エコキュートからガス給湯器への切り替えは可能です。以前にガス給湯器を使用していた場合、費用はかかりますが、配管などを再利用して設置できます。
ガス管の引き込み工事が必要な場合は、さらに時間と費用がかかるでしょう。
本記事では、エコキュートからガス給湯器に戻す際の主な理由から両者のコスト比較、交換にかかる費用目安とメリット・デメリット、手順、業者の選び方まで徹底解説します。
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【記事監修者】株式会社ミズテック 渡辺正弘
給湯器交換の現場経験15年以上。住宅設備の施工からメンテナンスまで幅広く対応、数千件以上の給湯器・エコキュート交換を手掛けてきました。お客様が安心して交換を進められるよう、最新メーカー動向や補助金制度も分かりやすい情報提供を心がけています。
■保有資格:給水装置工事主任、ガス機器設置スペシャリスト、ガス消費機器設置工事監督者、ガス可とう管接続工事監督者講、電気工事士1級
目次
エコキュートからガス給湯器に戻す際の主な理由

エコキュートの寿命が近づき、ガス給湯器に戻す人も一定数います。その主な理由は、以下のとおりです。
エコキュートの交換費用が高いから
交換費用が高いという理由から、オール電化をやめてガスに戻す人もいます。
エコキュートは、ガス給湯器より交換費用が高くつきます。本体価格・工事費用ともに高く、3倍以上のコストがかかることも多いでしょう。
光熱費が多少安くなっても、エコキュート本体代とガス給湯器との差額は賄えるほどお得にはならないケースが多くみられます。
電気代が高くなったから
エコキュートからガス給湯器に戻す理由としては、電気代が高くなったことが挙げられます。
エコキュートをお得に利用するプランとして、夜間に電気を使用して低コストでお湯を作るのが主流です。
しかし、ライフスタイルの変化や家族構成によっては、昼間にもお湯を作る必要があり、電気代が高くなるケースもあります。
お湯切れの心配がなくなるから
「お湯切れの心配がなくなる」という理由でエコキュートからガス給湯器に戻すケースもあります。
使用時間帯によっては電気代が高くなるエコキュートですが、夜間に低コストで貯めておいたお湯は、お湯切れの心配があります。特に、適切なタンク容量と湯沸かし設定を選んでいない場合は、その状況に陥りやすいでしょう。
お湯切れを起こすと、時間帯によってはお湯を作るのに電気代がかさむだけでなく、お湯を使えるまで待ち時間が生じます。
エコキュートからガス給湯器へ変えるとコストはどう変わる?
エコキュートからガス給湯器へ変えると、初期費用は安くなりますが、月々のランニングコスト(光熱費)は使用するガスによって変わってきます。
また、オール電化割引が適用されなくなるため、オール電化のメリットが失われる可能性もあります。
| エコキュート | ガス給湯器 | |
|---|---|---|
| お湯を作る仕組み | 大気熱 + 電気/ヒートポンプ・貯湯式 | ガス/瞬間式 |
| 寿命 | 約10年 | 約10年 |
| 導入費用 | 30万〜70万円 | 15万〜40万円 |
| 省エネ性・節約率 | ・ガス給湯器に比べて約1/3〜1/4 ・オール電化割引あり | ・エコキュートに比べると高い ・都市ガスよりLPガスのほうが高い |
それぞれの性能の違いは、以下の記事をご覧ください。
エコキュートが壊れた時にガスに戻す費用
交換費用が高いことを理由にエコキュートからガス給湯器に戻すケースも多いですが、ガスに戻すうえでも費用はかかります。
具体的には、エコキュートを撤去する費用に加え、新たなガス給湯器を購入・設置する必要が発生します。
それぞれの費用相場は、以下のとおりです。
- エコキュート撤去費用:3万~5万円
- ガス給湯器本体代:5万~15万円
- ガス給湯器設置費用:5万~8万円
なお、新たなエコキュートを導入するためには、ガス給湯器に比べて3倍以上の費用がかかります。
エコキュートの導入に比べて、ガス給湯器に戻す費用は3分の1程度で済むでしょう。
エコキュートからガス給湯器に変えるメリット
エコキュートからガス給湯器に変えるメリットは、主に以下のとおりです。
それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
給湯器の交換費用が安くなる
ガス給湯器は多くの場合、エコキュートに比べて交換費用が安くなります。
ガス給湯器は設置工事を含めて30万円程度に収まるのに対し、エコキュートは50万円以上と高くなる傾向があります。
ランニングコストが多少上がっても交換時の費用を安くしたい、という場合にはガス給湯器を検討してもよいでしょう。
お湯切れの心配がなくなる
ガス給湯器は基本的に水を出すタイミングでお湯を作る構造であるため、お湯切れを起こす心配がありません。
一方、エコキュートはあらかじめ貯湯タンクに必要なお湯を作る構造です。シャワーの利用頻度が多い、お風呂を何度も沸かす、日によって使う湯量が大きく異なるなどのような家庭は、お湯切れを起こす可能性が高まります。
電気料金が減り省エネになる場合がある
電気でお湯を作っているエコキュートからガス給湯器に乗り換えると、電気代が安くなり省エネになるケースもあります。
とはいえ、ガス給湯器はガスでお湯を作るため、電気代に変わりガス料金が発生するようになります。どちらのほうが安くなるかは利用する環境や電力会社やそのプランによっても異なるため、調べてから検討したほうがよいでしょう。
エコキュートからガス給湯器に変えるデメリット
費用面などの理由でガス給湯器に戻すケースも多いものの、変える際には以下のデメリットもあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ガス代がかかる
エコキュートからガス給湯器に変えると、電気代に加え、ガス代がかかるようになります。
特に、オール電化でガスを一切使っていなかった場合、ガス給湯器に戻すことでガスの基本料金が上乗せされ、光熱費がかさむケースもあります。
オール電化の割引がなくなる
オール電化の家庭の場合、電力会社やプランによってはオール電化割引が適用されています。その場合、エコキュートからガス給湯器に変えると、その割引が適用されなくなります。
ガス代が発生するうえに割引もなくなり、光熱費が高くなる可能性があるでしょう。
長期的なコストが高くなる
長期的なコストが高くなる可能性がある点も、エコキュートからガス給湯器に変えることのデメリットです。
エコキュートはガス給湯器より長期的な光熱費が安いため、5~10年の長いスパンで考えると、コスト面で差が出ます。
一方で、エコキュート本体の交換費用は高額なため、トータルで考えた場合にはガスのほうが安くなります。
エコキュートからガス給湯器に交換するときの手順

続いて、エコキュートが壊れた時にガスに戻す手順を、4つのステップで見ていきましょう。
1. 電気契約を変更し、ガス会社と供給契約を結ぶ
オール電化専用プランを契約している場合、契約の解約や電力プランの変更を検討します。ガス会社に連絡して供給契約を結びましょう。
すでにガス配管がある場合は比較的スムーズですが、新たに配管を引く場合は、地元のガス会社や施工業者を通じて申請を進める必要があります。
2. ガス管がない場合はガス管を引き込む
ガス管はガス給湯器のエネルギー源となるガスの供給に不可欠です。ガス管が埋設されていない場合には、ガス管を敷地内に引き込む必要があります。
道路の下にガス管がある場合には、本支管から敷地内にガス管を引き込むための埋設と伸長を行います。
3. ガス配管工事・メーターの設置を行う
ガス管の埋設が完了したら、敷地内でのガス配管工事を行います。
メーターやガス栓などがない場合には、ガスメーターやガス栓などの設置も必要です。そのうえで、ガス鋼管とメタルホースを接続し、ガス給湯器本体に繋げます。
ガス配管工事費用の相場は2万~3万円程度ですが、敷地内の配管の長さによっては10万円近くかかるケースもあります。
なお、過去にガス給湯器を使用したことがあり、配管が残っている場合には再利用できる可能性もあります。ただし、配管が劣化している恐れもあるため、必ず配管を点検してもらいましょう。
古い配管を再利用できる場合には、ガス配管工事のコストを抑えられます。
4. エコキュートを撤去してガス給湯器を設置する
ガス配管工事を終えたら、いよいよガス給湯器の設置に移ります。
不要となったエコキュートは撤去する必要があり、費用がかかる点に注意が必要です。費用相場は1万円程度です。
エコキュートを撤去したら、ガス給湯器を設置します。必ず資格を有した業者に設置工事を依頼してください。
5. コンロの入れ替えなども行う
エコキュートからガス給湯器に戻すうえで、ガスコンロなども使いたい場合には、コンロの入れ替えなども行います。
IHコンロはガス給湯器と同時に使用できるため、必ずしもコンロを入れ替える必要はありません。
コンロの交換費用相場は1万~2万円ですが、同時施工であれば安く工事を受けられるプランの業者も多くあります。
ただし、据え置きタイプとビルトインコンロでは工事の勝手も変わるため、前もって業者に相談することが重要です。
エコキュートからガス給湯器に交換する際の業者の選び方

エコキュートからガス給湯器に交換する際には、業者選びも重要です。
ガス配管工事や給湯器の設置工事はDIYできないため、必ず専門業者に頼む必要があります。
業者ごとに実績や技術が異なるため、業者選びで失敗しないためにも、選び方における3つのポイントをチェックしましょう。
それぞれ詳しく解説します。
エコキュートからガス給湯器への交換に対応可能か
まず、業者がエコキュートからガス給湯器の交換に対応可能かをチェックしましょう。
加えて、必要な資格を持っている業者かを、必ず確認してください。具体的には、以下のような資格があると安心して任せられます。
- 給水装置工事主任技術者:給水装置工事の技術的な管理や工事担当者の指導監督を行う国家資格
- 簡易内管施工者:比較的簡易な都市ガス配管工事を設計・施工できる資格
- 第二種電気工事士:一般住宅や小規模店舗などの600V以下で受電する電気設備の工事に従事できる国家資格
- 液化石油ガス設備士:家庭用LPガスの設備工事に必要不可欠な国家資格
- ガス可とう管接続工事監督者:都市ガス用のガス機器とガス栓を、強化ガスホースや金属可とう管などのガス可とう管で接続する工事を行う際、安全性を確保するための資格をもつ監督者
なかには、無資格で工事を行う悪徳業者も存在するため、注意が必要です。
実績があり口コミ・評判が良いか
エコキュートからガス給湯器へ交換するときの業者選びでは、実績や口コミ・評判も確認しましょう。
ガス給湯器に戻す工事の依頼自体は可能でも、実績がなく怪しい業者なども存在します。
なかには、相場以上の料金が発生するにも関わらず、手抜き工事を行う業者もいるため、具体的な事例があれば確認するのがおすすめです。
料金が安く保証があるか
実績や口コミに加えて、料金と保証も必ずチェックしてください。料金に関しては、複数の業者に見積もりを出してもらい、比較したうえでどこが安いかを見極めましょう。
また、給湯器の交換に際しては、給湯器本体の保証と工事の保証の両方を確認することが重要です。万が一給湯器に欠陥があったり、施工に問題があったりした場合、保証がなければ無償で修理などを受けられません。
複数の業者の具体的な保証年数を確認してから工事を依頼するのがおすすめです。
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エコキュートからガス給湯器への交換に関してよくある質問
最後に、エコキュートからガス給湯器に交換する際によくある質問にお答えします。
エコキュートからガス給湯器への切り替え費用の目安はいくらですか?
エコキュートからガス給湯器へ切り替える場合の費用目安は、以下のとおりです。
- エコキュート撤去費用:3万~5万円
- ガス給湯器本体代:5万~15万円
- ガス給湯器設置費用:5万~8万円
新たなエコキュートを導入するためには、ガス給湯器に比べて3倍以上の費用がかかります。
2025年に使えるガス給湯器の補助金はありますか?
ガス給湯器単体で2025年に使える補助金制度はありませんが、電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯機(ハイブリッド給湯機)であれば「給湯省エネ2025事業」の対象となります。
詳しくは、以下の記事をご覧ください。
エコキュートからエコジョーズに切り替えるのがお得?
エコキュートからガス給湯器に交換するとき、エコジョーズに買い替えるケースもあります。
エコジョーズは、潜熱を利用することで従来より少ないガス量でお湯を沸かせるガス給湯器です。エコキュートとエコジョーズの違いは、以下のとおりです。
| 特徴 | 節約ポイント | デメリット | |
|---|---|---|---|
| エコキュート | 深夜タンクに貯めたお湯を翌日使う電気給湯機 | 割安な深夜料金の電気でお湯を貯めておける | ・お湯切れや凍結の心配がある ・深夜料金以外は割高 |
| エコジョーズ | 従来捨てていた潜熱を再利用し少ないガス量でお湯を沸かすガス給湯器 | 毎給湯時に従来のガス給湯器より節約できる | ・プロパンガスと都市ガスでガス代が異なる ・従来のガス給湯器より本体価格が高い |
エコキュートからエコジョーズに切り替えてお得になるケースもありますが、家族構成やライフスタイルにもよります。ご自身に合った給湯器を選び、光熱費を節約しましょう。
エコキュートはガス給湯器より寿命が長い?
エコキュートの寿命もガス給湯器の寿命も、10年程度です。エコキュートは15年程度使えるケースもありますが、使用年数が長くなるにつれて不調や故障のリスクも高まります。
エコキュートを使い続けるとしても、ガス給湯器に戻すとしても、10年が買い替えの目安であることを覚えておきましょう。
エコキュートからガス給湯器に戻すならミズテックにお任せを
「エコキュートの交換費用が高いから」「電気代が高くなったから」「お湯切れの心配がなくなるから」「騒音問題を解決したいから」など、エコキュートからガスに戻す理由はさまざまです。
ガス給湯器に変えると買い替え費用は3分の1程度で済みますが、ガス代がかかるようになる、オール電化の割引がなくなる、災害時の復旧が遅くなる、長期的なコストが高くなるなどのデメリットもあります。
給湯器交換の際は、メリット・デメリットを比較してご自身に合ったものを選びましょう。
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