「お湯がでない…エコキュートが凍結してしまった!」
そうお悩みではありませんか?
エコキュートは寒冷地でも使える非常に便利な給湯器です。
しかし、必要な対策や対処法をしないと凍結だけでなく、故障や破損の原因となる可能性もあります。
そこで今回は、エコキュートの凍結防止策と凍結したときの対処法についてご紹介します。
目次
エコキュートの凍結防止の対策6選
凍結は、寒冷地だけの問題ではなく、温暖な地域でも起こる可能性があるため、対策は必須です。
この章では、エコキュートの凍結防止策を6つ紹介します。
水を出し続ける
夜間が冷え込みそうな日は、エコキュートの凍結防止のため、お湯側の蛇口から1分間に200ml程度の水を流しておきましょう。
具体的なポイントを以下にまとめました。
- 設定を「水(低温)」にするか運転スイッチをオフにする
- お湯側の蛇口から水を出し続ける
- 水量は1分間に200〜400cc(コップ1杯分)程度
天気予報を確認し、朝方の気温が0度を下回る場合や低温注意報が発表された時は忘れず行いましょう。
「水がもったいない」と感じる方もいるかもしれませんが、1分間200mlを10時間出しっぱなしにしても、1回のお風呂の湯量の半分ほど(120L)に過ぎません。
なお、水を流す凍結防止策には、以下2つの注意点があります。
注意点①:水道代が気になるときは水の再利用を考える
水を出し続けることで、無駄な水道代がかかってしまいます。
水道水1Lは約0.2円程度で、1分間に200mlを9時間出していたとしても、108Lで約22円程度、丸一日止め忘れたとしても、100円以上になることはありません。
とはいえ、「水を無駄に流すことに抵抗がある」のであれば、バケツで受け止めて、翌日の洗濯や植木の水やりなどに再利用しましょう。
注意点②:温度を「水」に設定できないエコキュートもある
エコキュートには「水」に設定できない機種があります。
その場合は、給湯温度を「低温」や最低温度に設定後、温水を出しておく必要があります。
ただ、水のみを出す場合と異なり、貯湯タンク内のお湯を微量使うことになります。
お湯を使いたい時に貯湯タンク内のお湯が少なくなっていたり、沸き上げ量が増えたりすることは覚えておきましょう。
配管にカバーを取り付ける
配管カバーを取り付けることもエコキュートの凍結防止策として有効です。
給湯器は、外部にむき出しになっている配管が凍結するケースが多いため、むき出しの配管にカバーをつけて保温をすれば凍結を防げます。
配管の断熱材を点検し、新たに保温効果のあるシートやテープを取り付け、配管の凍結を予防しましょう。
保温シートやテープは、ホームセンターなどで売られています。配管部分に巻きつけ、結束バンドやテープで固定するだけなので、簡単に行えます。
配管カバーの取り付けが難しい場合は、段ボールなどで風除けを設置するのも一つの手です。
凍結防止ヒーターを取り付ける
出典:https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/99127/kw/%E5%87%8D%E7%B5%90/p/7483
配管部分に凍結防止ヒーターを巻き付けるのも有効です。
凍結防止ヒーターとは、コード状のヒーターです。外気温が0度を下回り凍結が懸念される地域で推奨されています。
すでにヒーターが備え付けられている場合は、ヒーターの電源をオンにして、凍結防止を行いましょう。
電源が入っていれば、配管温度が3度〜9度以下になると、自動的に通電し配管を温めてくれます。電源の入れ忘れにはくれぐれも注意しましょう。
新たに凍結防止ヒーターを投入したい場合は、工事費用等で2万円前後かかります。
凍結防止ヒーターを冬場の間使い続けてしまうと、電気代が高額になる可能性があります。
凍結防止ヒーターは、配管が十分に温まると通電が止まるため、保温カバーや風よけなどの対策と並行して使用するのがおすすめです。
脚部化粧カバーを取り付ける
出典:https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/99126
風が強い場所にエコキュート本体を設置しているのであれば、別売りの「脚部化粧カバー」の取り付けをおすすめします。
脚部化粧カバーを取り付ければ、配管に直接当たる冷たい風を防げるため、凍結防止に繋がります。配管の劣化も防ぎながら、配管周りを綺麗に見せることもできるでしょう。
「脚部化粧カバー」は、各メーカーの公式通販や電気店などで、エコキュートを設置したあとからでも手に入れられます。メーカーや機種により価格が異なりますが、約1〜2万円で購入可能です。
給湯配管の水を抜く
給湯配管の水を抜く対策は、長期間家を空ける場合の給湯器の凍結防止につながります。
凍結は気温が下がった際に配管内の水温が下がって起こりやすいため、水を抜いてしまえば凍結を防げます。
具体的には、下記の手順で給湯配管の水抜きを行ってください。
- 給湯器のスイッチをオフにする(電源プラグは抜かない)
- ガス給湯器の場合、元栓を閉める
- 給水元栓を閉める
- 給湯栓を全て開ける(台所なども含む)
- 給水水抜き栓、給湯水抜き栓を開ける
水抜き後に再度使用する場合には、上記とは逆の手順を踏みます。
まず、水抜き栓と給湯栓を閉めてから給水元栓を開け、蛇口から水が出ることを確認してからガスの元栓を開け、給湯器の電源を入れて使用しましょう。
なお、給湯器使用直後はお湯が高温になっており危険なため、給湯器が冷めてから水抜きを行ってください。
お湯や水を浴槽に溜めたままにする(自動ポンプ運転付きの場合)
自動ポンプ運転付きの給湯器で凍結防止を行う場合、お湯や水を浴槽に溜めたままにする対策も効果的です。
フルオートタイプのエコキュートなどであれば、自動ポンプ運転機能がついており、浴槽のお湯や水を循環させることで凍結を防止できます。
多くの製品は、外気温が3度〜5度と一定温度を下回ると、この凍結防止運転が自動で作動します。しかし、浴槽にお湯や水が溜まっていないとエラーとなり運転が停止してしまいます。
そのため、浴槽の循環アダプターから10cm程度の水位を保てるくらいのお湯を常に貯めることを心がけましょう。
凍結が多い地域は寒冷地仕様のエコキュートを選ぶ
「毎年雪が積もる地域に住んでいる」「冬場は特に冷え込む地域に住んでいる」など、恒常的に寒いエリアでエコキュートを設置する場合は、寒冷地仕様のエコキュートを選びましょう。
エコキュートの製品やメーカーによって異なりますが、独自の寒さ対策が施されています。
例えば、ヒートポンプユニット(室外機)が氷点下以下の寒さでも通常運転できる設定になっていたり、最初から凍結防止ヒーターが内臓されていたりと、特別な仕様が施されているので安心です。
寒冷地の一般的な定義は、年間の積雪期間が90日以上で、平均気温が10度を下回る地域です。特に、北海道や東北、北陸に住んでいる方は、凍結対策が必要な可能性があります。
判断に迷うエリアに住んでいるのであれば、最初から寒冷地仕様のエコキュートを購入しておくと、配管の保温材・保護カバーや凍結防止用ヒーターを取り付ける手間がかからないでしょう。
各メーカーの凍結対策をチェック!
冬場の凍結防止対策については、各メーカーのホームページや取扱説明書に記載していることがあります。
例えば、パナソニックのエコキュートなら、公式ホームページで、動画を交えて丁寧に解説しています。
上記の対策以外にも、効果的な方法を案内してくれているケースもあるので、ホームページや取扱説明書をチェックしてください。
各メーカーの凍結防止対策について書かれたページが下記です。
パナソニック | 断水・凍結について |
三菱電機 | 冬期に多いお問い合わせ(凍結などに備えて) |
日立 | 凍結防止について教えてください。 |
ダイキン | |
東芝 | 東芝ヒートポンプ給湯機 取扱説明書 |
コロナ |
エコキュートのお湯がいつまでも出ない場合は「ミズテック」|最短30分で解決!
エコキュートの凍結対策について解説してきました。
万が一、凍結してしまった場合は、「ぬるま湯をかける」「自然に解凍されるのを待つ」方法もありますが、それでも「お湯が出ない」「エラーコードが消えない」などの場合は故障している可能性があります。
エコキュートの修理や点検が必要な場合は、ぜひミズテックをご検討ください。
弊社・ミズテックでは、給湯器の修理・交換を承っております。給湯器のことでお困りの方は、要望も含めてお気軽に弊社までご相談ください。初めての方も大歓迎です。
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もちろん、土日祝も対応しております。
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ミズテックのメリット②:エコキュートの業界最安値挑戦中!
ミズテックでは、エコキュートの業界最安値挑戦中です。定価の半額以下の値段にて、エコキュートの購入はもちろん、取り付け工事も行います。
安さの秘密は「コストカット」です。仕入れから工事まで自社で行うことによって、70%コストカットしています。
給湯器はすべてメーカーから直接仕入れており、非常に安価に給湯器を販売できます。
さらに工事は弊社の専門スタッフが行うので、仲介料0で安くサービスを提供いたします。
ミズテックのメリット③:経験豊富な技術者が対応
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エコキュートが凍結している原因は「室外の配管の凍結」
エコキュートが凍結する原因は、ほとんどが室外にある配管の凍結にあります。
エコキュートは室外に設置された機器内でお湯を沸かして貯めておき、配管で室内に供給する仕組みのものが多いです。
室外の配管は外気温の影響を強く受けてしまい、気温が極端に下がると凍結してしまいます。
給湯器本体の内部に、ヒーターが搭載されている機種もありますが、室外の配管ほど凍結の可能性は高くありません。
そのため、給湯器の凍結が考えられる場合は、給湯器自体ではなく室外の配管に対策が必要です。
エコキュートが凍結した時の対処法2選|自然解凍or急ぎの場合はぬるま湯をかける
ここからは、給湯器が凍結してしまった時の対処法をご紹介します。
エコキュートが凍結した際にはまず、表示にエラーコードが表示されていないかを確認してください。
エラーが表示されている場合には、1分以上時間を空けてから、漏電しゃ断器をオフにしましょう。
参考記事
エコキュートが漏電している可能性も?トラブル状況の確認と対処方法
エラーが解除されたら、下記の2つのうちいずれかの方法で凍結に対処してください。
凍結した配管部分にぬるま湯をかける(急ぎの場合)
エコキュートの凍結をすぐに解消したい場合は、凍結した配管部分にぬるま湯をかけて解凍させるのが効果的です。
具体的な手順は、下記の通りです。
- 給湯器の運転スイッチをオフにする(リモコンのないガス給湯器の場合にはガス栓を閉める)
- 本来お湯の出る蛇口を少し開けておく(台所など)
- 凍結している配管・給水元栓にタオルを巻く
- タオルの上からぬるま湯(30~40℃程度)をゆっくりとかける
- 解凍されて水が流れたら、②で開けた蛇口を閉める
- タオルを外し、周りに付着した水分を乾いた別のタオルで拭き取る
上記の過程でぬるま湯の温水を凍結部分にかける際には、電源コードやコンセントにかからないように注意してください。
熱湯をかけてしまうと水道管が破裂し破損する恐れがあるため、30〜40度のぬるま湯を使用しましょう。
また、給湯器の凍結防止で水抜きをする時同様、スイッチをオフにしても電源プラグを抜く必要はありません。
自然解凍を待つ
急ぎの場合に効果的なぬるま湯による解凍ですが、水道管が破裂するリスクはゼロではありません。
そのため急いでいない場合には、自然解凍を待つ方法がより安全でおすすめです。
自然解凍を待つ場合、給湯栓(お湯の蛇口)を少し開けておくだけでOKです。
その後、時間が経過して朝方になり外気温が上がると、自然解凍して元のようにお湯を使えるようになります。
エコキュートの凍結 まとめ
エコキュートが凍結した時には外気温が上昇して自然に解凍されるのを待つのが最も良い方法です。
しかし、すぐにお湯を使いたい場合は、ぬるま湯をかけて解凍する方法もあります。
熱湯をかけると故障や破損の原因になってしまい、お湯が使えないだけでなく余分な修理費用を支払わなければならなくなります。
そして、最も大切なことは、配管が凍る可能性がある時期(冬季など)は、凍結しないように対策を取ることです。
本記事を参考にして、居住地域の寒さに合わせた、そして自分でも出来るエコキュートの凍結対策をとるようにしましょう。
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