フロントオープンのビルトイン食洗機は食器やグラスだけでなく、フライパンやまな板などの大きな調理器具もまとめて洗浄できます。
この記事では、フロントオープンのビルトイン食洗機のメリット・デメリットをわかりやすく解説します。
食洗機の導入を初めて検討する方から、スライドオープンのビルトイン食洗機と悩んでいる方までも必見の記事です。
この記事を最後まで読めば、自宅キッチンにフロントオープンのビルトイン食洗機が導入できるかわかるので、ぜひ参考にしてください。
目次
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フロントオープンのビルトイン食洗機とは?
フロントオープンのビルトイン食洗機とは、扉を手前に倒しカゴを引き出して食器を出し入れする構造の食洗機です。
フロントオープンのビルトイン食洗機の特徴は、以下のとおりになります。
- 庫内スペースが広い
- 食器収納点数が豊富
- 食器の出し入れが容易
フロントオープンのビルトイン食洗機は海外で主流となる一方、国内では扉と庫内が一体化したスライドオープンの食洗機が主流となっています。
国内でスライドオープンのビルトイン食洗機が普及している理由は、日本の住環境にあわせて開発された食洗機であるからです。
フロントオープンとスライドオープンを比較した際、容量の大きさや食器の出し入れのしやすさは、フロントオープンのビルトイン食洗機の方が高い利便性を持ちます。
フロントオープンのビルトイン食洗機は、4人以上の家庭を持つ方や料理を趣味にする方にも、食器を洗う負担をなくして時短家事を実現します。
【メリット5選】フロントオープンのビルトイン食洗機
フロントオープンのビルトイン食洗機のメリットは、以下のとおりです。
- 洗い残しを防ぐ上下2段ノズル
- 6〜8人分の食器をまとめて洗浄
- 大きいお皿や調理器具もらくらく収納
- 左右からも食器をセットできる利便性
- 入れ忘れた食器を追加できる後入れにも対応
上記からも分かるとおりフロントオープンのビルトイン食洗機は、洗浄能力の高さから収納点数の多さ、食器の出し入れのしやすさがポイントです。
ここではフロントオープンのビルトイン食洗機のメリットを紹介するので、導入するか迷っている方はぜひ参考にしてください。
洗い残しを防ぐ上下2段ノズル
フロントオープンのビルトイン食洗機の多くは上下2段ノズル構造となっており、食器全体に水流が行き渡りやすく洗い残しを防ぎます。
手では洗い残しが起こりやすい網目状のボウルや、ポットの注ぎ口など、細かな部分も徹底的に洗浄できます。
手洗いよりも少ない水量で節水しながら、より清潔に洗浄してくれることもポイントです。
また、海外製のフロントオープンのビルトイン食洗機では、3段ノズルを備えているタイプもあります。
6〜8人分の食器をまとめて洗浄
フロントオープンのビルトイン食洗機は収納点数が豊富なので、食器から調理器具まで洗浄することが可能です。
洗い物を入れるカゴが上下に設置されており、人数分の茶碗からコップ、お皿などもまとめて入れられる構造となっています。
お子さんを多く持つ方だけでなく、食事会やホームパーティーなどを開く方にもフロントオープンのビルトイン食洗機は活躍します。
フロントオープンのビルトイン食洗機は、使い終わった食器を溜めがちな方にもおすすめできる食洗機です。
大きなお皿や調理器具もらくらく収納
フロントオープンのビルトイン食洗機は庫内スペースが広く、大きなお皿や鍋、フライパンなども無理なく収納できるので、手洗いするのが面倒なモノまで洗浄できます。
大きな食器や調理器具は、重量が重かったりシンク内では狭く洗いづらかったりするケースがあるため、食洗機に入れて自動で洗えるのは大きなメリットです。
フロントオープンのビルトイン食洗機は庫内スペースが広い一方、スライドオープンの食洗機は庫内スペースが狭く、調理器具を入れるのが難しいことも珍しくありません。
フロントオープンのビルトイン食洗機なら、料理するたびに億劫になっていた洗い物もすべて任せられるため、家族とだんらんできる時間を増やせるでしょう。
左右からも食器をセットできる利便性
フロントオープンのビルトイン食洗機は、食器を上からだけでなく左右からも入れられることがポイントです。
扉を手前に倒して洗いカゴを引き出せるため、好きな場所から食器を配置していけます。
スライドオープンのビルトイン食洗機だと上からだけしか入れられず、パズルのように考えながら食器をセットしなければなりません。
一方、フロントオープンのビルトイン食洗機なら、洗いカゴが上下にあり庫内スペースも広いため、大雑把に食器をセットしても洗えるのです。
ビルトイン食洗機の導入を検討するなら、洗浄力だけでなく食器をセットしやすいのかもあわせてチェックしましょう。
入れ忘れた食器を追加できる後入れにも対応
フロントオープンのビルトイン食洗機は洗い物をセットするカゴが大きいため、入れ忘れた食器を後からでも追加しやすいメリットを持ちます。
スライドオープンのビルトイン食洗機の場合、後入れするには食器を再配置する手間がある一方、フロントオープンのビルトイン食洗機なら空いているスペースにサッと入れられるのです。
後入れが活躍するシーンでは、食事のタイミングがズレて洗い物が発生したときや、テーブルに置き忘れていた食器を追加するときになります。
フロントオープンのビルトイン食洗機なら、予期せぬ洗い物の追加にも柔軟に対応できます。
フロントオープンのビルトイン食洗機で知っておきたい3つのデメリット
フロントオープンのビルトイン食洗機に挙げられるデメリットは、以下のとおりです。
- 扉を開けられるスペースが必須
- 食器の出し入れにかがむ必要がある
- スライドオープンよりも導入コストが高い
フロントオープンのビルトイン食洗機は容量が大きく高い洗浄能力を持ちますが、上記のデメリットが伴い住居によっては導入困難なケースもあります。
フロントオープンのビルトイン食洗機の導入に失敗しないためにも、ここで紹介するデメリットを把握してから検討してください。
扉を開けられるスペースが必須
フロントオープンのビルトイン食洗機を設置するためには、シンク下とともにキッチン廊下にもスペースを取る必要があります。
フロントオープンのビルトイン食洗機は扉を手前に倒しカゴを引き出して使用するため、キッチン廊下にスペースがなければ導入できません。
導入する段階でつまずかないためにも、シンク下とキッチン廊下の寸法をチェックしてから、フロントオープンのビルトイン食洗機を検討しましょう。
また、フロントオープンのビルトイン食洗機を導入できるか判断できない場合は、リフォーム業者に相談するのも1つの手です。
食器の出し入れにかがむ必要がある
フロントオープンのビルトイン食洗機は、食器を出し入れする際にかがんだりしゃがんだりするため、腰痛を持つ方や膝を痛めている方は注意する必要があります。
フロントオープンのビルトイン食洗機を導入した場合、使用するたびにかがむ動作が伴います。
一方、スライドオープンのビルトイン食洗機は、基本立った状態で食器を出し入れできることがメリットです。
ビルトイン食洗機の導入を検討するなら、体の負担にあわせて選択しましょう。
スライドオープンよりも導入コストが高い
フロントオープンのビルトイン食洗機は国内メーカーのラインナップが少なく、海外製を検討する必要も出てくるため、導入コストが高くなる傾向にあります。
本体価格の目安は、以下のとおりです。
- 国内メーカー
リンナイRSW-F402CA-SV:定価240,130円 - 海外メーカー
Miele(ミーレ)G 5844 SCi SL:定価440,000円
国内メーカーのリンナイでも本体価格20万円以上と高額になり、工事費用も必要になるため、総額30万円前後かかる可能性があります。
フロントオープンのビルトイン食洗機を導入するなら、予算に余裕を持って検討しましょう。
フロントオープンのビルトイン食洗機を扱っているメーカーはどこ?
フロントオープンのビルトイン食洗機を扱っているメーカーは、国内ならリンナイ・パナソニック、海外ならMiele(ミーレ)・BOSCH(ボッシュ)です。
国内メーカーでフロントオープンのビルトイン食洗機を製造しているのはリンナイのみでしたが、2023年12月にはパナソニックからも発売されました。
フロントオープンのビルトイン食洗機を導入するにあたり、コストが安く済むのは国内メーカーです。
国内メーカーは電圧や寸法などの規格が日本の住居に合わせられているので、導入しやすい一方、海外メーカーは設置するのに規格を合わせる必要があるため、工事費用が高くなる傾向があります。
フロントオープンのビルトイン食洗機を検討するときは、本体価格だけでなく工事費用まで含めたトータルコストを把握してください。
工事費用の概算は水回り専門業者やリフォーム業者に相談すれば、見積もりを出してもらえます。
フロントオープンのビルトイン食洗機について相談するならミズテック
今回は、フロントオープンのビルトイン食洗機の概要からメリット・デメリットについて解説しました。
フロントオープンのビルトイン食洗機は、収納できる食器点数が多いことに加え、庫内スペースが広いためフライパンなどの調理器具も入れて洗浄できます。
しかし、フロントオープンのビルトイン食洗機を導入するには、シンク下からキッチン廊下のスペース、電源や排水口などの位置をチェックしたうえで検討する必要があります。
フロントオープンのビルトイン食洗機を導入できるか自分で判断が難しい場合は、ミズテックへ気軽にお問い合わせください。
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