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ガス給湯器の待機電力と電気代|電気を使う工程と都度消しの効果

ガス給湯器の待機電力と電気代

「ガス給湯器の電気代は年間どのくらい?」

上記のように、ガス代に加えて電気代もかかるガス給湯器の出費が気になっている人もいるでしょう。

この記事ではガス給湯器の電気代に関して、計算方法とともに電気代がかかる理由も解説します。

 また、ガス給湯器の電気代を節約する方法や、エコキュートとの光熱費の違いもご紹介します。

この記事が、ガス給湯器の電気代について調べている人のお役に立てば幸いです。

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メーカー共通の対処手順や基礎知識は「ガス給湯器の失敗しない選び方とおすすめランキング7選」で解説しています。

ガス給湯器の待機電力にかかる電気代の計算方法

ガス給湯器は電気を使う機器で、お湯を使っていない時にも待機電力を消費します。待機電力にかかる電気代は、下記の計算式で算出できます。

待機時消費電力(W)÷1000×24時間×365日×電気料金の単価(円/kWh)

待機時消費電力は機種によって異なります。例えばリンナイは、ふろ給湯器の待機時消費電力を、従来品RUF-V2400AWの5W(リモコンBC-60V2接続時)からRUF-E2406AW(A)の0.8Wへ約80%低くしたとしています(出典:リンナイ「光熱費と環境負荷を抑える」)。

このリンナイ公表の2機種の値と、全国家庭電気製品公正取引協議会が定める電力料金の目安単価31円/kWh(税込・令和4年7月22日改定)を使い、24時間365日待機すると仮定した計算例は次のとおりです(出典:全国家庭電気製品公正取引協議会「よくある質問」)。

  • RUF-V2400AW(5W・リモコンBC-60V2接続時):5÷1000×24×365×31=約1,358円
  • RUF-E2406AW(A)(0.8W):0.8÷1000×24×365×31=約217円

実際の電気代は、お使いの機種の待機時消費電力と、運転スイッチを切っている時間、契約している電気料金の単価によって変わります。

ガス給湯器に電気代がかかる理由|給湯の工程に分けて解説

続いて、なぜガス給湯器に電気代がかかるのかを、給湯の工程に分けて解説します。

蛇口をひねって水を出す準備をしている時

ガス給湯器の電気代はまず、蛇口をひねって水を出す準備段階で発生しています。

お湯を出すために蛇口をひねると、給湯器の中に水が流れ込みます。この水の流れを「水量センサー」が読み取ることで、給湯器はお湯を沸かす準備を行います。この「水量センサー」を使う際に、電力を使用しており、電気代がかかります

水を温めている時

水を温めている段階でも、ガス給湯器の電気代が発生しています。

お湯を沸かすためにはガスを燃やす必要がありますが、そのためには送風が必要です。この段階では、バーナーにガスを燃やすために必要な空気を送り込む「ファンモーター(送風機)」が回り出します。続いて、「グナイター」によって連続した火花を発生させます。これが、室内給湯器が発する「チチチチ」という音です。火花が出ている間に「ガス量制御弁」が開き、ガスと空気を混ぜ合わせた気体がバーナーに送り込まれて、点火します。こうして発生した炎の熱によって、水を温めます。

このように水を温めるために様々な装置が使用されることで、電気代が発生します。

蛇口から出るお湯を調整している時

ガス給湯器を使用する上では、蛇口から出るお湯を調整している時にも電気代が発生しています。

蛇口やシャワーから出るお湯の温度は、「温度センサー」によって常に調整されています。既述の「ガス量制御弁」によって、「操作パネル(リモコン)」で設定された温度になるようにガスの量が調整されています。また、流れる水の量は「水量制御弁」によって調整されています。

このように、蛇口から出るお湯の温度・水量の調整にも様々な装置が働いており、電気代が発生します。

既述の一連の動作はガス給湯器の中において、点火時のほんの短い時間で電気によって行われています。また追い焚きのお湯も、電気で動くポンプによって浴槽から汲み出されます。さらに、寒冷地では水道管の凍結防止用のヒーターを稼働させるためにも、電力を使用しています。

このように、ガス給湯器はお湯を沸かす工程のさまざまな場面で電力を使っています。

ガス給湯器の電気代を抑える「都度消し」|節約目的でコンセントは抜かない

ガス給湯器の電気代を抑える方法の一つに、「都度消し」があります。

ガス給湯器は、実際に使用してお湯を温めている時だけでなく、オンモードにしているだけでも待機電力によって電気代が発生します。ノーリツは、リモコンの運転スイッチは入れたままでも問題ないものの、お出かけやお休みの際に「運転」スイッチを切れば節電につながるとしています(出典:ノーリツ「給湯機器:リモコンの運転は入れたままでもいいですか?」)。運転スイッチを切ったときに減る電力の量は、機種によって異なります。

お湯を使わない時間が長いときは、リモコンの運転スイッチを切る「都度消し」を実践してみてください。

ただし、オフモードでの待機電力も節約しようとしてコンセントを抜くのはおすすめできません。これは、特に冬場に注意が必要なポイントです。

冬場は、ガス給湯器の「水を循環させる凍結防止機能」や「凍結防止ヒーター」によって、配管の凍結を防いでいます。ガス給湯器のコンセントを抜いてしまうと、この凍結防止機能や凍結防止ヒーターが作動しなくなり、給湯器内部に残っていた水が凍結し、管が破裂する恐れもあります。節約のためにコンセントを抜くと凍結防止機能が作動せず危険なため、コンセントは抜かないでください。

エコキュートとガス給湯器の光熱費の違い(メーカーの試算)

給湯にかかる光熱費を抑えたい場合は、ガス給湯器の代わりにエコキュートを導入する方法もあります。

ガス給湯器がガスの燃焼によってお湯を作るのに対し、エコキュートは電気と空気熱を利用してお湯を作る「ヒートポンプ」式の給湯機です。エコキュートでは、ヒートポンプで空気の熱を汲み上げて発生させた熱によって水を加熱し、作ったお湯をタンクに貯めます。ダイキンは、エコキュートは「1」の電気エネルギーを使って「2以上」の空気熱エネルギーを集めるため、効率的にお湯を沸かせるとしています(出典:ダイキン「エコキュートとは?かしこくお湯を作るエコキュートのしくみ」)。

パナソニックが同社調べの条件で試算したランニングコストのめやす(東京電力エナジーパートナーエリア)では、エコキュートの年間の平均的な電気代は約36,000円です。エコキュートとの年間の差額は、電気温水器が約121,200円、石油給湯機が約56,400円、従来型ガス給湯器(都市ガス)が約28,800円と見込まれています(いずれもエコキュートの方が低い)。

試算の条件は、東京地区、エコキュートはHE-JPU37NQS(「おまかせ節約」モード)、電気温水器はDH-37G6QU、従来型ガス給湯器は熱効率82.5%、給湯負荷は日本産業規格JIS C 9220の年間給湯保温モード熱量です。電気料金は東京電力エナジーパートナー「スマートライフL」(燃料費調整額と基本料金を含まない)、ガス料金は東京ガスの従量料金単価136.07円/m³(税込・基本料金を含まない)で、いずれも2026年3月時点です。石油料金は159.7円/L(税込・2026年1月時点)です。機器代や工事費は含みません(出典:パナソニック「エコキュートの電気代は月々いくら?ガス給湯器や電気温水器とのランニングコスト比較と節約術6つ」)。金額は、お湯の使用量や沸き上げモードの設定、使う時間帯、季節、地域、料金プランによって変わります。

同じページの北海道電力エリアの試算では、エコキュート(HE-FPU37LQMS・「おまかせ節約」モード・札幌地区)の給湯にかかるランニングコストは月平均約4,800円(税込)です。電気料金は北海道電力「エネとくスマートプラン」(燃料費調整額と基本料金を含まない、2026年3月時点)です。LPガスの給湯器は、これらの試算に含まれていません。
そんなエコキュートにも、下記のようなデメリットがあります。

  • 導入費用が高い(30〜70万円程度)
  • 設置スペースを必要とする

導入費用の差を、年間の光熱費の差で何年かけて回収できるかは、機種や工事の内容、料金プラン、お湯の使用量によって変わります。

エコキュートの導入を検討するときは、お住まいの地域の料金プランとお湯の使用量で、導入前後の光熱費を試算して比べてください。

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    よくあるご質問

    ガス給湯器の電気代は年間いくらですか?

    待機電力にかかる電気代は、待機時消費電力(W)÷1000×24時間×365日×電気料金の単価(円/kWh)で計算できます。リンナイが公表する2機種の待機時消費電力(従来品RUF-V2400AWの5W(リモコンBC-60V2接続時)、RUF-E2406AW(A)の0.8W)と、全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円/kWhを使い、24時間365日待機すると仮定した計算例では、年間約1,358円と約217円です。待機時消費電力は機種によって異なります。

    給湯器の電源を都度消すとどれくらい節約できますか?

    本記事の「ガス給湯器の電気代を抑える「都度消し」|節約目的でコンセントは抜かない」の章で解説しています。ノーリツは、お出かけやお休みの際にリモコンの「運転」スイッチを切れば節電につながるとしています。減る電力の量は機種によって異なり、節約できる金額は電源を切っている時間と電気料金の単価によって変わります。

    エコキュートに替えると光熱費はどれくらい変わりますか?

    本記事の「エコキュートとガス給湯器の光熱費の違い(メーカーの試算)」の章で解説しています。パナソニックが同社調べの条件で試算したランニングコストのめやす(東京電力エナジーパートナーエリア。電気・ガスは2026年3月時点の単価)では、エコキュートの年間の平均的な電気代は約36,000円で、従来型ガス給湯器(都市ガス)との年間の差額は約28,800円(エコキュートの方が低い)と見込まれています。金額はお湯の使用量や料金プラン、地域などによって変わります。

    エコキュートの導入費用は何年で回収できますか?

    本記事では、導入費用は30〜70万円程度としています。導入費用の差を何年で回収できるかは、機種や工事の内容、料金プラン、お湯の使用量によって変わるため、導入前に同じ条件で試算して比べてください。

    ガス給湯器 電気代 まとめ

    この記事では、ガス給湯器の電気代について詳しく見てきました。

    • ガス給湯器の待機電力の電気代は、待機時消費電力(W)÷1000×24時間×365日×電気料金の単価で計算でき、待機時消費電力は機種によって異なる
    • お出かけやお休みの際にリモコンの運転スイッチを切ると節電につながる(ノーリツ)。節約のためにコンセントは抜かない
    • エコキュートへの交換を検討するときは、同じ条件で光熱費を試算して比べる
    • エコキュートを購入・設置するならミズテックへの依頼がおすすめ

    この記事が少しでもお役に立つと幸いです。

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