エネファームは10年後どうする?選択肢や撤去費用を解説

エネファームの寿命(耐用年数)の目安は、15〜20年です。メーカーによっては12〜13年で停止する製品もあります。

安心して使用を続けるには、10年後に総点検を受けることが重要です。そのうえで、この後の選択肢として、以下を検討しましょう。

10年後の選択肢メリットとデメリット
新しいエネファームへの買い替え最新モデルへの買い替えで、より高効率な発電や省エネ性能を得られるが、約100万~150万円の費用がかかる
他の給湯器への交換エネファームと比べ初期費用を抑えられるが、給湯器によっては専用工事が必要だったり、湯切れの心配があったりする
発電停止したまま給湯器として使用継続新たな費用や手間は生じないが、発電による電気代削減効果が得られなくなる

本記事では、エネファームの10年後の現実から故障した場合の手順、その後の選択肢、交換・撤去にかかる費用目安まで徹底解説します。

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記事監修
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【記事監修者】株式会社ミズテック 渡辺正弘
給湯器交換の現場経験15年以上。住宅設備の施工からメンテナンスまで幅広く対応、数千件以上の給湯器・エコキュート交換を手掛けてきました。お客様が安心して交換を進められるよう、最新メーカー動向や補助金制度も分かりやすい情報提供を心がけています。
■保有資格:給水装置工事主任、ガス機器設置スペシャリスト、ガス消費機器設置工事監督者、ガス可とう管接続工事監督者講、電気工事士1級

目次

エネファーム10年後の現実

エネファーム10年後の現実

エネファームの寿命(耐用年数)の目安は、15〜20年です。メーカーによっては12〜13年で停止するものもあります。

エネファームを使用するうえでは、10年後の総点検と20年後の発電停止が主なポイントです。

燃料電池ユニットは使用開始から20年で自動停止

エネファームの寿命目安は、一般的に20年といわれています。これは、燃料電池ユニットが使用開始から20年で自動停止するためです。

とはいえ、必ずしも20年間使い続けられるわけではありません。エネファームの発電停止までの期間はメーカーによっても異なるうえ(パナソニック製の場合、アイシン製は12年で停止)、同メーカーであっても使い方によって寿命は変わります。

燃料電池ユニットが自動停止すると発電機能が使えなくなるため、発電機能も使いたい人はこのタイミングで買い換える必要があるでしょう。

しかし、発電機能が停止した後もガス給湯器として使用することは可能です。

設置から約10年後に総点検を受ける必要がある

エネファームの寿命に関しては、20年後の発電停止だけでなく10年後の総点検も重要となります。

エネファームの発電システムに使われる燃料電池は、水素ガスを発生させる装置などが付いていることもあり、定期的なメンテナンスが不可欠です。

発電停止やメンテナンスの頻度は設置してからの総発電量で決まるので、設置から約10年後の最初のメンテナンスが必要となります。その後は、約5年おきにメンテナンスしましょう。

また、設置から10〜12年後には、燃料電池ユニットに警告文が出ます。警告文が出た場合、1ヶ月以内に燃料電池ユニットの総点検を受けなくてはなりません。

設置から10年間は無償メンテナンス・それ以降は有償

エネファームのメンテナンスは、設置から10年間が無償メンテナンスとなっています。しかし、10年後は有償となり、1回あたり約10万円の費用が発生します。

交換が必要な部品がある場合には追加費用もかかるため、エネファームを20年間使うとなると維持費もかさむでしょう。そのため、適当なタイミングで他機器に買い換えるというケースも見受けられます。

無償メンテナンス期間が終了しても、安全にエネファームを使用するために定期的な点検やメンテナンスは必要です。

依頼先にお悩みの場合には、ぜひミズテックにご相談ください。

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エネファームが10年後に故障した場合の手順

エネファームが10年後に故障した場合の手順

エネファームが10年後以降、故障してしまった場合には、以下の手順で対処しましょう。

  1. 故障の症状と使用年数を確認する
  2. ガス会社のサポートまたは専門業者に連絡する
  3. 修理工事または交換工事を受ける

故障の症状と使用年数を確認する

エネファームが故障した際にはまず、故障の症状と使用年数を確認しましょう。

修理・交換工事の内容は、「水漏れ」「発電停止」など故障の症状によっても異なります。

また、何年使用しているかをチェックすることで、修理ではなく交換が必要かを見極めやすくなります。使用開始から10年以内であれば無償で点検・修理を受けることも可能です。

ガス会社のサポートまたは専門業者に連絡する

エネファームが故障した、あるいは寿命を迎えた際にはガス会社または専門業者に連絡をしてください。保証期間内であればガス会社のサポートを受けてお得に修理工事を受けることもできるでしょう。

すでに10年以上使用しており交換をしたい場合であれば、専門業者に依頼したほうがお得に他機器に交換できるケースもあります。

状況に応じて最適な依頼先を選び、次のステップに移ってください。

修理工事または交換工事を受ける

最後に、修理工事または交換工事を受けましょう

工事日には、立ち会う必要があります。スケジュールを確認し、確実に立ち会える日を指定するのがおすすめです。

また、工事内容および保証内容に応じて、支払うべき金額は異なります。見積もり時とは金額が変動することもあるため、あらかじめ理解しておきましょう。

エネファーム10年後の選択肢

エネファームを設置してから10年後は、総点検のタイミングとなります。この時点で、以下3つの選択肢があります。

それぞれのメリット・デメリットを踏まえて、検討しましょう。

新しいエネファームへの買い替え

10年後に再びエネファームを選ぶと、最新モデルへの買い替えで、より高効率な発電や省エネ性能を得られるメリットがあります

メリットデメリット
・最新の省エネ技術搭載と発電効率の向上
・補助金制度の活用可能性
・環境負荷の低減
・高額な初期費用発生
・旧型の撤去、処分費用が別途必要
・買い替えのための工事期間中は給湯、発電不可

エネファームへの買い替えは、約100万~150万円の初期費用がかかります。ただし、国の補助金制度を利用できる場合もあり、実質負担額を抑えられる可能性があります。

環境への配慮や光熱費削減を重視する家庭は、引き続きエネファームを選ぶと長期的なメリットが期待できるでしょう。

他の給湯器(エコジョーズ、エコキュート)への交換

交換にかかるコストを抑えたいのであれば、エネファームではなくエコキュートやガス給湯器など、他の給湯器に変えてしまうのも一つの方法です。

交換先メリットデメリット
エコジョーズ(ガス給湯器)・ガス代節約とCO2排出量の削減
・お湯切れの心配がない
・飲み水として利用できる
・ガスの使用量が少ないと節約にならない
・専用工事が必要
エコキュート・光熱費の節約
・CO2排出が少なくエコ
・非常用水としての災害時の備え
・湯切れの心配がある
・運転音が気になることもある
・ガス給湯器よりサイズが大きい

ミズテックおすすめの給湯器を3つ紹介します。

商品名価格(税込)特徴
リンナイ ガス給湯器 RUF-A2405AW(C) フルオートタイプ16万7,959円・マイクロバブル機能搭載
・リンナイアプリで外出先からも操作可能
・フルオートタイプ(自動たし湯、自動沸き上げ、配管自動洗浄)
ノーリツ ガス給湯器 GT-2470SAW-T BL オ-トタイプ16万6,222円・32℃や35℃の低温給湯が可能
・自動配管クリーン機能搭載
日立 エコキュト BHP-ZA37WU37万6,072円・お湯が冷めにくい「ウレタンク」で高い省エネ性
・貯湯ユニットは剛性が高く耐震クラスS
・インテリジェント制御で1週間の使用湯量を元に沸き上げ量を調節可能

※いずれも工事費・保証込

エネファームではなく、ガス給湯器(フルオート、オートタイプ)とエコキュートにした場合、商品代金と工事費用に無料10年保証を含めても大きくコストを下げられます。

以下の記事も参考にしてください。

エコキュートとは?給湯器との違い、仕組み、メリット・デメリットを解説 エコキュートとは?給湯器との違い、仕組み、メリット・デメリットを解説 エコジョーズの特徴3つ エコジョーズとは?普通の給湯器の違いをもとにメリット・デメリットを解説

発電停止したまま給湯器として使用継続

エネファームの燃料電池ユニットが10年後に寿命を迎えて発電機能が停止しても、ガス給湯器としての機能は継続して利用できます

メリットデメリット
・新たに給湯器を購入する費用が不要
・慣れた操作性で継続して使用できる
・買い替えの予算が貯まるまでの猶予ができる
・発電による電気代削減効果が得られなくなる
・省エネ性能が通常のガス給湯器と同等になる
・故障時の部品供給に不安が残る

状況判断をしながら、当面は給湯器として使い続け、余裕ができたときに買い替えを検討する選択肢も賢明です。

エネファームの交換・撤去にかかる費用目安

エネファームの交換・撤去にかかる費用目安

エネファームの撤去費用は業者によって異なりますが、目安としては約7万~8万円です。

また、エネファームに買い替えるとなると、一般的に従来型の給湯器と比較して初期費用が高くなります。

以下に、主要なエネファームモデルの本体価格をまとめました。

メーカー本体価格(目安)
パナソニック90万〜110万円程度
アイシン100万〜130万円程度
京セラ190万〜240万円程度

交換費用は、別の給湯器へ変更したほうが大きく抑えられます。例えば、エネファームからエコキュートに変える場合の費用目安は、合計で約35万~70万円です。

以下の記事も参考にしてください。

エネファームの費用相場はいくら?料金に関する評判や光熱費があがりやすい状況も紹介

エネファームをガス給湯器やエコキュートなどに変更されることを検討中なら、ぜひミズテックにご相談ください。

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使える可能性のある補助金制度

エネファームの交換にかかるコストは、補助金制度の利用で抑えられます。

エネファームの場合、「給湯省エネ2025事業」にて最大20万円の補助金を受けられる可能性があります

参考:給湯省エネ2025事業(令和6年度補正予算案「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金」)について

「給湯省エネ2025事業」は予算上限に達した時点で申請受付終了となります。エネファームの交換時期が近い場合は、申請が間に合うよう早めに交換しましょう。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

給湯器 交換 業者 給湯省エネ2025事業をわかりやすく解説!補助金対象の機種や給付金額など気になる点を紹介

エネファームが寿命・購入から10年後を迎えたらミズテックへご連絡ください

ミズテック

エネファーム10年後を迎えたら、ミズテックへご連絡ください。LINEからでもお申込みができ、24時間365日いつでも点検や交換などのご相談を受け付けています。

スピーディな対応もミズテックの強みです。最短でお申込みの当日に対応もできます。

専門資格をもった経験豊富なスタッフが、幅広い知識と高い技術で安心の施工をお届けします。

また、メーカー直接一括仕入れのため、大量仕入れによってお得にお客様にご提供いたします。

エネファームの総点検の時期や寿命が近づいてきた際には、ぜひ一度ミズテックへご連絡ください!

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10年後以降もエネファームを使えるようにするためにできること

10年後以降もエネファームを使えるようにするためにできること

エネファームの寿命は使い方やメンテナンスによっても変動しますが、10年後以降も使えるようにするためのポイントは以下のとおりです。

故障につながる使い方を避ける

10年後にもエネファームを使えるようにするためには、故障につながる使い方を避けることが重要です。エネファームの寿命目安は20年ですが、使い方によって寿命は大きく変わります。

故障につながる使い方としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 排気口を塞ぐ
  • 外装の剥がれや配管の破裂・水漏れなどを放置する
  • 繰り返し点火操作を行う
  • 冬場の凍結防止を怠る

このような使い方をしてしまうと、数年で故障してしまう可能性もゼロではありません。

できるだけ長く安全にエネファームを使うためにも、正しく丁寧な使い方と定期的な掃除や凍結対策を意識しましょう。

定期メンテナンスを行う

エネファームの寿命を延ばすためには、定期メンテナンスを行うことも重要です。

10年後に総点検を受ける必要のあるエネファームですが、それよりも前の段階で定期的にメンテナンスを行うのがおすすめです。

具体的には、以下のようなメンテナンスを行うと良いでしょう。

  • 定期的な掃除
  • 凍結防止対策
  • 水漏れがないかの目視
  • 水抜き対策

なお、水抜き対策の手順は以下のとおりです。

  1. エネファームのシステム電源を「切」にする
  2. 貯湯ユニットの配管カバーを外す
  3. 貯湯ユニットにの排水栓を全開にして2~3分ほど排水する
  4. 排水栓を閉じて配管カバーを元通り取り付ける
  5. リモコンでシステム電源を「入」にする

水抜きを行うと、タンクの中を清潔に保つことが可能です。

10年後に総点検を受ける

エネファームの寿命を延ばすためには、10年後の総点検を必ず受けるようにしましょう。

総点検が必要な時期はメーカーによっても異なりますが、およそ10~12年後には燃料電池ユニットに警告文が出ます。

この警告文を無視して使い続けることはできないため、警告が出た時点で一度点検が必要です。

20年後の発電停止まで使い続けられることもあるエネファームですが、あくまで正しい使い方をしたうえで、定期メンテナンスや定期点検を継続している場合に限ります。

特に使用開始から10年後の総点検を受けないと、11年目以降に安全に使い続けられる確率はグンと下がってしまいます。

業者による総点検を受けたうえで、必要に応じて部品交換や修理も行い、エネファームの寿命を伸ばしましょう。

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エネファームの10年後に関してよくある質問

エネファームの10年後に関してよくある質問

最後に、エネファームの10年後に関してよくある質問をチェックしましょう。

エネファームは10年後そのままにしておくとどうなる?

エネファームは10年後そのままにしておくと、総点検停止が発生し、寿命により発電機能が停止します。

その後も普通の給湯器として使うことは可能ですが、発電機能にともなうガス料金の割引など、エネファームのメリットはなくなるでしょう。

総点検の警告表示が出たら、早めに専門業者に点検を依頼する必要があります。

エネファームは10年後にどうしたらいい?

エネファーム設置から10年後には、総点検を受けましょう

寿命を迎えた場合は、発電停止したまま給湯器として使用継続するか、新たに買い替えるか、他の給湯器に交換する選択肢があります。

別の給湯器へ変更すると、交換費用を大きく抑えることが可能です。

発電機能停止後に給湯機能のみを使うことは可能?

エネファームが発電停止した場合でも、給湯機能のみを使うことが可能です。一時的な故障の他、寿命によって発電機能が完全に停止した場合でも、エネファームを給湯器として使用できます。

ただし、発電機能が完全に停止している場合には使用年数が長く、給湯機能も経年劣化が進んでいるケースが多いです。

しっかりと点検・メンテナンスを受けたうえで、必要に応じて新規給湯機器への交換を行ってください。

アイシン・パナソニック各社のエネファームの寿命は?

エネファームの寿命は、アイシンが最長13年、パナソニックが最長20年といわれています。

アイシンに比べ、パナソニックのほうが発電停止までの期間は長いといわれていますが、エネファームの寿命は使い方によっても異なるため、定期メンテナンスなどを行いながら安全に使い続けることが重要です。

なお、無償点検・修理期間は各メーカーとも、使用開始から10年間となっています。

総点検を実施するタイミングはどこでわかる?

エネファームのメーカー保証期間は10年といわれていますが、実際に総点検を行うタイミングは使用開始から12年が経過した頃です。

表示の時期は発電量によって異なりますが、エネファームの使用を始めてから10~12年後に総点検を実施を促す警告表示が出ます。

警告を無視したまま継続使用することも可能ですが、そのままにしておくと燃料電池ユニットが停止する「総点検停止」が起こってしまいます。

総点検の3ヶ月前からお知らせ表示を行う機種もありますので、総点検実施の警告が出たら、早めに業者へ点検の依頼を行いましょう。

点検表示がついた場合の消し方は?

リモコンに「点検」の表示が点滅したら、リモコンの「確定」ボタンを押し、エラーコードを確認します。

エラーコード内容
069
06F0
総点検間近の警告表示
079
07F0
総点検停止による故障表示

表示されたエラーコードを業者へ伝え、表示が出た時期がわかっている場合にはあわせて伝えておきましょう。

エネファームの10年後には家庭状況に最適な選択をしよう

エネファームの10年後には家庭状況に最適な選択をしよう

エネファームの寿命に関してまとめると、以下のようになります。

  • 発電停止までの期間は最長20年
  • 無償点検・修理期間は10年間
  • 約12年後に燃料電池ユニットの総点検が必要
  • 寿命を延ばすためには定期メンテナンスが重要

エネファームを10年後以降も使えるようにするためには、正しい使い方をしたうえで、適宜点検・メンテナンスを受けることが重要です。

万が一故障した場合や寿命を迎えた場合には、エコジョーズやエコキュートなどの他機器に買い替えるほうがお得なケースもあります。

ミズテックでは、エコジョーズやエコキュートを含めてエネファームからの買い替えに幅広く対応しています。給湯設備の故障や修理にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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