「ガス給湯器の仕組みはどうなっているんだろう?」
使用中のガス給湯器の光熱費が高く、ふと給湯器の仕組みが気になった方もいるでしょう。
この記事では、ガス給湯器の仕組みを掘り下げています。
内部構造からお湯が沸く仕組み・追い焚きの仕組みまで詳しく解説しているため、仕組みを理解した上で給湯器の光熱費を節約できます。
この記事が、給湯器の節約方法について悩んでいる方のお役に立てば幸いです。
Webで無料相談・見積もりをする
給湯器の内部構造とは?図解もご紹介!
給湯器の光熱費を節約するためには、給湯器の仕組みを理解する必要があります。
リンナイ、ノーリツ、パーパスなどの主要メーカーに共通するガス給湯器の内部構造は、上記のようになっています。一見小さなガス給湯器ですが、内部にはさまざまな部品・技術が詰まっています。
ガス給湯器の主な部品とその役割は、下記の通りです。
部品 | 役割 |
水量センサー | お湯の蛇口やシャワーを開けると給湯器の中に水が流れ込む。この水の流れを「水量センサー」が読み取り、お湯を沸かす準備に入る。 |
ファンモーター(燃焼ファン) | ガスを燃やすために必要な空気を「ファンモーター(送風機)」でバーナーに送り込む。 |
イグナイター | ガスに点火させるために、連続した火花を発生させる装置。 |
ガス電磁弁 | ガス通路の開閉を行う弁。 |
ガス比例弁 | 燃焼のために、適切なガス量を制御する部品。 |
水量サーボ | 設定湯温と入水温に対して、能力いっぱいの出湯量を調節する装置。 |
バイパスサーボ |
バイパス回路に流れる水量をステッピングモーターで調節することで出湯性能を向上させ、設定温度までの到達時間の短縮や再出湯時の不快な湯温の変化を抑える湯温制御装置。 |
温度ヒューズ(過熱防止装置) | 機器の缶体のまわりに設置されており、異常加熱すると断線して給湯器を安全停止させる部品。 |
給湯熱交換器 | 給湯回路の水をお湯に変換する部品。熱交換器の耐久性は給湯器の製品寿命に影響するため、業務用機器の場合、熱交換器をより肉厚にしたり特殊な塗装を施したりして、耐久性を高めている。 |
漏電安全装置 | 微弱な漏電電流を素早く検知し、一次電源をカットする。また、落雷時の過電流をカットし電子基板への落雷電流による不具合も防ぐ。 |
風呂熱交換器 | 追い焚き時のお湯をより高温のお湯に変換する部品。 |
サーミスタ | 温度を測定するセンサー。給湯器の中では「給湯サーミスタ」「熱交サーミスタ」「風呂サーミスタ」など様々な箇所で使われている。 |
フレームロッド | 電流を感知して炎の有無を検知する部品。 |
点火プラグ | 連続した火花を発生させて点火する装置。 |
水位センサー | 主にフルオートタイプの機器に内蔵されている部品。ダイヤフラムという圧力測定装置を利用して水位を測る。浴槽内にお湯が貯まる際に変わった水圧を検知して浴槽の水位を保つ。 |
循環ポンプ | 主に設置フリー型の機器に内蔵されている部品(最近では浴室隣接設置型の機器にも内蔵されている)。浴槽内のお湯を給湯器に戻して再加熱した後、浴槽に戻す役割がある。 |
電装基盤 | 給湯機器内の様々な情報(入水温度、出湯温度、入水量、出湯量、ガス量など)を瞬時に判断して、適切に機械を動かすための部品。近年では「特殊樹脂製ポッティング加工」を施し、水・ホコリ・虫の侵入などによる電気系統のトラブルを低減させる工夫も施されている。 |
凍結防止ヒーター | 凍結の危険のある温度近く(0℃~5℃)になると自動的に作動(電源プラグを抜くと作動しないため注意)。あくまでも機器内の凍結を防ぐための部品であり、配管が凍結する恐れのある地域では、配管に電気ヒーターを巻く・適切な配管保温材を使用するなどの対策が必要。 |
COセンサー | 主に屋内設置型の機器に搭載されている部品。不完全燃焼などにより一酸化炭素(CO)濃度が上昇した際に、給湯器の運転を停止させる。 |
上記のように、ガス給湯器はさまざまな部品が組み合わさって機能します。燃料としてはガスを使用するものの、調整・制御のために電力も用いられているため、細かな温度調整や湯量調整が可能です。
また、上記のうち、「漏電安全装置」「過熱防止装置」などの部品は安全装置で、不完全燃焼などによる事故を防ぐためのものです。また、ガス給湯器には凍結防止ヒーターも内臓されていますが、寒冷地では外部の配管での凍結防止対策も必要です。
ガス給湯器でお湯が沸く仕組み
続いて、ガス給湯器でお湯が沸く仕組みを見ていきましょう。ガス給湯器でお湯を沸かすためには、下記の3つが必要です。
- 水:お湯の元となる水
- ガス:水をお湯にするための燃料
- 電気:給湯器本体を動かすためのエネルギー
ガス給湯器には上記3つが必要なため、水道管・ガス管・電源線が接続されています。ガス給湯器でお湯が沸く仕組みにおいては、通水がスイッチ代わりです。通水からお湯が沸くまでの流れは、下記の通りです。
- 「水量センサー」が水の流れを検知する
- ファンモーターが回り始めて風を送り込む
- ガス弁からガスが流れ込みイグナイターがバーナーに火を付ける
- 熱交換器を通る水にガスの熱が伝わり水が温められてお湯になる
上記のようにして沸いたお湯が、蛇口や浴槽に給湯されるという仕組みです。ガス給湯器の燃料はガスですが、センサーなど細かい部分を含めて給湯器が稼働するためには電気も欠かせません。ガス給湯器は、電気によって細かく制御されているために、細かな温度調節も可能です。
ガス給湯器の追い焚きの仕組み
続いて、ガス給湯器における追い焚きの仕組みを見ていきましょう。
ガス給湯器で追い焚きが行われる際には、ぬるくなった浴槽のお湯が追い焚き用の配管から給湯器内に戻り、熱交換器によって再加熱された状態で浴槽に送り出されます。追い焚きの細かな種類としては、下記の2種類があります。
- 自然循環方式:浴槽に2つの穴があり、下の穴で浴槽内のお湯を吸い込んで給湯器内に送り、温めたお湯を上の穴から浴槽に戻す
- 強制循環方式:穴は1つのみで、浴槽のお湯を吸い込むのも送り返すのも同じ穴から行う
どちらの方式でも、浴槽内のお湯を給湯器に戻して温め浴槽に戻すという循環によって、追い焚きは行われます。
厳寒期などに重宝する追い焚き機能ですが、浴槽と給湯器をお湯が循環するため、雑菌が繁殖しやすく掃除の手間が多くなります。フルオートタイプの給湯器であれば、「自動配管洗浄機能」が搭載されているものもありますが、より高額になります。
さらに、追い焚き機能を使う際には、使用できる入浴剤の種類が限られる点もデメリットです。
また、家族の人数や生活スタイルによっては、何度も追い焚きを行うことでガス代がかさむケースもあるため、注意が必要です。節約のために給湯器の交換を考えている方にとっては、この追い焚き機能や自動配管洗浄機能なども考慮すべき重要な要素です。
ガス給湯器の不調に悩んでいる場合はミズテックへご相談ください!
給湯器の仕組みを理解していても、不調やトラブルの原因が分からずに困ってしまうことも多いです。そんなときは是非弊社ミズテックへご相談ください!
ミズテックは「最短30分」での訪問が可能な専門業者であり、急な給湯器修理・交換にも対応しています。
- 設立:2017年7月
- 施工実績:20,400件以上
- 取り扱いメーカー:リンナイ、ノーリツ、日立、三菱など(エコキュート含む)
- 保証:本体&施工10年
- 対応:土日祝も営業(電話問い合わせは9:00〜18:00)・最短30分での訪問
最初はお気軽に概算お見積りもできます。以下フォームは15秒で入力完了するため、是非お気軽にお確かめください。
ミズテックがお客様から選ばれる理由・評価いただいている点は、以下の3つです。
メーカー直仕入れで格安価格を実現
ミズテックでは、ガス給湯器や電気温水器などの機器をメーカーから直接仕入れています。メーカーから直接かつ大量に仕入れているので、機器の価格を抑えてご提供できます。
また、給湯器の点検や取り付け工事を当社の専門スタッフがおこなうことで、工事の経費も少なく抑えています。このようなコスト削減努力によって、他店よりも安い販売価格を実現しています。
本体&施工10年保証
メーカー保証の期間を過ぎた給湯器の修理は、基本的に有償です。ただし、一部のメーカーは有料の保証制度を設けていて、加入すると最大10年まで保証期間が延長されます。
いっぽう、弊社ミズテックは「本体と施工」両方に対して、無料で10年間の保証をご用意しています。生活に欠かせない給湯器を、末永く安心してご利用ください。
※一部給湯器を除きます
最短30分で訪問可能
ミズテックは、給湯器でお困りの方のために即日対応しており、最短30分で駆けつけられます。急なご依頼にも迅速に対応しますので、お気軽にご相談ください。
「給湯器が壊れてお湯が出ない」「給湯器から異音がして怖い」といったトラブルや緊急時には、どこよりも早く対応させていただきます。
ガス給湯器の仕組み まとめ
この記事では、ガス給湯器の仕組みについて詳しく見てきました。ガス給湯器はガスを燃料としてお湯を温める装置ですが、給湯器を動かすためには電気も使用します。
そのため、ガス代と電気代の両方がかかりますが、追い焚き機能の有無などによっても光熱費は変わります。
「ガス給湯器が最近不調だが原因が分からない…」
「光熱費を節約したいので給湯器を変えたいがどれがいいのか分からない…」
上記のような悩みをお持ちの方は、ぜひミズテックへご相談ください。
無料見積もり・無料相談を行っており、最短30分での訪問も可能です。取り扱っている給湯器の種類も豊富な上に、安い費用で修理・交換を済ませられます。少しでも給湯器の光熱費を節約したい方は、ぜひご相談ください。
オペレーターより正式な見積を希望しますか?