エコキュートの設置を検討している場合、もっとも気になるのが価格ですね。
けっして安い買い物ではないため、トラブルを予防するためにも、エコキュートの設置工事費や内訳についてはしっかりと確認をしておく必要があります。
今回は、エコキュートの新規工事・交換工事にかかる価格の相場をまとめました。
目次
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エコキュートの設置工事費の相場は?
エコキュートの設置工事費の相場は、40~50万円(本体代込み)が一般的です。
2019年4月現在、エコキュートを導入した家庭の半数以上が40万円代の価格帯となっています。
設置工事費の内訳は?
エコキュートの設置工事費の内訳としては、主に3つの種類に分けられます。
1)エコキュートの本体及び付属品代
一般的にエコキュート本体及び付属品とは、「貯湯ユニット」「ヒートポンプ」「リモコン」の3つがセットとなった価格を指します。
基本的に全てがセットになっておよそ約20~30万円が相場です。ただし価格は施工業者、取り扱い店舗、エコキュートの機種等によって異なります。
2)水道工事代
水道工事代は、基礎工事、給湯器の撤去、各種配管工事、貯湯ユニットとヒートポンプの取り付け、オイルタンクの移設、浴槽循環口の取り付けなどが含まれます。
基礎工事(新規設置の場合):2万円~4万円
給湯器の処分撤去:5,000円~1万円
各種配管工事(排水管、追い焚き配管、給水給湯管):各2万円~5万円
貯湯ユニットとヒートポンプの取り付け:3万5,000円~5万円
オイルタンクの移設(新規設置の場合)::1万円~2万円
浴槽循環口の取り付け(交換の場合):1万円~1万5,000円
合計すると最終的な水道工事代の相場は15万円〜20万円程といえるでしょう。
ただし、お住まいの地域の水道の状況や、施工業者ごとで違いがあるため、実際の料金については見積もりを依頼してチェックする必要があります。
3)電気工事代
電気工事代は、ブレーカーの交換、分電盤の交換、幹線の張替え、電力会社への申請代行費、配線工事費などが含まれます。
ブレーカーの交換:5,000~1万円
分電盤の交換(200Vの配線が引き込まれていない場合):3万5,000~6万円
幹線の張替え(200Vの配線が引き込まれていない場合):2万8,000~4万円
電力会社への申請代行費:2~4万円
配線工事費:2~4万円
200Vの配線が引き込まれていない場合、「分電盤の交換」「幹線の張り替え」の2つの工事が発生します。分電盤の交換は、分電盤の回路数が多ければ多いほど料金が高くなるのが一般的です。
電力会社へ申請代行費は、申請のための書類を作成したり契約変更の手続きを行ったりするための手数料です。
すべての工事を行う場合、合計すると電気工事代の相場は15万円〜20万円程といえるでしょう。
ただし、水道工事費同様に、自宅の配線の状況や、施工業者ごとで違いがあるため、実際の料金については見積もりを依頼してチェックする必要があります。
価格が変動する要素
・オート/フルオート/給油専用などの機能タイプ
・その他メーカーオリジナルの機能
・基礎工事代(新規工事のみ)
例えば50万円以上の高額な工事費がかかるエコキュートの場合、使い勝手の良いプレミアム機能が搭載されていたり大家族向けの大容量なタイプであることが関係しているといえます。
反対に40万円以下の工事費で設置できるものについては、「お湯を沸かすだけ」といった1つの機能をピンポイントで利用できる給油専用タイプの場合が多いでしょう。
また、新規でエコキュートを設置する際には、基礎工事を行う必要があります(エコキュートから別のエコキュートへ交換するのであれば、元々の土台をそのまま使用できます)。
工事費で注目すべきポイント
エコキュートの工事費が不安な場合、注目すべきポイントは設置場所と容量の2つが挙げられます。
1)設置場所
まず最初に自宅にエコキュートのタンクを置くだけの十分なスペースが確保できるかどうかをチェックしましょう。
もしスペースが確保できないのであれば、工事できるエコキュートのタイプは限られます。
2)容量
次に、使用する人数を割り出しましょう。
家族構成や、どのような生活スタイルであるかを十分に考慮し、外せない条件などを明確にしておきましょう。条件によって必要なタンク容量が決定します。
新規設置工事の相場【ガス給湯器→エコキュートの場合】
エコキュートを新規で設置する場合にかかる工事費用は、どの程度なのでしょうか。
一般的な例を参考に見ていきましょう。
工事費(新規)のめやす
新規設置工事の相場は、約10~17万円程です。
新規設置工事の流れ
①既存の給湯器を撤去
新たにエコキュート設置する場合、まずは元々使っていたガス給湯器の撤去処分を行います。
②コンクリートの基礎工事
基礎土台を作成するため、エコベースもしくは現場打ちでの基礎工事が行われることが一般的です。
エコベースとは、既存のコンクリート土台のこと。工事期間は短いものの地盤が弱い場所ではエコキュートしっかり固定できないといったリスクがある方法です。
現場打ちとは、施工業者の職人が地面に砂利などを地面に固めて上からコンクリート流す作業のこと。工事の期間は要するものの、地盤の弱いところにもエコキュート固定できることが特徴です。
③配管工事
基礎工事を行った後は断水し、配管工事を行います。給水給油配管と循環追い焚き用配管については、ガス給湯器で使っていた配管をそのまま使用するケースが多いです。また、浴槽に追い焚き専用の循環口も作ります。
④本体設置
配管工事を行った後、エコキュート本体である貯水タンクとヒートポンプユニットを設置する場所まで運び、コンクリートの基礎土台の上に設置します。
コンクリート土台に対しアンカーボルトを打ち、エコキュート本体が水平になるよう置きます。その後、ヒートポンプ灯油タンクに配線と配管をつなげます。
⑤電気工事
エコキュートは専用のブレーカーを設置する必要があります。具体的にはエコキュート専用配線の電気工事を行います。
基本的な工事に含まれる電気配線工事の距離は10 mが一般的です。距離が遠い場合には、追加工事費が加算されるケースがあります。
その後、エコキュート専用のリモコンをお風呂と台所に設置し、全ての工事が終わったところで電力会社へ申請手続きを行います。
⑥試運転
最後に、試運転を行います。設置したエコキュートが問題なく動くかどうかをチェックし、エコキュートの操作方法について施工業者より詳しくご説明させていただきます。
ただし、なかには操作方法の説明を行っていない施工業者もあるため、どの程度までフォローしてくれるのかも事前に確認しておく重要なポイントでしょう。
新規工事で追加工事費が発生するケースとは?
工事の際、状況に応じて追加工事や費用が発生することも少なくありません。
具体的には、分電盤が対応していない場合の工事や、搬入が難しい場所にエコキュートを設置する際の工事などが該当します。
また基礎工事費がリーズナブルな場合、施工の質が低かったり、追加工事費として高額な請求を受けたりする場合もあります。以下の相場価格を参考にして、十分に注意をしてください。
・分電盤工事の相場
3万5,000~6万円が相場です。
分電盤の交換や主幹ブレーカーを交換する際、100Vに対応していないと分電盤を交換する工事が必要になります。
・幹線工事の相場
2万5,000~5万5,000円が相場です。
幹線(電線を室内に引き込んでいる箇所から分電盤までを接続するケーブル)が200Vに満たないときは、幹線を交換する工事が必要になります。
・その他(特殊運搬料)
搬入が難しい場所へエコキュートを設置する際、ユニック車を使って運搬しなければならず、施工業者ごとに特殊運搬料が請求される場合があります。
交換工事の相場【エコキュート→別のエコキュートの場合】
現在使用中のエコキュートから別のエコキュートへ交換する場合にかかる工事費用は、どの程度なのでしょうか。
一般的な例を参考に見ていきましょう。
古くなったエコキュートから新しいエコキュートへ交換する場合 の 配管や本体据え付け工事と言った工事の内容と費用について紹介しますさらに元々使用していた給湯器の処分方法や追加工事費が必要になるケースについても確認しておきましょう。
工事費(交換)のめやす
交換工事の相場は、約9万~17万円程です。
過度に工事費用が安い施工業者やの場合は、工事が雑な場合や当日になって追加工事費がかかるといったケースも珍しくありません。
そのため、最終的な依頼をする前に現地調査を行い、工事の内容を明確にした上で費用を提示してくれるエコキュート販売店や施工業者を選びましょう。
さらに、工事の依頼をした後にトラブルに巻き込まれないよう、ホームページなどをしっかり確認しておくことも大切です。
交換工事の流れ
①既存の給湯器を撤去
新しいエコキュート工事するために、それまで使用していたエコキュートを撤去処分します。
②配管工事
次に、断水し、配管工事を行います。給水給油配管と循環追い焚き用配管については、ガス給湯器で使っていた配管をそのまま使用するケースが多いです。
また、給油専用タイプからフルオートタイプ/セミオートのエコキュートへ交換する際には、浴室の中に追い焚き循環口を設置する必要があります。
③本体設置
配管工事を行った後、エコキュート本体である貯水タンクとヒートポンプユニットを設置する場所まで運び、コンクリートの基礎土台の上に設置します。
④電気工事
エコキュートをコンクリート土台に設置した後は、ヒートポンプと貯湯タンクに対し電気配線とそれぞれの配管をつなげます。
その後、エコキュート専用のリモコンをお風呂と台所に設置し、全ての工事が終わったところで電力会社へ申請手続きを行います。
⑤試運転
最後に、試運転を行います。設置したエコキュートが問題なく動くかどうかをチェックし、エコキュートの操作方法について施工業者より詳しくご説明させていただきます。
ただし、なかには操作方法の説明を行っていない施工業者もあるため、使い方が気になる場合には説明があるかどうか、どの程度までフォローしてくれるのかも事前に確認しておく重要なポイントでしょう。
交換工事で追加工事費が発生するケースとは?
交換工事の際に追加工事費が発生する代表的なケースは、古いエコキュートの処分費とアダプターの取り付け、特殊運搬料などが挙げられます。
基礎工事費がリーズナブルな場合、施工の質が低かったり、追加工事費として高額な請求を受けたりする場合もあります。以下の相場価格を参考にして、十分に注意をしてください。
・古いエコキュートの処分費の相場
1万円が相場です。
エコキュートはガス給湯器などと比較してサイズが大きいため、処分費用が追加で請求されることが一般的です。1万円が目安価格ですが、処分費については施工業者によって異なる上、基本工事費用に含まれているケースなどもあるため、事前に確認しましょう。
・アダプター取り付けの相場
1万~1万5,000円が相場です。
給油専用タイプからセミオートタイプやフルオートタイプに変更する際、アダプターの取り付けのために浴槽への穴あけの追加工事が必要となります。
・その他(特殊運搬料)
搬入が難しい場所へエコキュートを設置する際、ユニック車を使って運搬しなければならず、施工業者ごとに特殊運搬料が請求される場合があります。
これで納得!見積もりの取り方
1)複数の業者から見積もりを取る
自身で施工業者を見極めるのは難しいため、複数の業者から見積もりを取りましょう。
目的は、工事費の平均価格を知ることです。
2)見積もり内容が明瞭かをチェック
複数の業者から見積もり書が届いたら、
・内容が分かりやすいかどうか
・料金が明確かどうか
をしっかりとチェックしましょう。
3)「脚部カバーとリモコンの料金が追加料金or含まれているか」をチェック
見積もり書の”エコキュート本体の工事費の内訳”の項目を確認しましょう。
脚部カバーとリモコンは、別途料金が発生するケースと、エコキュート本体の基礎工事費に含まれているケースの2種類があります。
脚部カバーはエコキュートの標準装備ではなく、追加料金で購入設置を行う部品です。
ですが一般的に、電線コードと配管を取り付けた後は脚部カバーの取り付けが推奨されています。
脚部カバーを付けるメリットとして、エコキュートの見た目が綺麗になるだけではなく、接続部分の配管を守る役割も果たします。
脚部カバーを取り付けていなければ配管が出ている状態になってしまうため、雨や風にさらされ経年劣化が進みやすく、ゴミが入り込んでしまう可能性、野良猫や害獣などがいたずらをする可能性も高まります。
4)料金が明確かどうかチェック
インターネットで購入する場合、多くは本体のみを大幅に割引して、工事費用で別途高額な追加料金が発生するケースがあります。
工事費用にどんな項目が含まれているかを見積もり書でよく確認しましょう。
逆に、工事を担当するエコキュート専門施工店で本体も一緒に購入する場合、追加工事費が割引になるケースもあります。
本体価格を少しでも安く購入したい。
信頼できる施工業者に出会いたい。
そのようにお考えの方は、インターネットや量販店ではなくエコキュート専門施工店も検討してみませんか。
ミズテックの工事は全てコミコミ価格なので標準設置であれば追加費用は一切かかりません。
お見積りのご相談など、お気軽にミズテック駆けつけ隊までご連絡ください! お見積りはもちろん無料。ご相談はお電話やLINEでも受け付けております。
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