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ガス給湯器「エコジョーズ」

「お湯」はお風呂やシャワー、キッチンなど私たちの生活の中でなくてはならない存在です。そのような生活環境の中において、住宅設備機器の進化とともにお湯の作り方も各ご家庭で選べる時代を迎えました。
近年では「エコジョーズ」や「エコキュート」、そしてガスと電気のハイブリッド化が進み、買い替えの際にどの機器を選ぶべきか自分だけでは選びにくくなっています。
そこで今回は、ガス給湯器「エコジョーズ」と電気給湯器「エコキュート」の特徴やメリット・デメリットなど詳しくご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
2000年6月に潜熱回収型給湯器「エコジョーズ」が販売されてから20年が経過しました。今や新築住宅や交換の際に当たり前のようにエコジョーズが導入されています。
そんな人気の高い「エコジョーズ」について、仕組みやメリットなど詳しく解説していきます。
特徴・仕組み
そもそもエコジョーズって何ですか?と疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
まずエコジョーズとは、少ないガスの量で効率よくお湯を沸かす省エネ性の高い給湯器のことです。
従来販売されていた非エコジョーズ給湯器(従来型給湯器)は、給湯器で水を温めて余った熱(排気熱)を捨てていました。そこでこの排気熱を有効に利用して熱効率を高くすることで従来よりも少ないガス消費量で効率よくお湯を沸かすことができる仕組みを搭載したのがエコジョーズなのです。
エコジョーズの特徴を纏めると、
- 熱効率が高い(従来型よりも約15%アップ)
- ガスの使用量が減少(約15%減少)でランニングコスト削減に繋がる
- 地球温暖化の一因であるCO2排出量削減(約15%削減)
やはり世間の関心ごととして注目されるのが、光熱費の削減ではないでしょうか。
このようにエコジョーズでは多くのメリットをもっていることは事実ですが、少なからずデメリットもあります。
メリット
さっそくですが、ガスエコジョーズ給湯器のメリットをご覧ください。
- メリットその1.ガス給湯器ならではのパワフルさ(水圧が強い)
- メリットその2.設置場所に困らない(ほとんどスペースがいらない)
- メリットその3.お湯のムダがない
- メリットその4.省エネで毎月のランニングコスト削減が可能
- メリットその5.清潔で安全なお湯だから飲んでも大丈夫
環境面や快適性、そして経済性どれをとっても消費者にとって多くのメリットを受けることができます。
特にガス給湯器は、いつでもお湯が使えてお湯がなくなることがなく、水道の圧力そのままに使用することができるので、清潔で気持ちの良い快適さが得られます。さらにエコジョーズではコスト削減で家計にもやさしく、一家に一台なくてはならない存在と言えるでしょう。
デメリット
ご紹介したメリットを見るとどこにデメリットがあるのか疑問に思われるかも知れませんが、後述するエコキュート(電気給湯器)と比較した場合にトータルコストが高くなる場合があることや経年劣化等に伴う不完全燃焼の懸念などデメリットについても把握しておくことが大切です。
- デメリットその1.排水設備が必要
- デメリットその2.電気代と比較するとランニングコストが高くなる場合がある
- デメリットその3.不完全燃焼のリスクが懸念される
- デメリットその4.給湯器の耐用年数が約10年程度で短い
エコジョーズ特有の排水はお湯を沸かす仕組みによるものであり、導入時には排水設備を整える必要があることや排水するために必要な中和器の交換が約10年で必要となるなど、メンテナンスも気にかけておく必要があります。
コスト面について詳しくは後述にてお伝えします。
電気給湯器「エコキュート」

エコキュートは、2001年に日本で初めて製品化されてから高い省エネ性能が広く支持され、また国からの補助金制度などの後押しもあり急速に普及。その後も毎年の出荷台数は右肩上がりと好調をキープしています。
ではさっそく人気急上昇のエコキュートの特徴やメリット及びデメリットについて解説していきます。
特徴・仕組み
エコキュートは、ヒートポンプで空気の熱をくみあげて給湯に必要な熱を作り、その熱を利用して水を加熱して作ったお湯をタンクに貯める仕組みです。投入した電気エネルギーの3倍以上の熱エネルギーを得ることができるので、効率良くお湯を沸かすことができます。
エアコンの室外機を想像していただくと分かりやすいと思いますが、エアコンもエコキュートと同様にヒートポンプの技術を利用しています。
またコストの安い深夜電力を利用して、使用する分だけの湯量を貯めておくエコキュートの特徴を把握して使いこなすことで、快適な省エネライフを実現することができます。
エコキュートの特徴と纏めると、
- CO2排出量を抑え地球環境にやさしい(地球温暖化防止)
- 深夜電力を利用することで光熱費がお得になる
- 必要な量だけ上手にお湯を使い切ることで省エネ・省コストに繋がる
一般的に毎月の給湯にかかる電気代は、およそ2500~3500円程度と言われており、ランニングコスト面においてメリットが出しやすいと言えます。
メリット
エコキュートのメリットを挙げると、
- メリットその1.省エネで毎月のランニングコスト削減が可能
- メリットその2.非常災害時の生活用水として活用できる
- メリットその3.耐用年数が10年~15年
- メリットその4.環境にやさしい(大気の空気を使用)
エコキュートの利用でガス給湯器エコジョーズ同様に消費者にとって多くのメリットを受けることができます。特にランニングコストの削減は、消費者が最も気になるポイントであり、エコキュートが経済性に優れていることを踏まえると魅力的な製品であると言えるでしょう。
デメリット
メリットの多いエコキュートですが、その反面デメリットも多いのがエコキュート。
購入前にはしっかりと把握しておきましょう。
- デメリットその1.お湯切れを起こす可能性がある
- デメリットその2.貯湯タンク分の設置スペースが必要
- デメリットその3.ガス給湯器エコジョーズと比較して導入費用が高い
- デメリットその4.飲料に適していない
- デメリットその5. 再エネ賦課金の増大による電気代の上昇が懸念される
家族構成の変化や季節によってお湯を使う量が異なるため、湯量には注意しておく必要があります。
エコキュートは湯切れを起こしそうになると自動的に沸かしはじめますが、深夜以外で沸かすと電気代が高くなりメリットが活かせないことも。さらに、電気料金の一部として徴収されている再エネ賦課金は、2020年度(2020年5月分~2021年4月分)で2.98円/kWhとなっており、年々増となる賦課金の負担によってランニングコストの増加が懸念されます。
コスト面はどちらがお得?

エコジョーズやエコキュート製品を購入する際は、初期導入費用と毎月のランニングコスト(ガス代や電気代)の合計と、耐用年数を考慮する必要があります。
なぜならば、採算性は消費者にとってとても重要だからです。
ではガス給湯器「エコジョーズ」と電気給湯器「エコキュート」で比較し、どちらがお得か検証してみましょう!
■初期導入費用(イニシャルコスト)
エコジョーズ 24号フルオート/エコキュート 370Lフルオートで比較
項目 | エコジョーズ | エコキュート |
---|---|---|
本体価格(相場) | 110,000~220,000円 | 300,000~350,000円 |
工事費用(基礎工事等含む) | 25,000~60,000円 | 150,000~200,000円 |
合計 | 135,000~280,000円 | 450,000~550,000円 |
差額 | エコジョーズが270,000~315,000円程度 安い |
■毎月のランニングコスト(運転費用)
エコジョーズ 24号フルオート/エコキュート 370Lフルオートの給湯で比較
項目 | エコジョーズ(都市ガス) | エコキュート(電気) |
---|---|---|
1年間 | 58,500円 | 21,800円 |
10年間 | 585,000円 | 218,000円 |
差額 | エコキュートが1年で36,700円/10年で367,000円 安い |
※ダイキン社公表データより抜粋「電気料金について」
※エコジョーズのコストはダイキン社公表の熱効率を高効率90%で試算(運転費用10%削減)
※エコキュートのランニングコストには再エネ賦課金は含まれていません。
ガス給湯器エコジョーズの耐用年数は約10年、電気給湯器エコキュートの耐用年数は10~15年より耐用年数の一番低い年数10年で寿命を迎えると仮定してコスト比較した場合のトータルコストは、以下の通りです。
■トータルコスト
エコジョーズ 24号フルオート/エコキュート 370Lフルオートで比較
項目 | エコジョーズ(都市ガス) | エコキュート(電気) |
---|---|---|
イニシャルコスト | 135,000~280,000円 | 450,000~550,000円 |
ランニングコスト | 585,000円 | 218,000円 |
10年コスト合計 | 720,000~865,000円 | 668,000~768,000円 |
10年で比較した場合、初期導入費用の高かったエコキュートが結果的に最大で約100,000円程度安くなる試算となり、この場合はエコキュートがお得であると言えます。
機器販売業者や契約しているガス会社、電力会社によって製品価格やプラン、契約単価が異なるためこと、また地域間によっても異なるため、あくまでも参考までに。
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