給湯器のリモコンが故障すると、温度調整や追いだきができません。完全に動かなくなってお湯が使えなくなる前に、修理または交換を検討しておくのが賢明です。
故障した給湯器のリモコンの修理・交換は、専門の業者が担当します。費用は業者によって大きく変動するため、良心的な価格を実現するところを見つけ出すのが大切です。
この記事では、給湯器のリモコンが故障したときの修理・交換費用や依頼先を紹介します。リモコンの反応が悪く交換を検討している方や、信頼できる修理・交換業者を知りたい方にはとくにおすすめです。

【記事監修者】株式会社ミズテック 渡辺正弘
給湯器交換の現場経験15年以上。住宅設備の施工からメンテナンスまで幅広く対応、数千件以上の給湯器・エコキュート交換を手掛けてきました。お客様が安心して交換を進められるよう、最新メーカー動向や補助金制度も分かりやすい情報提供を心がけています。
■保有資格:給水装置工事主任、ガス機器設置スペシャリスト、ガス消費機器設置工事監督者、ガス可とう管接続工事監督者講、電気工事士1級
目次
給湯器のリモコンが故障した時の修理・交換費用相場は?

給湯器のリモコンが故障したときの修理・交換の費用の内訳は、本体代または部品代+工事費+作業費です。交換には本体代がかかるので、修理より高くつきます。
給湯器のリモコン修理費用相場
給湯器のリモコン修理にかかる費用は、一般的に5000円~です。リモコン画面の交換や設定不良など、軽微な問題であれば数千から数万円程度で解決します。
工事の内容によっては、修理より交換の方が安く済む場合があります。予算・期間に余裕があるなら、思い切って交換に切り替えるのも選択肢の1つです。リモコン本体を丸ごと交換するので、不具合のリスクを最小限に抑えられます。
リモコンの不具合が起きたタイミングが保証期間内なら、無償で対応してもらえます。給湯器を交換して間もないときに不具合が起きたときは、まず保証期間を確認しておくのがおすすめです。
給湯器のリモコン交換費用相場
給湯器のリモコン交換費用の相場は、20,000~40,000円です。リモコンごとを交換する場合、本体代+工事費+作業費がかかります。

合計金額に本体価格も加わるため、その分費用が高くつきます。
リモコンの交換にかかる費用は、種類やメーカーによって変動するため注意が必要です。複雑な機能が複数付いたものは構造が複雑で、その分工事費用は高額です。
給湯器の修理・交換はミズテックへ!

リモコンの不具合に伴い給湯器の修理・交換も検討しているなら、ミズテックへお問い合わせください。メーカーからの一括仕入れでコストを削減し、最大80%OFFを実現しています。

ミズテックは、工事・商品ともに無料の10年保証付きです。
サポート体制が手厚く、工事後も安心して過ごせます。
給湯器の修理・交換は、24時間365日受け付けています。現場の状態が分かる写真を送れば、電話のみで最終見積もりも提示可能です。
最短で当日交換にも対応しており、突然トラブルが起きたときにも安心です。無料見積もりを行っているので、お気軽にご相談ください。
給湯器のリモコンの故障が疑われるときの確認ポイントと対処法

リモコンの電源が入らない・液晶画面が点滅する場合は、リモコン本体の故障が疑われます。紹介する各項目を確認して、原因を特定して適切に対処するのが大切です。
- エラーコードが表示される
- 電源がONにならない
- 液晶画面がつかない
- 液晶画面が一部欠けている
- 操作ボタンを押しても反応しない
エラーコードが表示されている
エラーコードは、給湯器に何らかの不具合が発生したときに表示されるものです。コードによって対応が異なるため、取扱説明書や公式HPを見ながら原因を特定し対処するのが大切です。
76や760がリモコンの一時的なシステム異常で表示されたときは、リセットで改善される可能性があります。以下の方法で正常な状態に戻るか、確認を行ってください。
- 給湯器の運転を全て停止する
- リモコンの電源を「切」にする
- リモコンの電源を「入」にする
- エラーコードが液晶画面から消えていることを確認する
- エラーが点滅表示された時と同じ操作を行う(※1)
給湯器電源プラグは、以下の方法でリセットします。ガスの臭いがするときや雨が降っているときは感電・引火のリスクがあるため、控えるのが大切です。
- 給湯器電源プラグをコンセントから抜く
- 10秒ほど経過した後に電源プラグをコンセントへ差し込む
- 給湯器が停止した時と同じ操作を行う
電源がONにならない
リモコンは、給湯器から電気を供給しています。リモコンの電源がつかないときはOFFになっている、配線の故障・異常が考えられます。以下の状態が該当しないか、給湯器またはリモコンをチェックするのが大切です。
- リモコンの電源がOFFになっていないか
- 電源プラグが抜けていないか
- ブレーカーが落ちていないか
- 落雷で安全装置が働いていないか
- リモコン配線に不具合はないか
給湯器の電源プラグがコンセントから抜けていると、リモコン操作ができません。原因は、電源プラグをコンセントに引っ掛けておらず(ロックしていない)自然に抜けたことや点検時のミス、いたずらです。電源プラグをコンセントに差し込み、プラグをロックして抜け止めを防止します。
給湯器の電源プラグを差し込んでいるコンセントは、ブレーカーがOFFの状態では電流が流れず、給湯器を運転させることができません。一時的な過電流や漏電が原因として考えられます。
近隣の落雷によって一時的な過電流を遮断するために給湯器の安全装置が働く場合があります。落雷による異常気象時は、安全装置が働いた可能性を疑ってください。給湯器電源プラグのリセット操作で復旧させます。
液晶画面がつかない(ついたりつかなかったりする)
リモコンの液晶画面がつかない原因は、節電モードにしているまたは故障・配線異常の2つです。以下の2点を確認して、復旧を試みるのが大切です。
- リモコン表示を節電モードにしていないか
- 他のリモコンの液晶画面は付いているか
リモコンを節電モードに設定している場合は、無駄な消費電力を抑えるために、最後にお湯を使用してから約10~25分後に液晶画面のみがOFFとなります。リモコンのスイッチを操作する、または再びお湯を使用することで液晶画面が表示されます。
ノーリツ・リンナイ給湯器リモコンがつかないときの対処法について確認する
液晶画面が一部欠けている
画面の下半分や一部が欠けている場合は、液晶パネルの故障の可能性が高い症状です。
給湯器の使用に支障はありませんが、「温度」の部分が欠けると数字が読めなくなり、火傷の恐れがあります。業者による点検とリモコンの交換が必要です。
操作ボタンを押しても反応しない
経年劣化による基盤SW(スイッチ)の故障や、基盤内のショートによる故障が考えられます。
基盤の一部が故障と診断された場合でも基盤ごと交換する、または新しいリモコンへ交換することが一般的です。業者による基盤交換や、リモコン本体の交換が必要です。
リモコンが故障したときに本体交換が必要なケース

リモコンが故障したときは、給湯器の交換が求められる場合があります。特に以下の2つの状況のうち、どちらかに該当するときは給湯器ごと交換するのが結果的に安く済みます。
給湯器の寿命を過ぎている場合
給湯器の寿命は、一般的に10年です。設置から10年経過した給湯器は経年劣化により、故障しやすい状態です。
今回リモコンを修理しても給湯器が不具合を起こして、再工事が求められるリスクがあります。1度の工事で全てが解決するように、給湯器の寿命が過ぎているときはまとめて交換するのが手っ取り早くて確実です。
給湯器の寿命は使用頻度や設置環境など、さまざまな要因により変動します。使用頻度が高い、外部からの刺激を受ける屋外タイプなどは10年より早く劣化が進行する場合もあるので注意が必要です。
リモコンの交換より本体ごと交換した方が安い場合
給湯器の交換費用には本体代とリモコン代、工事費がかかります。本体とセットで販売していることがほとんどで、単体で交換するより安く済む可能性が高いです。
給湯器ごと交換すれば、本体に不具合が起きるリスクを抑えられます。交換工事を行う費用や、時間を確保する必要もありません。
設置から数年しか経っていない場合は、メーカー保証の対象になる可能性もあります。給湯器を設置したばかりなど、特別な理由がない限りは本体ごと交換するのがおすすめです。
給湯器のリモコンの修理・交換が必要なときは?

給湯器リモコンの修理は、メーカーの保証期間によって無償または有償での対応となります。保証期間についてはお手元の保証書を確認ください。リモコンの修理や交換は、給湯器メーカーやガス会社などで対応しています。
給湯器のリモコンが故障したら修理をDIYできる?

リモコンの配線作業は、電気設備技術基準に合った電気工事が必要です。専門的な技術や知識、工具類が必要となるため安易な考えによる作業は危険でおすすめしません。
給湯器のリモコンが故障したときは、専門業者に依頼するのが手っ取り早くて確実です。
給湯器のリモコンの故障でよくある質問

給湯器のリモコンの故障に関して、よくある3つの質問に回答します。リモコンの故障への不安や疑問を前もって払しょくすれば、工事を安心して進められます。
給湯器のリモコン交換費用はいくらですか?
給湯器のリモコンの交換にかかる費用は、20,000~40,000円です。費用の内訳は、リモコン代+工事費、作業代です。作業代には、出張費や既存機器の撤去代などが含まれています。
リモコンごと交換する場合は本体代がかかるため、修理より高くつきます。交換にかかる費用は、どの業者に依頼するかで大きく変動するため注意が必要です。

必ず相見積もりを取って、お得な業者を判断するのが大切です。
給湯器のリモコンが壊れたらどうしたらいいですか?
リモコンが壊れたときは給湯器またはリモコンの故障や施工・接続不良、断線、電池切れなどさまざまな原因が考えられます。まずは応急処置として、電源ボタンを一度切るのがおすすめです。再度電源ボタンを押すことで、復活する場合があります。
それでも復活しない、エラーコードの表示や液晶画面の不具合など明確なトラブルが確認できる場合はそれぞれに適した対処法を実践するのが大切です。自身では解決できない危険を伴う対処法は行わず、すぐに業者に問い合わせるのが大切です。
給湯器のリモコンの寿命はどれくらいですか?
給湯器のリモコンの寿命は、一般的に10年です。修理・交換のどちらを選択すべきか迷ったら、使用年数に注目するのも選択肢の1つです。
使用年数が経過しているほど、経年劣化による不具合が起きるリスクが高まります。設置から7~8年程使用しているリモコンが故障したときは、今後を考慮して交換するのがおすすめです。
給湯器の故障はミズテックにご相談ください!

給湯器は10年に1度の買い物で、頻繁に交換する製品ではありません。何を基準に選べばいいか迷った時は、ミズテックへご相談ください。
ミズテックは北海道から関東、関西まで幅広いエリアに対応した給湯器の専門業者です。最短30分で現場に到着するスピード対応で、今すぐリモコンを交換したい方に選ばれています。
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