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古い給湯器を新しい機種に交換するとガス代は下がる
冬になると、ガス代の請求書を見るのがイヤになりますよね。どうにか安くできないものか、と眉間にシワも寄ることでしょう。
弊社もお客様から「給湯器を交換するとガス代が安くなると聞いたが、本当か?」とご質問をいただくことがあり、ガス代節約はみな様の関心が高いと実感しております。
さて、給湯器の交換でガス代は節約できるのでしょうか。
結論からいうと、できます。本記事で、なぜ給湯器を交換するとガス代が安くなるのかご説明したいと思います。どの程度ガス代が安くなるのかご紹介しますので、給湯器の交換を検討されている方は参考にしてください。
給湯器の交換がガス代節約につながる理由
給湯器を新しくすることでガス代が下がる理由は、以下の2つです。
- エネルギー効率が上がる
- オプション割引が適用される(エコジョーズ)
給湯器は、基本的に新製品ほどエネルギー効率が上がっています。技術向上により、従来より少ないガスで同じ量のお湯を作れるのです。
いわゆる「エコジョーズ(潜熱回収型高効率給湯器)」なら、従来品に比べてさらに約13%もガス使用量をカットできます。
エコジョーズの利用者は、専用のオプション割引プランを使うこともできます。この制度を活用すると、一般料金に比べて2~3%程度ガス代が安くなります。
参考まで、東京ガスと大阪ガスのオプション割引を載せておきましょう。
なお、エコジョーズは従来品にくらべ待機電力も5分の1以下に下がります。二酸化炭素の排出量も約15%程度削減できるので、お財布と地球環境に優しい給湯器です。
つづいて、ガス代を節約できる給湯器の例として「エコジョーズ」とリンナイのハイブリッド給湯器「ECO ONE(エコワン)」をご紹介したいと思います。
エコジョーズとは?
エコジョーズは従来のガス給湯器よりエネルギー効率がよく、様々なメーカーから販売されています。
日本初のエコジョーズは、パーパスが2000年に発売しました。ですから20年以上の歴史がある製品で、累計販売台数も2019年12月に1,000万台を突破しています。
エコジョーズのエネルギー効率を上げる仕組みは「潜熱回収型」と呼ばれ、従来は捨てられていた200度の排熱を湯沸しに再利用しています。
この潜熱回収の仕組みを活用することで、少ないガス量で効率よくお湯を沸かせます。ですから、エコジョーズを導入することでガス代が安くなるのです。
ハイブリッド給湯器エコワン(ECO ONE)とは?
エコワンはリンナイ株式会社の製品で、エコジョーズと電気温水器が一体になったハイブリッド型の熱源機です。給湯はもちろん、浴室暖房機やガスファンヒーターなどの暖房器具にも利用できます。
エコワンは毎日のお湯の使用状況を学習して、最適なタイミングで湯を沸かし、貯湯タンクに溜めておきます。キッチンや洗面、シャワーで使うお湯は、主にこのタンク内のお湯が使われます。
いっぽう、風呂の湯はりや暖房など一気にたくさんのお湯が必要になるときは、エコジョーズが稼働して給湯をサポートします。
エコワンは、太陽光発電が作る日中の余剰電力を活用することもできます (PV活用モードという)。このモードを使うと、昼間に通常より熱めのお湯を沸かし貯湯しておけるので、夜間の給湯器の稼働を抑えることができます。
いわゆる「卒FIT」後(余剰電力の買取開始から10年)の太陽光発電の余剰電力買取価格は、急激に下がります。PV活用モードで余剰電力を利用したほうが、光熱費が下がるケースも出てくるでしょう。
なお、エコワンのエネルギー効率はエコジョーズをしのぎます。2012年3月のリンナイの調査では、エコキュートも含めた一次エネルギー効率は以下のようになっています。
- エコジョーズ ⇒ 88%
- エコキュート ⇒ 107%
- エコワン ⇒ 138%
ちなみに「一次エネルギ」とは、石油や天然ガスのことです。この一次エネルギが最終的に消費される際に、有効に使われているほど「一次エネルギー効率」が高くなります。
なお、2017年にはエコワンの一次エネルギー効率が156%まで上がっています。
ちなみに電気温水器「エコキュート」との違いは、貯湯タンクが小さくて済むことと、湯切れしてもエコジョーズが瞬時に給湯してくれることです。エコキュートが湯切れすると、お湯を追加するのに時間がかかります。
給湯器の交換によるガス代節約効果は?
さて、エコジョーズやエコワンのエネルギー効率がよいことはお伝えしたとおりです。では、どれくらいのガス代節約効果があるのでしょうか。
リンナイのホームページによると、エコジョーズのガス代は従来型と比べると約12%削減できることがわかります。
給湯器 | 年間ガス代の目安 |
---|---|
従来型:RUFH-A2400AW2-1 | 137,150円 |
エコジョーズ:RVD-E2405AW2-1(A) | 122,000円 |
ランニングコストの差 | 15,150円 |
※ガス代は諸条件で大きく変わるので、あくまで目安
なお、給湯器本体の価格差は実勢価格で0~2.5万円くらいです。ですから、上述の表の条件であれば約1年7か月経ったあとはエコジョーズのほうがお得になります。
いっぽう、エコワンのガス代節約効果についてはリンナイがシミュレーターを用意しているので、活用していただくとよいでしょう。
シミュレーターを使って東京23区で試算してみると、年間3.5~7万円程度の節約につながることがわかります。従来型給湯器とエコワンの本体の価格差は実勢価格で35~38万円くらいですので、約5~11年で元が取れる計算になります。
エコジョーズもエコワンも、設置場所や家の状況により節約できる程度が変わります。たとえば、以下の条件はガス代や節約効果に大きく影響します。
- お住まいの地域
- 家の断熱性能
- 都市ガスか、LPガスか
- ガス温水式床暖房は有りか、無しか
- 太陽光発電は有りか、無しか
エコワンは本体価格が高いので「誰でも必ずお得になる」とは言えません。「本体価格+ランニングコスト」で見た場合、従来品やエコジョーズのほうがお得になるケースもあります。
可能であれば、購入前にご自宅の条件に合わせて光熱費のシミュレーションをするとよいでしょう。
ガス代が気になる場合の給湯器を交換するタイミング
最後に、給湯器のおすすめの交換時期をご紹介します。うまくタイミングを合わせていただくと、より節約効果が高まります。
給湯器のおすすめの交換時期
さっそく、給湯器を交換していただくのにオススメの時期をご紹介します。もしあなたが以下の状況にあてはまりなら、交換を検討していただくよいタイミングです。
- 生活環境が変化して使う湯量が増えた
- 現在の給湯器は10年以上使っている
使用湯量が多いご家庭ほど、高効率給湯器に替えたときの光熱費の節約額が多くなります。たとえば床暖房を導入したり、家族が増え給湯能力に不足を感じたりしたら、それは高効率給湯器への交換を検討していただくよいタイミングです。
10年以上使っている給湯器が故障した場合も、以下の2つの理由で交換がおすすめです。
- メーカーが設定している給湯器の設計標準使用期間が約10年
- メーカーが修理部品を保有している期間は製造打ち切り後10年間
給湯器メーカーは「安全上支障なく使用できる期間」として各給湯器に「設計標準使用期間」を定めています。この期間は、どのメーカーもおおよそ10年になっています。
適切な点検を行わずにこの期間を超えて使用すると、経年劣化による発火・けが等の事故に至るおそれがあります。
▼給湯器メーカーの設計標準使用期間
- Rinnai(リンナイ)⇒ 10年
- NORITZ(ノーリツ)⇒ 10年
- Paloma(パロマ)⇒ 9~11年
- PURPOSE(パーパス)⇒ 10年
また給湯器メーカー各社は、修理用の部品を製造打ち切りから7~10年程度しか保有していません。10年以上使っている給湯器は、壊れても直らない場合があります。
仮に直せたとしても、10年以上使った給湯器は各所の劣化が進んでいるので、またすぐ他の場所が故障するケースも多々あります。ですから、交換を検討していただくにはよいタイミングです。
もうひとつ。交換するなら、冬が来る前がいいでしょう。
冬はガス暖房機器の利用が増えます。水温と給湯温度の差も大きいです。お湯の使用量も増えます。ですから、夏に比べてガス代を節約できる余地が大きいのです。
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