「給湯器にエラーコード111が出たけど、どうやって直せる？」
給湯器にエラーコードが出てしまい、戸惑っている方も多いでしょう。
この記事では、給湯器のエラーコード111の直し方を詳しく解説します。
エラーコード111が発生した際の応急処置や原因ごとの対処法もお伝えするので、どのようにしてエラーを解除すればよいかも分かります。
この記事が、給湯器にエラーが出て悩んでいる方のお役に立てば幸いです。
目次
給湯器エラーコード111の意味-点火不良
給湯器エラーコード111の意味は「点火不良」です。エラーコード111は、最も頻発するエラーコードの一つで、給湯器が点火不良を起こした際に表示されます。
エラーコード111の原因としては、下記のようなものが考えられます。
- ガスが正常に供給されておらず、点火できなかった
- 地震などでガスメーターが自動的に遮断された
- 点火装置が正常に作動しておらず、点火できなかった
- 給湯器の排気口の近くに障害物やゴミがあり、安全のために運転が停止した
- 大雨の影響などで機器内部が湿った
- 外気温が0度を下回り給湯器が凍結した
このように、エラーコード111が発生する原因には、地震や大雨などの外的なものも含まれます。
また、上記以外の原因でも、給湯器の部品が故障して、エラーコード111が表示される場合もあります。経年劣化による故障の場合には、給湯器本体を買い替える必要もあります。
給湯器本体の寿命は10年~15年のため、寿命を超えて給湯器を使用している場合には、交換も検討してください。
給湯器にエラーコード111が出た時のリセット・応急処置方法
続いて、給湯器にエラーコード111が出た時のリセット・応急処置方法を見ていきます。給湯器のエラーコード111が一時的なエラーである場合、リセットすることで直ることも多いです。エラーコード111のリセット方法は、下記の通りです。
- すべてのお湯を止める
- リモコンの運転スイッチを「切」にする
- スイッチを再び「入」にする
- お湯を出す
上記を試してエラー表示が出なくなったら、問題なく給湯器を使うことができます。上記を行ってもエラー表示が続く場合には、下記の応急処置方法を試してください。
- お湯を止め、リモコンの電源を切る
- 給湯器のコンセントから電源プラグを抜く
- 10秒ほど経ってから電源プラグを差し込む
上記は、電源プラグを抜くことで強制的に行うリセット方法です。パソコンなどの電子機器同様に、給湯器もプラグを抜いて再び差し込むことで、エラーが改善される場合もあります。
給湯器にリモコンがついていない場合や、リモコンによるリセットを試してもエラー表示が続く場合には、強制的なリセット方法も試してみてください。なお、この方法を行う際には、下記に注意してください。
- 引火の恐れがあるため、ガスの臭いがする場合は行わない
- 感電の恐れがあるため、雨天時や濡れた手で行わない
- 時計設定などもリセットされてしまう
給湯器エラーコード111の直し方
続いて、給湯器のエラーコード111の直し方について見ていきます。
既述のリセット・応急処置方法を試してもエラーコードが再表示される・給湯器が正常に作動しない場合には、一時的なエラーではない可能性も高いです。
リセットでエラーが直らない場合には、原因ごとに効果的な対処法を施す必要があります。原因ごとの直し方は下記の通りです。
【大雨・強風・凍結などが原因の場合】
- 天候の回復や自然解凍を待った上で、再度リセット操作を行う
エラーコードが出た直近で大雨・強風・凍結が起きていた場合は、上記に示したようなリセット操作を再度行ってください。
雨の中で電源の抜き差しは危険です。必ず雨がやみ、天候が落ち着いた段階でおこなうようにしてください。
基本的には一時的なエラーである可能性が高いです。
【ガスが原因の場合】
- 長期間家を空けるためにガス栓を閉めた場合→ガス栓を開栓する
- 未払いや長時間の使用、地震などでガスが遮断→ガスメーターの遮断解除操作を行う
- ガス切れの場合→ガス会社に連絡する
もともとガスの元栓が閉まっている・ガスメーターでガスを遮断している可能性もあります。（給湯器の故障ではなく、ガスの供給部分に問題あり。）元栓・ガスメーターは念のために確認しておきましょう。
もしプロパンガスをご使用のご家庭であれば、ガス切れの可能性もあります。
直近でいつもよりガスを使用した心当たりがあれば、ガス切れがしていないか確認するようにしましょう。
【給湯器内部の故障が原因の場合】
- 給排気口に異物がないかを確認し、ゴミなどを除去した上で、もう一度リセット操作を行う
- 依然エラーコードが発生する場合には、故障の可能性が高いため、業者に点検を依頼する
上記のように、原因ごとに適切な処置を施してエラーを解除しましょう。
原因が分からない場合や、給湯器内部の故障が疑われる場合には、業者による点検が必要です。安全に給湯器を使うためにも、できるだけ早く業者に点検・修理を依頼してください。
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給湯器エラーコード111についてよくある質問
最後に、給湯器エラーコード111についてよくある2点の質問を見ていきます。エラーコード111に関する疑問を解消し、給湯器を快適に使用してください。
賃貸マンションの給湯器にエラーコードが出たらどうすればいいですか？
賃貸マンションの給湯器にエラーコードが出た場合でも、リモコンによるリセット方法などは、ご自身で行うことが可能です。
ただし、リセットしてもエラー表示が消えない場合には、大家さんや管理会社に連絡する必要があります。
賃貸マンションに備え付けの給湯器が故障した場合、入居者が故意に壊した場合を除き、貸主側が修理代を負担します。
自分勝手に修理してしまうと、トラブルにつながる恐れもあるため、必ず大家さんや管理会社に連絡して下さい。
エラーコード111が出ても追い炊きができますか？
多くの給湯器内部は「給湯部分」と「追い焚き部分」に分かれており、エラーコード111は給湯部分に関するエラーであることがほとんどです。
そのため、エラーコード111が出ても追い焚きは可能な場合もあります。
ただし、安全に給湯器を使用するためには、原因ごとに適切な対処法を施す必要があります。
たとえ追い焚きが可能な場合でも、既述のようなリセット方法や原因ごとの対処法を実施した上で、安全に給湯器を使用してください。
給湯器エラーコード111 まとめ
この記事では、給湯器のエラーコード111について詳しく見てきました。給湯器エラーコード111の意味は「点火不良」であり、下記のような原因が考えられます。
- 一時的なシステムエラー
- ガス(ガスの遮断やガス切れなど)
- 天候(大雨、強風、凍結など)
- その他給湯器内部の故障
エラーコード111が発生した場合にはまず、リモコンによるリセット方法を試しましょう。
それでも直らない場合には強制リセット、さらには原因ごとに適切な方法での対処が必要です。原因が分からない場合や、給湯器内部の故障が原因の場合には、業者に連絡して点検・修理してもらう必要があります。
給湯器にエラーコード111が発生し、どの業者に連絡すれば良いか分からないという方は、ミズテックにご相談ください。
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