する(寝室の近くを避けるなど)
・音が共振で増幅しないように周囲に物を置かない
・エコキュート以外の室外機にも注意する
・稼働時間を工夫する

ガス給湯器よりサイズが大きい

エコキュートは一般的なガス給湯器よりサイズが大きい点もデメリットとして挙げられます。
エコキュートとガス給湯器の一般的なサイズは下記にまとめています。

  • エコキュート(360L):幅600mm×高さ1810mm×奥行680mm
  • エコキュート(460L):幅600mm×高さ2170mm×奥行680mm
  • ガス給湯器(屋外壁掛型):幅350mm×高さ530mm×奥行170mm

エコキュートはガス給湯器と比較して、約2倍〜3倍の大きさがあるためガス給湯器よりも大きな設置スペースが必要です。

  • 設置できない
  • 設置が難しい

上記の可能性も考えられるため、設置場所の寸法はしっかりと確認しましょう。

エコキュートが設置できないケースはある?

電気代を節約できるエコキュートですが、設置場所によっては設置できないケースが存在します。
主に下記の原因で設置が難しい可能性があります。

  • 設置スペースが足りない
  • 搬入経路の幅が足りない
  • 設置条件に適合しない

ここからはエコキュートが設置できないケースについて解説していきます。

設置スペースが足りないケース

下記の設置スペースが満足に確保できない場合は、エコキュートを設置できません。

  1. ヒートポンプユニット外形寸法
  2. 貯湯ユニット外形寸法
  3. 通風路
  4. メンテナンススペース

ヒートポンプユニットと貯湯ユニットの2つを設置する必要があるため、あらかじめ十分なスペースを確保してください。
通風路とメンテナンススペースはメーカーによって異なりますが、最低10cm〜60cmは確保し、80cm以上の確保が推奨されています。

搬入経路の幅が足りないケース

エコキュートの機器の中で最も外寸法の大きい「貯湯タンクユニット」が搬入できない場合、エコキュートは設置できません。

作業員が搬入するルートは下記の通りです。

  1. 建物の外壁に沿って運搬
  2. 家の中を通過して運搬
  3. 隣接するご近所様の敷地から運搬

基本的にルート1を使用しますが、念のため、ルート2の確認もしておきましょう。
ルート3は業者に判断をおまかせしてください。

お住まいの地域の気温などが設置条件に適合しない

ご自身がお住まいの地域の気温や環境などが設置条件に適合しない場合でも、エコキュートは設置できません。適合しない設置条件は下記の通りです。

  • 外気温がマイナス25度を下回る極寒地
  • 温泉地帯など腐食性のガスが発生している場所

外気温がマイナス25度を下回る極寒地では、内部が凍結して故障するおそれがあるため、設置ができません。

また、温泉地帯など腐食性のガスが発生している場所では、部品が劣化しエコキュートが故障しやすくなります。「エコキュートの設置はやめとけ」と言われる理由は、故障の可能性も十分に考えられるためです。

エコキュートの電気代は?

エコキュートへの買い替えを検討している方にとって最も気になるのがランニングコストでしょう。エコキュートの電気代の目安は、下記の通りです。

  • 3時間あたり:約11~34円
  • 1日あたり:約30~90円
  • 月々:約1,500~3,000円
  • 年間:約18,000~36,000円

上記の通り、月々の電気代が3,000円以下におさえられるエコキュートは、他の給湯器に比べても給湯コストが安いです。従来型の電気温水器に比べると約4分の1、ガス給湯器に比べても約3分の1~2分の1など、光熱費を抑えることができます。

このように電気代の安いエコキュートは、給湯器の種類を変えてランニングコストを節約したい方におすすめです。

エコキュートの交換工事費用は?

エコキュートは電気代の安い給湯器であることが分かりました。しかし、ネックとなるのがその初期費用です。エコキュートの交換にはどのくらいの費用がかかるのかを、本体価格の相場および交換工事費用の相場に分けてチェックしましょう。

エコキュート本体の相場

エコキュート本体の相場は、サイズによって値段が変動します。
一般的な1人暮らし用の300Lから大家族用の560Lのモデルもあるため、ご自身の環境に合わせたサイズ選びが重要です。

ここからは、エコキュート本体の相場について解説していきます。

本体の相場は30~70万円ほどでやや高い

エコキュートの相場はサイズによって異なりますが、30〜70万円が相場となっています。
サイズごとの相場の違いを下記にまとめています。

  • 300L:約31万円から50万円程度
  • 370L:約36万円から60万円程度
  • 460L:約41万円から65万円程度
  • 560L:約46万円から70万円程度

エコキュートの寸法によって確保するスペースや工賃が違うため、適切なサイズを選ぶことが重要です。
サイズを間違えてしまうと

  • 出費が増える
  • 設置できない 

など、トラブルが発生するので注意しましょう。

エコキュート割引率の高い業者に依頼するのもおすすめ!

エコキュートの設置には30〜70万円ほどかかる場合がほとんどです。
中でも、エコキュート本体の値段が非常に高く、工賃を合わせると70万円以上になってしまうケースも考えられます。

できる限り安く済ませたい方は、エコキュートの割引率が高い業者に依頼するのもおすすめです。
ミズテックでは本体価格最大91%でエコキュートを提供しており、ご購入いただいたお客様へ10年間無料で本体を保証させていただきます。

エコキュートの設置をご検討している方は、ぜひ一度ご相談ください。

エコキュート交換工事費用の相場

エコキュートを新たに導入する際には、交換工事費用も発生します。エコキュートの交換工事にかかる費用の目安は、8~20万円ほどです。具体的な工事費用の内訳例は、下記のようになっています。

  • 基礎工事:2~4万円
  • 各配管工事:2~5万円(給水給湯管、追い焚き配管、ドレン配管など)
  • 既存給湯器撤去費用:5,000~1万円
  • エコキュート試運転費用:3.5~5万円
  • 電気工事:5,000~4万円
  • その他追加工事:1~2万円 など

工事費用は、現在どのような給湯器を使っているのか、搬入や設置がどれくらい簡単に行えるのかによっても異なります。業者に見積もりを出してもらう際には、上記のような内訳もしっかりと確認し、余計な費用が請求されていないかを確認することも重要です。

なお、エコキュートの導入時には国や自治体の補助金を活用することもできます。また、北陸電力のリースサービスや東北電力・東京電力のキャンペーンなども人気です。北陸電力エリアや東北電力・東京電力エリアにお住まいの方は、ぜひチェックしてください。

エコキュートへの交換に補助金が出る可能性あり!

エコキュートへの交換に対して8万円の補助金が受けられることをご存じですか?
それぞれの性能要件を満たしたエコキュートは「補助対象商品」として国から補助が受けられます。

また、追加の要件を満たすと補助金が加算されます。
追加の要件は下記にまとめています。

  • A要件:インターネットに接続可能な機種で、翌日の天気予報や日射量予報に連動することで、昼間の時間帯に沸き上げをシフトする機能を有するものであること。
  • B要件:補助要件下限の機種と比べて、5%以上CO2排出量が少ないものとして、a又はbに該当するものであること。

詳しくは経済産業省が公表している「給湯省エネ2024事業(エコキュート)」をご確認ください。

エコキュートがおすすめな人

エコキュートは電気代を大きく節約できますが、エコキュートの設置におすすめな人はどんな人でしょうか。
エコキュートはこんな人におすすめです。

  • オール電化の人
  • 自宅で太陽光発電をしている方
  • 寒冷地域にお住まいの方
  • 昼間に在宅していない方
  • 電気料金を節約したい方

ここからはエコキュートの設置におすすめの人を簡単にご紹介します。

オール電化の人

オール電化のご自宅にお住まいの方は、エコキュートの導入により電気代を大幅に節約が可能です。
オール電化とは、ガスコンロやガス給湯器などを使用せず、電気製品だけを使用して生活する家を指します。

エコキュートはガス給湯器とは違い、生成したお湯を貯められるタンクがあるので、再び加熱せずにお湯を使用できます。
効率よく電気代を節約するためにも、従来の電気温水器からエコキュートに買い替えるのも非常におすすめです。

太陽光発電をしている人

太陽光発電をご自宅で行っている方は、太陽光発電と連動したエコキュートの導入がおすすめです。
例えば、昼間に貯めておいた太陽光発電をエコキュートに利用することで、さらに電気代を節約できます。

太陽光発電は昼間に発電効率が最もよくなるため、夜間に稼働するエコキュートとの相性は抜群です。エコキュートの稼働時間と太陽光発電は非常に相性がよく、効率的にお湯を沸かせます。

寒冷地域にお住まいの人

寒冷地域のエコキュートは

  • 凍結防止ヒーターの有無
  • 断熱材の追加

など、寒冷地対策がされているエコキュートが主流です。


寒冷地域では、ガス給湯器よりもエコキュートの方が安い値段でお湯を沸かせるメリットがあります。気温が低いエリアでは、一からお湯を沸かすのに時間がかかってしまい、電気代やガス代が高騰します。
しかし、エコキュートは内部で空気を圧縮してお湯を沸かすため、電気エネルギーは通常の3分の1に抑えられます。
電気代やガス代の値段に悩んでいる方はエコキュートの導入がおすすめです。

昼間は在宅していない人

お仕事の関係で、昼間は在宅していない方にもエコキュートがおすすめです。
エコキュートを導入した場合、在宅していない時間にお湯を沸かしておき、帰宅してから使用するお湯をわざわざ沸かし直す必要はありません。
お湯の使用頻度も昼間よりも夜間に集中しやすいので、お湯を効率的に貯められますよね。
通常のガス給湯器では、帰宅してお湯を沸かす動作から入るので、電気代も高くなります。

電気料金を節約したい人

結論、エコキュートの導入は電気代を節約したい方におすすめです。
エコキュートはガス給湯器とは違い、空気を圧縮した際に発生する熱によってお湯を生成しています。
そのため、お湯の作り置きができるので、意識せずとも電気代が節約できます。


近年は電気代が高騰しており、電気代の請求で悩んでいる人も多くいます。
少しでも電気料金を節約したい方は、エコキュートの導入がおすすめです。

 

エコキュートは上手に選ぶポイント

多くの種類があるエコキュートですが、多額の費用がかかるので、失敗はしたくないですよね。
効率よく電気代を節約するためには、いくつかのコツを知っておく必要があります。

電気代の節約に大きく貢献する「エコキュート」を上手に選ぶポイントを解説していきます。

容量は家族の人数に合わせたものを選ぼう

エコキュートの容量は家族の人数で決めるのがおすすめです。
エコキュートの容量は下記にまとめています。

  • 300L
  • 370L
  • 460L
  • 550L〜560L

一般的な4人家族であれば、370Lの容量が推奨されています。

家族の人数が多くなれば、460L〜560Lの大きい容量のエコキュートを選んでください。
反対に、一人暮らしや二人暮らしであれば、300L以下の小さい容量を選べば十分です。

家族に人数に合わせた容量を選ぶことで、効率よくお湯を供給でき、電気代の節約にもつながります。

今後10年間の生活スタイルで選ぼう

エコキュートは部品を買い替えながら、能力を発揮し続けられるので、寿命という概念はありません。
しかし、エコキュートの平均寿命は10年〜15年と言われています。
エコキュートを導入する際は、今後10年間の生活スタイルで選ぶとよいでしょう。

今後10年間の間に

  • 同棲
  • 結婚
  • 新しい家族が増える
  • 子供の成長 など

現在よりもライフスタイルは大きく変化しますよね。
今後10年間のライフスタイルの変化を見据えた上で、エコキュートを選ぶと失敗しません。

また、エコキュートの寿命について知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

エコキュートの寿命は何年?交換時期やメーカーの保証期間などを詳しく解説!

機能をしっかり確認しておこう

エコキュートにも多くの機能が搭載されており、ご自身の用途に合わせて選びましょう。
エコキュートの機能は下記にまとめています。

  • 給湯専用タイプ:自動でお湯を張ったり、保温機能がないモデル
  • セミオート・フルオートタイプ:スイッチ一つでお湯張りから足し湯までできる
  • 追い焚きフルオートタイプ:フルオート機能をそのままに「追い焚き」ができる

もし、ご自身がご飯の片手間にお風呂を準備したいと考えているなら「セミオート・フルオートタイプ」がおすすめです。
スイッチ1つでお湯張りを開始でき、保温機能もあるのでお風呂の準備が格段に楽になるでしょう。

追加で「追い焚き」の機能が欲しい場合は「追い焚きフルオートタイプ」を選べば解決できますよね。

エコキュートを導入する際は、エコキュートの機能をしっかりと確認して、ご自身のライフスタイルと照らし合わせてみましょう。

電気料金の見直しをしよう

エコキュートを導入する前に、現在の電気料金の見直しもしてみましょう。

例えば、エコキュートを導入すれば深夜にお湯を作って、翌日使えるようにするのが一般的です。
そこで、電気の深夜割引を適用している電力会社に移行することで、さらに電気料金を安くできます。

エコキュートが稼働するのを深夜に設定しておけば、無駄なく電気代を削減できるので、一度電気料金を見直すとよいでしょう。

エコキュートのメーカーと特徴

エコキュートにかかるコストを抑えるためには、製品選びや業者選びも重要です。エコキュートを長く使い続けるためには、メーカーごとの特徴を理解して自分に合うメーカーのエコキュートを購入したいものです。ここでは、「三菱電機」「日立」「ダイキン」「コロナ」「パナソニック」「東芝」「長府製作所」の6社の製品の特徴をチェックします。

三菱電機

ルームエアコン霧ヶ峰や温風ヒーターなどで知られる三菱電機は、パナソニックと並んで国内シェア率が特に高いエコキュートメーカーの一つです。自動洗浄機能やマイクロバブル機能など、基本的な給湯機能以外の部分にもこだわっており、「最新のエコキュートでプラスαのお風呂体験をしたい」という方に向いています。三菱電機のエコキュートの特徴は、下記の通りです。

  • バブルおそうじ:浴槽の栓を抜くだけで自動的にマイクロバブル洗浄(熱交換器まで洗浄)
  • ホットりたーん:残り湯の熱を捨てずに熱だけをタンクに戻し夜間の沸き上げのエネルギーを節約
  • ホットあわー:入浴中にボタンを押すだけで微細な約0.01ミリのマイクロバブルに包まれ湯冷め防止
  • 薄型製品:Sシリーズ薄型タイプ・Aシリーズ薄型タイプなどコンパクトな製品が多い

上記のような機能に加え、他社に比べて遜色のない省エネ性を実現しており、電気代を節約しやすい点も魅力です。そんな三菱電機のエコキュートの中でも、多彩な機能を搭載したフルオートタイプは人気となっています。追い焚き機能や洗浄機能なども含めてエコキュートを活用したい方は、三菱電機のフルオートタイプのエコキュートをぜひチェックしてください。

日立

日立は、エコキュートに限らず様々な家電製品・住宅設備を製造・販売しているメーカーです。IHクッキングヒーターを含め多くの家電で独自機能を搭載している点が人気を博しており、エコキュートに関しても給湯方式からこだわっています。日立製エコキュートの特徴は、下記の通りです。

  • 3つの給湯方式を採用:水道直圧給湯で蛇口・シャワーの水圧が強いナイアガラタフネス、ナイアガラ出湯、減圧弁方式
  • ウレタンク使用:断熱性・耐震性・省エネ性に優れ不純物や汚れを防ぐ
  • 高速湯はり:通常の約1.6倍のスピードで湯はり時間を短縮
  • 快泡浴機能:湯はり後に快泡浴ボタンを押すと循環アダプターから勢いよく噴流が噴き出し湯冷め防止

日立のエコキュートはまず、なんといっても減圧弁式だけでなく水道直圧式を採用しており、お湯切れや水圧が弱まる心配がなく蛇口から強い水圧のお湯が出る特徴があります。ガス給湯器からエコキュートに買い替えて節約・省エネを実践したいものの、減圧弁式ではなく水圧はそのまま残したいという方にこそ、日立のエコキュートはおすすめです。また、太陽光発電を活用してより割安に利用できる点も魅力です。

エコキュートの導入とともに太陽光発電も導入したいという方は、合わせて活用してみてはいかがでしょうか。

ダイキン

空調メーカーとして知られるダイキンは、現在のエコキュートにつながる「ヒートポンプ式冷暖房・給湯マルチシステム」を生み出したメーカーです。2023年現在でも、独自の高い技術力と製品づくりへのこだわりにより、他社にはない様々な魅力をもったエコキュートを販売しています。ダイキン製エコキュートの特徴は、下記の通りです。

  • 高品質ステンレス素材:ステンレスで作られた貯湯ユニットは耐久性が高く腐食や劣化に強い
  • 交換用ヒートポンプ:貯湯タンクを残しヒートポンプのみの交換が可能(業界随一)
  • 停電時出湯対応&耐震構造:非常時でもお湯が使える&耐震クラスS基準の約140%強度
  • 快適なパワフル高圧:約1.9倍のパワフル給湯でシャワーも湯はりも快適

上記に加え、マイクロバブル入浴機能なども搭載されており、快適なバスタイムを送ることができます。また、他メーカーに比べても電気代の節約率が高いというメリットもあります。エコキュートに切り替えて大幅な節約率と多機能性の両方を享受したい方にこそ、ダイキン製エコキュートはおすすめです。

コロナ

石油ファンヒーターなどで知られるコロナは、世界初のエコキュートをリリースした企業として知られています。省エネ性や使いやすさ、デザイン性などのバランスに長けており、様々な賞も獲得している人気メーカーの一つです。コロナのエコキュートには、下記のような特徴があります。

  • ES制御:高効率スクロールコンプレッサーを搭載し、高い省エネ性(年間給湯保温効率4.0)を達成
  • 高圧力パワフル給湯:1.5倍の給湯圧力で2階や3階でも心地よい圧力でシャワーを浴びれる
  • リモコン機能:ハンズフリー通話機能・でか文字モード・浴室モニタースイッチなど

上記に加え、美観を意識したシンプルなデザインもコロナ製エコキュートの特徴の一つです。浴室モニタースイッチも搭載されているため、高齢者や小さな子供を含めて家族人数が増える予定のある方、広い戸建て住宅にお住まいの家庭におすすめと言えます。また、エコキュートに切り替えても水圧を保ちたいという方にもおすすめです。

パナソニック

エアコンやIH・美容家電で知られるパナソニックは、1935年に設立された日本を代表する電機メーカーです。老舗企業ならではの技術力はエコキュートにも活かされており、消費者のことを真に考えた機能が多数搭載されています。パナソニックエコキュートには、下記のような特徴があります。

  • エコナビ:ひとセンサーによる入室の検知により、ふろ保温時最大約35%省エネ
  • 温浴セレクト機能:3つのモードから湯温とタイマーを入浴前簡単に設定可能
  • リズムeシャワープラス:最大約20%の省エネ&最大約10%の節水を実現
  • ぬくもりチャージ:残り湯の熱を有効活用(翌日分のお湯はりのエネルギーを最大約10%節約)

上記のような特徴をもつパナソニックのエコキュートは、給湯器を買い替えて省エネを実践したい家庭におすすめです。太陽光発電と連携して電気代をより割安に済ませることも可能です。エコキュートともに太陽光発電を導入したいという方は、パナソニックのエコキュートをチェックしてみてはいかがでしょうか。

東芝

東芝は、エアコン製造・販売で培ったヒートポンプ技術を応用してエコキュートを開発しているメーカーです。省エネ性はもちろん、毎日使用する給湯器だからこそ操作性や使いやすさにもこだわっている点が魅力です。東芝のエコキュートには、下記のような特徴があります。

  • 光タッチリモコン:2つのFACEから選べる・使用湯量や残湯量をリアルタイムに表示
  • 銀イオンの湯:業界唯一の銀イオン発生ユニット搭載(臭いの元となる細菌の細胞を吸着し繁殖を99%も抑制・減菌)
  • 無償保証期間が5年間:ESTIAシリーズの保証は5年間つく

上記のように、使いやすさや清潔感にまでこだわって使えるのが、東芝のエコキュートです。特に、保証期間が5年と長いESTIAシリーズは人気度が高いです。「毎日使うものとして家族全員が使いやすい製品を探している」という方は、東芝のエコキュートをぜひチェックしてみてください。

長府製作所

長府製作所のエコキュートは、デザイン性の高さや給湯パワーの強さに定評があります。三菱電機や日立などに比べると知名度やシェア率でこそ劣るものの、長府製作所の製品には根強い愛用者が多いという特徴もあります。長府製作所製エコキュートの特徴は、下記の通りです。

  • ecoとく運転:残り湯の熱を最大40%取り出すことで、新たなお湯を沸かすエネルギーにあてる
  • 沸き増し停止機能:電気代の高い昼間の沸き増しを停止・沸き上げ停止日数設定で長期不在時も安心
  • 高圧パワー給湯機能:300kPaの給湯圧力により2カ所以上でお湯を使う時も心強い
  • 減災対応モデル:床下浸水に強い設計&震度7相当及び耐震クラスS対応の耐震強度

上記のように、安全性と省エネ性に優れている上に、デザイン性にも定評があるのが長府製作所のエコキュートです。また、一部の入浴剤が使用可能な点も魅力でしょう。知名度などにとらわれず、性能のよさやデザイン性で住宅機器を選びたい人に、長府製作所のエコキュートはおすすめです。

エコキュートのおすすめ商品

エコキュートと一口に言っても、さまざまな製品があるためどれを選べばよいか分からず迷っているという方も多いでしょう。数あるエコキュートの中でもおすすめなのが、日立エコキュートの「BHP-F37UU(370リットル フルオート 角形標準タンク)」です。日立の「BHP-F37UU」は、断熱性の高いウレタンクを使用した製品です。ステンレス・クリーン自動洗浄システムが搭載されており、ふろ追い焚き配管を清潔に保つことができます。また、高速湯はり機能により、湯はり時間を短縮できる(通常の1.6倍)点も魅力です。

さrない、フルオートタイプのため追い焚きやその他の多彩な機能を活用できる点も人気の理由となっています。他社に比べても独自機能が強みとなる日立のエコキュートですが、「BHP-F37UU」は価格と性能のバランスに優れた製品の一つです。ミズテックでは、メーカー希望小売価格の6割引きで提供することが可能です。エコキュートにかかるコストを少しでも抑えたい方は、ミズテックにご相談ください。

まとめ

本記事では、エコキュートとは何かについて詳しく見てきました。エコキュートとは、ヒートポンプ技術を駆使して外気の熱を取り込むため、少ない電気エネルギーでお湯を沸かせる給湯器となっています。熱交換器や冷媒を低温にする膨張弁などを含むヒートポンプユニットと貯湯タンクに分かれており、夜間の安い電気料金でお湯を沸かせます。

電気代はガス給湯器や電気温水器に比べて安く月々1,5000~3,000円ほどで済むケースが多いです。エコキュートのメリット・デメリットをまとめると、下記の通りです。

【メリット】

  • 光熱費の節約
  • イソブタン同様CO2排出が少なくエコ
  • 災害時の備え

【デメリット】

  • 初期費用
  • 湯切れ
  • 運転音(騒音)

ミズテックでは、エコキュートのお得な割引プランもご用意しています。エコキュートへの買い替えを検討している方は、ぜひ一度ご相談ください。

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