エコキュートのヒートポンプのみorタンクのみ交換できる?

エコキュートの設置から10年が経過すると、故障のリスクが高くなります。エコキュートが故障して修理が必要と診断された時、または業者側からエコキュートの交換を助言された時、いずれの場合もかかる費用が気になるところですね。

エコキュートの交換は設置費用が高額ですし、修理代も故障箇所によっては高額……。

実は丸ごと交換したり、修理したりする以外に、ヒートポンプ単体や貯湯タンク単体だけを交換できる手段もありますので、解説します。

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エコキュートのヒートポンプのみ交換できる?

ポイント

メーカーによっては条件次第でヒートポンプユニットのみの交換が可能です!


駆けつけ隊
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ミズテックへの問い合わせの中で、ヒートポンプユニットのみの交換を希望されるケースはありません。

一部のメーカーでは、条件次第でエコキュートのヒートポンプユニットのみの交換が可能ですが、ミズテックでヒートポンプのみ交換できることを助言することはほとんどありません。助言しない理由は、ヒートポンプユニットのみ交換することは、お客様にとって有益ではないと考えるからです。

とは言えども、一部のメーカーに限っては、ヒートポンプのみ交換することが可能なため、エコキュートをお使いの方の選択肢を広げる意味合いにおいて交換できることをお伝えしていきます。

またヒートポンプユニットのみを交換する場合は、諸条件を満たしている必要があるため、これからお伝えする条件などを事前に確認してみて下さい。

ダイキン製エコキュートには交換用ヒートポンプユニットがある

ダイキンのエコキュートは、既設されている貯湯ユニットをそのままで、ヒートポンプユニットのみの交換が可能です。また、設置されているエコキュートが耐塩害仕様または耐重塩害仕様の方に向けては、耐塩害・耐重塩害仕様(兼用) の交換用ヒートポンプユニットが用意されています。
海浜や臨海地域にお住まいの方も安心ですね。

■交換用ヒートポンプユニットのタンク容量と仕様

既設貯湯ユニットのタンク容量 一般地仕様 耐塩害・耐重塩害仕様(兼用)
460L 6.0kWタイプ
RQWZ60UV
6.0kWタイプ
RQWZ60UVH
370L~300L 4.5kWタイプ
RQWZ45UV
4.5kWタイプ
RQWZ45UVH

※Xシリーズ、パワーク、寒冷地仕様(全機種)への交換は不可。

ヒートポンプの交換については、以下の諸条件を満たしている必要がありますので、しっかりとこちらを確認しておきましょう!

条件1:既設の貯湯ユニット側に異常がないこと

ヒートポンプだけではなく、貯湯ユニットに異常が発見された場合はヒートポンプのみ交換することができません。貯湯ユニットの診断については、事前に業者(販売店)に確認してもらいましょう。

条件2:既設の貯湯ユニットが交換用ヒートポンプユニットと接続が可能なこと

交換用ヒートポンプユニットは広く貯湯タンクユニットに対応はしているものの、全ての貯湯タンクユニットに接続できるわけではありません。

事前に交換用ヒートポンプユニットがお使いの貯湯タンクと接続が可能であるか下表を参考に確認しておきましょう。

エコキュートは、ヒートポンプユニットと貯湯ユニットからなります。

ダイキンの貯湯タンクユニットの機種名は前面パネルの点検口上部付近のシールに記載があります。

■対応可能貯湯ユニット(タンク)確認一覧表

機種 対応可能貯湯ユニット機種名
フルオート 角型 TU37CFV TU37DFV TU37EFV TU37FFV TU37GFV TU37GMFV TU37JFV TU37KFV TU37LFV TU37MFV TU37MBFV TU37NFV TU37PFV TU37RFV TU37SFV TU37TFV TU37UFV TU46EFV TU46FFV TU46GFV TU46GMFV TU46JFV TU46KFV TU46LFV TU46MFV TU46MBFV TU46NFV TU46PFV TU46RFV TU46SFV TU46TFV TU46UFV TUN37LFV TUN37MFV TUN37MBFV TUN37NFV TUN37PFV TUN37RFV TUN37SFV TUN37TFV TUN37UFV TUN46LFV TUN46MFV TUN46MBFV TUN46NFV TUN46PFV TUN46RFV TUN46SFV TUN46TFV TUN46UFV
薄型 TU37EFTV TU37GFTV TU37HFTV TU37KFTV TU37LAFTV TU37LFTV TU37MFTV TU37NFTV TU37PFTV TU37RFTV TU37SFTV TU37TFTV TU37UFTV TU46 HFTV TU46JFTV TU46KFTV TU46LFTV TU46MFTV TU46NFTV TU46PFTV TU46RFTV TU46SFTV TU46TFTV TU46UFTV
スリム型

TU31FFCV TU31GFCV TU31GMFCV TU31JFCV TU31KFCV TU31MFCV TU37DFCV TU37FFCV TU37GFCV TU37GMFCV TU37KFCV TU37LFCV TU37MFCV TUK37KFCV TUK37MFCV

オート 角型 TU30CSV TU37CSV TU37DSV TU37ESV TU37FSV TU37GSV TU37JSV TU37KSV TU37LSV TU37MSV TU37MBSV TU37NSV TU37PSV TU37RSV TU37SSV TU37TSV TU37USV TU46KSV TU46LSV TU46MSV TU46MBSV TU46NSV TU46PSV TU46RSV TU46SSV TU46TSV TU46USV
給湯専用 スリム型 TU37CV TU37C1V TU37FV TU37GV TU37JV TU37KV TU37LV TU37MCV
角型 TU37MV TU37NV TU37PV TU37RV TU37SV TU37TV TU37UV TU46GV TU46JV TU46KV TU46KAV TU46LV TU46MV TU46NV TU46PV TU46RV TU46SV TU46TV TU46UV TUN37PV TUN37RV TUN37SV TUN37TV TUN37UV TUN46PV TUN46RV TUN46SV TUN46TV TUN46UV

※末尾「V」の後に「E」や「H」の表記が続く機種は、耐塩害仕様(E)や耐重塩害仕様(H)を表わしています。 例)TU37JFV E
このような表記の場合は、貯湯タンク容量に合わせて耐塩害・耐重塩害仕様のヒートポンプを選んでください。

その他の特記事項

ヒートポンプのみ交換を検討されている方はこちらの3点にも目を通しておきましょう!
  1. 既存のヒートポンプユニットに止水栓が取り付けられていない場合は、予めタンク内の水を抜く必要があり、交換までに時間がかかります。
  2. ヒートポンプユニットの外観色は、標準仕様がアイボリーホワイト、耐塩害・耐重塩害仕様(兼用)はライトキャメルとなります。
  3. ヒートポンプユニットの交換後でも既設の貯湯ユニットの保証期間は変更されません。

ダイキン以外のメーカーはヒートポンプユニットのみの交換は不可

結論からお伝えしますと、ダイキン以外のエコキュートメーカーは、ダイキン社のように交換用のヒートポンプユニットを用意していないため、ヒートポンプのみ交換することはできません。

基本としてどのメーカーもエコキュートの販売方法は、ヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットをセットにして販売しています。そのため、メーカー側ではヒートポンプの交換用としての単体のストックはおこなっておりません。

ただし、メーカーによっては修理用パーツとしてヒートポンプユニット単体をストックしておくことがあるため、修理業者によっては、修理として丸ごとヒートポンプを交換されるケースがあるかも知れませんね。ちなみにミズテックではダイキン製の交換用ヒートポンプユニット以外の単体での交換はおこなっておりません。

ダイキン製のヒートポンプユニットの交換にかかる費用

ポイント

ヒートポンプユニットの交換にかかるトータル費用は、約35~50万円


ヒートポンプユニットの交換にかかる費用は、ヒートポンプユニット+工事費となります。

■ヒートポンプユニット+工事費 相場一覧

ヒートポンプユニット機種名 商品価格相場(税込) 工事費相場(税込)
RQWZ60UV
(一般地仕様6.0kWタイプ)
350,000~450,000円 50,000~100,000円
RQWZ45UV
(一般地仕様4.5kWタイプ)
300,000~400,000円
RQWZ60UVH
(耐塩害・耐重塩害仕様6.0kWタイプ)
350,000~450,000円
RQWZ45UVH
(耐塩害・耐重塩害仕様4.5kWタイプ)
300,000~400,000円


案外費用がかかると驚かれたのではないでしょうか?
ちなみにエコキュートの交換費用の相場は概ね30万~70万円です。このことを踏まえると、ヒートポンプユニット単体の交換は、費用面で見ると必ずしもお得とは言えません

エコキュートの貯湯タンクのみ交換できる?

ポイント

ダイキン製のエコキュートは貯湯タンクユニットのみの交換が可能です!


ダイキンは、ヒートポンプユニットが故障して交換用ヒートポンプユニットに交換した後に、貯湯タンクユニットが故障しても貯湯タンクユニットのみの交換が可能です。

またダイキン以外のメーカーではヒートポンプユニット同様に貯湯タンクユニット単体での交換はできません。理由はヒートポンプユニットのみ交換でお伝えした通り、ヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットはセット販売品だからです。

ミズテックの経験では、貯湯タンクユニットよりもヒートポンプユニットのほうが先に故障する確率が高いと言えます。ヒートポンプユニットを交換した後でも貯湯タンクユニット単体での交換ができるのであれば、修理するのかまたは交換するのかその時々で選択肢の幅が広がりますね。

エコキュートの寿命・耐用年数は10~15年。20年使ったら交換が必要?

貯湯タンクユニットの交換にかかる費用

ポイント

貯湯タンクユニットの交換にかかるトータル費用は、約35万円~


貯湯タンクユニットの交換にかかる費用は、貯湯タンクユニット+工事費となります。

貯湯タンクユニットについては、ヒートポンプユニットに対応するタンクから選択しなければなりません。
貯湯タンク単体の交換もヒートポンプ同様にかかる費用は高額であること言えます。

ダイキンの貯湯タンクユニットは多くの種類がラインナップされていますので、交換についてご検討される場合は、一度ミズテックまでご相談下さい!

エコキュートの修理と交換の判断基準

ポイント

修理は無償保証期間内または設置から8年以内!交換は8~10年以上で検討を!


エコキュートが故障した場合、最終的に修理または交換のどちらかをご自身で選択しなければなりませんが、故障した後の対応として、目先の費用が安く済む方法を選択されることが一般的です。

しかし、その場で修理が完了したとしても他の部品の劣化等による原因で、修理から1~2年後に再び故障することも少なくないため、修理なのか交換なのかしっかりと見極めていく必要があります。

修理は無償保証期間内と設置から8年以内を目安に

各エコキュートメーカーでは、無償保証制度(有償の無料延長保証含む)を整えています。こちらはプランによって最長で10年までの保証となっており、お使いのエコキュートが保証期間内であれば無償修理が可能です。無償であれば迷わず修理を選択しましょう!

また、無償保証期間を過ぎている場合でも設置から概ね8年以内の故障であれば、当該部品以外の部品の劣化等のリスクは低いと考えられるため、交換するよりも修理がお得なケースが多く、かつ末永くエコキュートを使うことができるでしょう。

■参考:修理費用の目安 ※部品代+技術料+出張費=修理費用

修理箇所 費用
貯湯ユニット内部の部分的な部品交換
(三方弁、混合弁、風呂循環ポンプ 等)
約15,000円~50,000円
※交換部品により異なります。
貯湯タンク 約300,000円
基盤交換
(貯湯ユニット、ヒートポンプユニット)
約50,000~100,000円
配管交換 約20,000円~30,000円
ヒートポンプユニット内部の部品交換 約100,000円~200,000円


エコキュートの修理について詳しくは以下を併せてご覧ください。

エコキュートの修理|修理費用の相場と故障の原因と対処方法

エコキュートの交換は8~10年以上で検討

エコキュートの利用年数が8年~10年を超える場合の交換すべき理由は5つあります。

  1. 故障した場合に修理ができない可能性がある
  2. 複数の部品故障のリスクが高くなり、修理金額が高額となる場合がある
  3. 最新エコキュートと比較して電気代が高い
  4. 最新エコキュートと比較して機能面で劣る
  5. 安全面を考慮した点検時期の目安が定められていない

各エコキュートメーカーでは、交換用部品の保有期間が定められており、保有期間を過ぎると修理することができません。また設置から10年を超えると、1つの部品だけでなく複数の部品が故障するケースも少なくありません。

■メーカー別 交換用部品の保有期間

パナソニック 2017年11月26日以降の新商品および継続発売商品は製造打ち切り後10年、それ以外は製造打ち切り後9年
コロナ 製造打ち切り後10年
三菱 製造打ち切り後10年
ダイキン 製造打ち切り後10年
日立 2012年10月以前発売分は製造打ち切り後8年、そのあとの発売分は製造打ち切り後10年
東芝 製造打ち切り後10年


修理ができなければやむを得ず交換する手段しかありませんし、複数の部品を修理できたとしても一般的に15万~20万もの高額な修理費用がかかってしまいます。

特に使用年数が10年を超えると、修理できたとしても何かとお使いいただくメリットが見いだせなくなり、逆にデメリットばかりが目につくようになります。故障のリスクは年々高まっているという認識をもっていただき、安心してお使いいただくためにも予め交換時期を見据えておくことが大切です!

最新のエコキュートはこんなに進化しています!

ポイント

10年前のエコキュートは機能も省エネ性能も時代遅れ!10年経ったら交換がおすすめ


最新のエコキュートは、10年前に発売されたエコキュートと比較すると、利便性の高い機能が多く搭載されており、機能の差は歴然です!また機能だけではなく、省エネ性能も各段と向上しているので、更なるコスト削減が期待できるのです。

10年前と最新のエコキュートの機能の違い

ではさっそく、こちらの新旧エコキュートの機能をご覧ください。

10年前のエコキュートと最新エコキュートの機能はこんなにも違う!

参考:三菱エコキュート 主な機能比較
機能名称 機能名称2010年モデル
SRT-HP37WUX5
三菱エコキュート2010年モデル_srt-hp37w5
2021年現在
SRT-P375UB(後継機)
三菱エコキュート_2021_srt-p375ub
キラリユキープ なし あり
ホットあわー なし あり
スマホ連携 なし あり
ふろ配管自動洗浄
バブルおそうじ
あり マイクロバブル
配管洗浄が約1.4倍アップ
太陽光発電システム連携 なし あり
サーモジャケットタンク なし あり
ホットりたーん なし あり
耐震クラス Bクラス Sクラス
耐震性能の更なる強化
入浴剤 対応なし 使用可


機能の詳細は以下の記事をご覧ください。

エコキュートのおすすめ2021!壊れやすいメーカーは?6大人気メーカーを徹底比較

表で比較してみると、機能の差は歴然としており、また10年前と同じ機能はさらに向上していることが分かります。これだけ便利な最新機能が使えるのであれば、特に故障が無い場合でも10年を経過した時点で交換を検討した方が良いと言えるでしょう。

また交換する際には、現在お使いのメーカーだけではなく、他のメーカーのエコキュートへの交換も可能なので、メーカー間の機能も比較して検討してみて下さい!詳しいことはミズテックまでお問い合わせください。

10年前と最新エコキュートとの省エネ性能の違い

まずは光熱費の違いをご覧ください!

■東京電力利用の場合の光熱費の違い(年間の給湯光熱費)

家族構成 2010年モデルの
エコキュート
現行モデルの
エコキュート
光熱費の差
2人 約34,523円 約20,977円 約13,546円
3人 約40,769円 約24,831円 約15,938円
4人 約46,934円 約28,646円 約18,288円
5人 約53,027円 約33,962円 約19,065円

※三菱ホームページ上の「エコキュート新旧比較給湯光熱費かんたんシミュレーション」にて算出
※現行モデルは2020年発売 SRT-P465UB形

表から、概ねどのご家庭でも年間で1万円以上のコスト削減ができるほど、省エネ性能が向上していることが分かります。修理の際は、光熱費の差も考慮して検討すると、修理したほうがよいのか、または交換を選択すべきか判断しやすくなるでしょう。

エコキュートに関するご相談・交換はミズテックまで

エコキュートが故障した際、修理なのか、または交換なのか、その時々によってベストな選択は異なります。その中でも一番気になることはかかる費用でしょう。

でもご安心下さい!ミズテックは、お客様のお悩みや不安解消に向けて最善の方法をご提案させていただきながら、お客様のご希望に添えるよう親身に対応いたします。

お見積りをはじめ、商品選びのアドバイスはもちろんのこと、修理に消極的な業者が多い中、ミズテックでは修理のご依頼も大歓迎です!

■「ミズテック」の基本情報

ミズテック
受付時間 24時間365日(電話受付08:00~20:00)
受付方法 電話・FAX・お問い合わせフォーム(E-MAIL)・LINE
交換費用<目安>
(本体+工事+保証)
①おいだき付き(フルオート・オート)
タンク容量300L:310,000円~
タンク容量370L:320,000円〜
タンク容量460L:350,000円〜
②おいだき付き(フルオート・オート)+床暖房
タンク容量370L:580,000円〜
タンク容量460L:600,000円〜
修理費用 最低5,000円~

 

まずは土日祝日でも迅速に対応してもらえるプロの業者「ミズテック」までご相談下さい!

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