「パナソニック製のエコキュートは、公式からでないと依頼できない?」
「自分で修理して直せる?」
「専門業者への修理費用はどのくらい?」
エコキュートの突然の不具合や故障で、生活に支障が出てお困りの方も多いのではないでしょうか。
特に冬場にお湯が出ないと、日常生活にも影響が出ます。
この記事では、パナソニックエコキュートの問い合わせ先や依頼手順、修理料金について詳しく解説します。
後悔しない業者選びのコツまですべてご紹介しますので、パナソニックエコキュートのトラブルでお悩みの方はぜひ、最後までお読みください。
目次
パナソニックエコキュートの修理はDIYで可能?

パナソニックエコキュートのDIY修理はおすすめできません。
理由は、以下5つの重大なリスクがあるためです。
- 資格が必要な作業があり無資格で行うと違法行為に当たる
- 専門知識と専用工具が必要
- 工事中に感電や火災など重大事故につながる可能性がある
- 施工不良が原因で症状が悪化する可能性がある
- メーカー保証の対象外になり、その後の保証が受けられない
エコキュートの修理・交換工事には「第二種電気工事士」「ガス機器設置スペシャリスト」などの資格が必要です。
たとえ配管修理のみでも「排水装置主任技術者」の資格が必要な場合があります。
そのため、ご自身でのパナソニックエコキュートの修理・交換工事をDIYで行うのは推奨できません。
事故やケガをするリスクはもちろん、さらに症状が悪化して余計な修理費用がかかる可能性があります。

必ず専門知識と資格を持ったプロの業者へ依頼しましょう。
パナソニックエコキュートの修理前に確認すべき症状6点

業者へ工事を依頼する前に確認するべき6つのチェックポイントをご紹介します。
エラーコード
パナソニックエコキュートは、何らかの不具合が発生するとリモコンにエラーコードを表示します。
一時的なエラーの場合は、エラーコードのリセット操作で復旧する可能性があります。
復旧した場合は、修理を依頼する必要はありません。
一方、エラーコードを解除しても、頻繁に同じ異常やエラーが表示される場合は、エコキュート本体もしくはリモコンが故障している可能性が>あります。
リモコンの修理のみで済む場合もありますが、本体内部の経年劣化でエラー表示が続くケースもあります。
まずはエラーコードの頻度や内容を確認してみましょう。
パナソニックエコキュートのエラーコードと内容・解除方法は、取扱説明書や以下をご参考ください。
お湯や水が出ない
お湯だけなのか、水も出ないのか、症状によって原因と対処法が異なります。
症状 | 考えられる原因 |
---|---|
お湯だけが出ない | 給湯器本体か内部部品(サーミスタ)の故障 |
お湯も水も出ない | 断水や凍結、止水栓が閉まっている |
お湯も水も出ない場合は、断水や凍結など外的要因も疑われます。
断水や凍結など症状によっては、時間経過で解消するケースもあります。
すぐに修理業者を呼ぶのではなく、まずは落ち着いて症状を確認しましょう。
湯温が安定しない
お風呂やシャワーのお湯が適正温度に温まるかどうかも確認しましょう。
シャワーの給湯温度がなかなか安定しない、温度が上がったり下がったりを繰り返す場合には、以下の原因が考えられます。
症状 | 考えられる原因 |
---|---|
シャワーの湯温のみが不安定 | シャワーヘッドや水栓に問題がある |
家中の水栓で湯温が不安定 | エコキュート本体に問題がある可能性 |
特定の蛇口だけで発生する場合、エコキュートではなく蛇口やシャワーヘッドに問題があるかもしれません。
一方、住居全体で湯温が安定していない場合は、エコキュート本体の温度調整機能に不具合が生じ、修理が必要になります。
発生場所によって原因が異なるため、発生箇所をきちんと把握しておきましょう。
異音・爆発音がする
エコキュートは、ヒートポンプユニットの稼働音として「ブーン」という低周波音を発する設備です。
稼働音が「いつもと違う音」や「大きな音」「ボンッ」と破裂音がする場合は、エコキュート内部の故障や劣化が疑われます。
明らかな異音が発生した場合は、すぐに専門業者へ点検を依頼してください。
異常を放置すると火災などの重大事故や、より深刻な故障につながる可能性があります。
水漏れ
下記の症状が出る場合は、エコキュートの水漏れが疑われます。
- すぐにお湯切れを起こす
- お湯が出た後すぐに水に戻る
- 水道メーターが常に回っている
- 水道代と電気代が急に高くなった
水漏れは、パッキンの劣化や配管の経年劣化による損傷など多岐にわたります。
まずは、エコキュートの給水元栓がしっかりと閉まっているか確認しましょう。
放置すると被害が拡大するため、水漏れが起きている場合は、必ず給湯器専門業者に修理・交換を依頼しましょう。
凍結
冬場に水が出ない場合は、凍結の可能性があります。
凍結は、外気温の低下でエコキュート本体や配管が凍ることで起こります。
凍結が起きた場合は、無理に解凍しようとせず自然解凍を待つか、凍結部分にタオルを巻き30~40度の人肌程度のぬるま湯をかけるようにしましょう。
いきなり熱湯をかけると、配管が損傷する恐れがあるためです。
凍結を防ぐためには凍結防止ヒーターをオンにしたり、夜間に少量の水を流し続けるなどの対策も効果的です。
特に、外気温が0度以下になる寒い地域では、対策が必要になります。

また、パナソニックエコキュートは、凍結予防ヒーターがあらかじめ取り付けられているケースがあります。
凍結が心配な場合は、凍結予防ヒーターを稼働させると、凍結予防が可能です。(参考:【エコキュート】凍結予防ヒーターを使いたいのですが?(Panasonic))
パナソニックエコキュートの出張修理の料金相場

パナソニックエコキュートの修理費用は、故障箇所や交換部品によって異なりますが、一般的な費用相場は、2~7万円ほどです。
修理箇所 | 相場 |
---|---|
総額 | 約15,000円~74,000円 |
部品交換なし (点検・調整) | 約15,000円~19,000円 |
基板交換 | 約31,000円~54,000円 |
混合弁交換 | 約29,000円~39,000円 |
水漏れ修理 (パッキンや温水コイル交換) | 約19,000円~74,000円 |
※すべて出張費4,950円(税込)を含んだ金額です。
部品交換が不要な点検・調整のみであれば、出張費も含めて1万円台前半で済みますが、基板やヒートポンプユニットの修理は高額になる傾向があります。
またエコキュートの寿命は、10~15年ほどです。
10年以上使用しているエコキュートで不具合や故障が頻発する場合は、高額な修理費用をかけるよりも、交換した方が長期的に費用を抑えられるケースも多いです。

修理を依頼する際は、交換も視野に入れて見積りを取り、比較検討するのがおすすめです。
パナソニックエコキュートをメーカーで修理する流れ4ステップ

メーカーに直接修理を依頼する際は、スムーズに依頼できるように事前に流れを把握しておきましょう。
1.異音や水漏れを確認し安全を確保する
まず、異音や水漏れなどを確認してください。
異音や水漏れは、配管の破裂や火事など、重大な事故につながる可能性があります。
違和感がある場合は、エコキュートの使用をただちに中止し安全を最優先に考えましょう。
2.エコキュートの修理診断を実施する
パナソニックでは、品番やエラーコードを元にWEBから修理診断をおこなえます。
ご家庭の機種ごとに、エラーコードや修理費用の目安が表示される大変便利なサイトです。
エコキュートの機種品番は「HE-」で始まる番号で、本体上部のラベルに記載されています。
写真を撮って確認しておくとよりスムーズに診断が実施できます。
3.WEBで出張修理を申し込む
診断後、Webサイトから出張修理を申し込みます。
出張修理の申し込み先は、下記の通りです。
パナソニック修理依頼サイト | パナソニック修理サービス |
修理依頼窓口 | 0120-878-554(フリーダイヤル) 受付時間:9:00~18:00(年中無休) 03-6633-6700(有料) |
なお、パナソニックエコキュートのメーカー保証期間は1年間です。
有料の長期安心修理サービスを契約されていれば、最長10年となります。
4.故障内容に合わせて修理工事を受ける
申し込み後の修理の流れは、下記の通りです。
- 修理担当者が訪問し、修理品を診断
- 診断結果・見積り金額の説明
- 修理実施
- 出張費 4,950円(税込)と修理料金のお支払い
(クレジットカードまたはお振込み)
パナソニックにエコキュートの修理を依頼する際の出張費用は、4,950円と修理料金がかかります。

修理実施日には、立ち合いが必要なため、立ち合い可能な工事日を指定しましょう。
パナソニックエコキュートを専門業者で修理する流れ3ステップ

メーカーではなく、専門業者に修理を依頼する際の基本的な流れを3ステップで解説します。
1.異音や水漏れを確認し安全を確保する
パナソニックへ直接依頼する際と同様に、まずはご自身で異音や水漏れ>を確認しましょう。
型番を始め、症状を簡単にメモや写真で記録しておくと、業者への説明がスムーズになります。
異音や水漏れがある場合はすぐに使用を中止し、安全な状態を確保するのが最優先です。
2.給湯器専門業者に症状を伝える
給湯器専門業者の問い合わせフォームや電話を使って、現在の症状を詳しく伝えましょう。
「お湯が出ない」「水も出ない」「異音がする」など、具体的な情報があると診断がスムーズです。
写真の添付ができる業者も多いので、情報はできるだけ多く共有します。
概算見積もりを取得し、修理か交換かの判断材料にしましょう。
業者選びのコツは「パナソニックエコキュートの修理におすすめの業者の選び方4つ」をご参考ください。
3.点検を受け出張修理または交換に移る
実際に機器の状態を見てもらい、電話や写真だけでは判断しきれなかった詳細な故障原因を特定し、必要な作業内容と正式な見積もりを提示してもらいます。
すぐに修理可能な故障や軽微な調整で済む場合は、そのまま修理作業に入ります。
しかし、点検の結果、部品の取り寄せが必要だったり、エコキュート本体の寿命を考慮し、修理ではなく交換となった場合は、後日改めての作業となることも多いです。

症状によっては、しばらくお湯が使えなくなるため、異常を感じたら早めに点検や修理を依頼しましょう。
パナソニックエコキュートの修理におすすめの業者の選び方4つ

パナソニックエコキュートの修理を、安心して任せられる業者を選ぶための4つのポイントをご紹介します。
パナソニック製品を取り扱っている業者を選ぶ
パナソニックエコキュートの取り扱い実績が豊富な業者を選びましょう。
メーカーや機種ごとの特性を熟知している業者であれば、原因究明や修理作業もスムーズに進む可能性が高いです。
また、万が一修理ではなく交換となった場合でも、パナソニック製品の在庫を保有し、迅速に手配できる業者であれば、お湯が使えない期間を最小限に短縮できます。
サイトで施工事例を確認したり、問い合わせ時にパナソニック製品の修理経験について質問してみるのも良いでしょう。
エコキュートの交換に加え修理に対応できる業者を選ぶ
給湯器専門業者には、修理は行わず「交換専門」の業者も多いです。
しかし、故障の状態や使用年数によっては、部品修理で十分対応できるケースも多いです。
修理と交換の両方に対応している業者であれば、状況や要望に合わせて最適な選択肢を提案してくれます。
たとえば、「まだ使えるなら修理したい」「どうせなら最新機種に交換したい」など、希望を伝え、親身に相談に乗ってくれる業者を見つけましょう。
定期的なメンテナンスの相談ができるかどうかも大切なポイントです。
施工実績数が多く技術力が高い業者を選ぶ
エコキュートの修理には、電気や水道に関する専門知識と高度な技術が不可欠です。
そのため、業者ごとの施工実績数や技術力の比較も重要です。
実績や技術が乏しい業者に依頼した結果、修理してもすぐに給湯器が壊れてしまうケースもあります。
- 他社に比べて施工実績はどうか?
- 口コミで施工内容に関して高く評価されているか?
などを参考にしましょう。
上記2点を確認すれば、無資格業者や違法業者へ依頼するリスクを最小限に抑えられます。
保証・アフターサービスが充実した業者を選ぶ
保証・アフターサービスの充実した業者を選ぶのも重要です。
エコキュートは、修理や交換をして終わりではなく、工事後も長く使用し続ける設備です。
万が一、修理や施工後に不具合が発生した場合を踏まえ、保証期間や保証範囲がどの程度充実しているか、確認しておきましょう。

定期的なメンテナンスや操作方法に関する相談など、長期的なサポート体制が整った業者であれば、安心してエコキュートを使用し続けられます。
パナソニックエコキュートの故障・修理に悩んでいる方はミズテックにご相談を!

「結局、修理業者はどこに頼むのがベスト?」
「修理か交換か適切な判断をして欲しい」
「余計な修理費用をかけて後悔したくない!」
上記の悩みを持つ方は、ぜひミズテックまでご相談ください。
ミズテックは、ガス給湯器からエコキュートまで、給湯器全般の専門業者として豊富な実績とノウハウがあります。
また、パナソニックエコキュートについても、修理・交換ともに多数対応しており、最新機種も取り揃えております。
専門知識を持ったプロのスタッフがお客様の状況を丁寧にお伺いし、最適な解決策をご提案しますのでご安心ください。
また現在、国の補助事業でエコキュート導入が最大13万円お得になる「給湯省エネ2025事業」が行われています。
個人では申請ができず登録事業者のみが申請できる仕組みです。

ミズテックは2025年事業の登録事業者ですので、安心して給付金活用のご依頼やご相談が可能です。
たとえば、定価99万円のパナソニックエコキュート(HE-S37LQS)が、ミズテックでは、本体と工事費込みで45万円と半額以下で購入でき、さらに補助金利用で35万円で設置できます。
給付には予算上限がありますので、エコキュートをお得に購入したい方はできる限り早めのご検討とご相談をおすすめします。
パナソニックエコキュートの修理でよくある質問3つ

最後に、パナソニックエコキュートに関するよくある質問を3つご紹介します。
気になる疑問・不安解消にお役立てください。
パナソニックエコキュートの修理サービスのお問い合わせ先・電話番号は?
パナソニックエコキュートの修理サービスに関する問い合わせ先・電話番号は、下記のとおりです。
パナソニック修理依頼サイト | パナソニック修理サービス |
修理依頼窓口 | 0120-878-554(フリーダイヤル) 受付時間:9:00~18:00(年中無休) 03-6633-6700(有料) |
修理の大まかな目安や状況を把握するためにも、
事前に「パナソニック修理診断ナビ」のご利用をおすすめします。
診断の結果、修理費用が「高い」「ほかの業者と比較したい」場合は、ぜひ業界最安水準のミズテックまで一度ご相談ください。
パナソニックの修理サービスが対応してくれない・料金が高い時はどうする?
メーカー保証期間が過ぎている場合や、修理内容によっては費用が高額になります。
また、繁忙期などですぐに対応してもらえないケースもあります。
そのような場合は、給湯器専門業者への依頼や相見積もりをとっての比較・検討をおすすめします。
専門業者であれば、メーカー経由よりも費用を大きく抑えられますし、迅速な対応や柔軟なご提案が期待できます。
ミズテックでも、パナソニックエコキュートの修理、交換は受け付けていますので、ご相談や無料見積りのご依頼だけでも結構ですので、お気軽にご連絡ください。
パナソニックエコキュートのメーカー保証期間は?
パナソニックエコキュートのメーカー保証期間は、本体とリモコンが1年です。
ヒートポンプは3年間、タンクは5年間と定められています。
部品の保有期間は、製造中止から9年間は保証されています。
10年以上前に購入したエコキュートは修理に必要な部品がない可能性もあるため、交換を検討しましょう。
保証期間を過ぎると、有償での修理となります。

購入から1年を経過している場合は、給湯器専門業者に修理を依頼すれば、費用を安く済ませられるケースも多いです。
パナソニックエコキュート 修理 まとめ

パナソニックエコキュートの不具合は、ご自身で行うDIY修理は重大な事故や予期せぬ出費につながるため、おすすめできません。
必ずメーカーまたは信頼できる専門業者へ依頼しましょう。
修理を依頼する前にエラーコードの確認や症状の把握をしっかり行い、業者に正確に伝えるのが大切です。
専門業者を選ぶ際には、料金だけでなくパナソニック製品の取り扱い実績、修理と交換両方への対応力、技術力、そして保証やアフターサービスの充実度を総合的に比較検討してください。
ミズテックでは、パナソニックエコキュートに関するあらゆるお悩みに対し、専門知識と豊富な経験でお応えします。
突然の故障や異常でお困りの方、修理か交換か迷っている方、まずはお気軽にミズテックまでご相談ください。
お客様にとって最善の解決策をご提案させていただきます。
「2025年版エコキュート補助金」で費用を10万円以上抑えて、新品のエコキュートへ交換されたい方も、ぜひご相談ください。