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ガス給湯器にエラーコードが表示された場合の対処方法・リセット方法

ガス給湯器にエラーコードが表示された、はやくお湯を使いたいのにどうすればいいの?

そうお悩みではありませんか?

エラーコードが表示されても、一時的なエラーである可能性も十分あります。応急処置も知ったうえで、必要であれば修理などの選択肢を取れるといいでしょう。

そこで今回は、給湯器のエラーコードへの対処法についてご紹介いたします!

もし業者に点検を依頼するとなった場合の交換・修理費用についても解説するので、この記事を読めば給湯器のエラーコードに悩まされることはもうありません。

それでは早速、給湯器のエラーコードについて詳しく解説していきます。

 

目次

給湯器にエラーコードが表示された場合の応急処置

ノーリツの給湯器のリモコンにエラーが表示された

給湯器リモコンの液晶画面上にエラーコードが点滅表示されても、故障でないことも多いです。

まずはリモコンのエラーリセット・電源プラグの抜き差しを行いましょう。このリセットにより解決することも多々あります。

給湯器リモコンのエラーリセット方法

ガス給湯器におけるエラーリセット方法は以下の手順で実施します。

  1. 給湯器の運転を全て停止する
  2. リモコンの電源を「切」にする
  3. リモコンの電源を「入」にする
  4. エラーコードが液晶画面から消えていることを確認する
  5. エラーが点滅表示された時と同じ操作を行う

給湯器電源プラグのエラーリセット方法

給湯器電源プラグでのリセット方法は、安全上、以下の状況下では絶対に行わないで下さい。

  • ガス臭いにおいがするとき(危険性:引火の恐れ)
  • 雨が降っているとき(危険性:感電の恐れ)

ガス給湯器におけるエラーリセット方法は以下の手順で実施します。

  1. 給湯器電源プラグをコンセントから抜く
  2. 10秒ほど経過した後に電源プラグをコンセントへ差し込む
  3.  給湯器が停止した時と同じ操作を行う

上記2つのリセット操作で再びエラーコードが点滅表示された・給湯器が動かない場合は、根本的な不具合が解消されていません。

その場合は、当該エラーコードの他の対処法に従い対応して下さい。

万が一対処法を実行しても復旧しない・または再発する場合は、早めに点検や修理をご依頼ください。

給湯器のエラーコード一覧!原因と解決法

リセット操作を行ってもエラーコードが表示される場合は、コードごとに解決方法を試してみましょう。

以下の一覧をご確認ください。コードを押すと、詳しい説明に移ります。

また、給湯器のエラーコードはメーカーによって厳密には意味が異なります。より詳しく知りたい方は、メーカー別の解説記事をご確認ください。

エラーコード 原因 対処法
32 給湯器の電子部品の異常が検知 ・リセット操作→ダメなら点検を依頼
75 浴室リモコン異常 ・リセット操作→ダメなら点検を依頼
76 リモコン伝送異常 ・リセット操作→ダメなら点検を依頼
101/102 給排気の異常 ・機器の使用は可能
・点検を依頼
111/11 天候、ガスの遮断、システムエラー等による点火不良

・リセット操作→ダメなら点検を依頼

120/121 天候、地震、吸排気口の異物、部品故障による失火 ・リセット操作→ダメなら点検を依頼
140/14 給湯器内部の故障による停止措置

・機器の使用不可(火傷をする可能性あり)なため自己解決不可
・点検を依頼

173 暖房回路漏水微小検知

・リセット操作→ダメなら点検を依頼

200 給湯残火安全装置作動

点検を依頼

290 ドレン配管の詰まりや凍結による凝縮水の排出不可 ・リセット操作→ダメなら点検を依頼
502/512 UVランプの寿命(ノーリツ)
浴槽のお湯張りエラー(リンナイ・パーパス)

・UV機能が使用不可なため自己解決不可
・交換を依頼

610 ファンモーター本体の劣化にともなう故障や電装基盤の故障

リセット操作を⇒だめなら点検を依頼

632 循環不良もしくは部品故障 ・リセット操作、フィルター掃除→ダメなら点検を依頼

710/71

気温差もしくは給湯器内部の経年劣化 ・リセット操作→ダメなら点検を依頼

722

ふろ疑似炎検知(部品の経年劣化による故障) 点検を依頼
760 リモコンの通信不具合 リセット操作を⇒だめなら点検を依頼
888

点検お知らせ機能
(使用開始から10年相当が経過したことをお知らせ)

・機器の使用は一部以外可能
・点検を依頼
920/930 中和剤の残量不足/中和器の寿命告知 ・交換を依頼
991/992 燃焼異常 ・機器の使用は不可なため自己解決不可
・点検を依頼

給湯器エラーコード【111】の原因・解決方法

【111】のエラーコードは、何らかの原因でガス給湯器の点火ができない、また着火した状態から次第に火が消える現象の場合に表示されます。

このエラーコードは、給湯器本体の不具合以外の原因による発生が高く、ご自身で解決できる可能性があります。

原因1 強風などによる悪天候で点火不良を起こしている

大雨をともなうような強風時や多湿の時期に点火不良を起こすエラーが発生することがあります。給湯器の排気口から雨水が入り込む、強風で点火しにくくなるなどが主な原因としてあげられます。

▼対処法
天候の回復を待ち、下記2通りのうち、いずれかの給湯器リセット操作を実施します。

  1. 給湯器本体のリセット:給湯器の電源プラグをコンセントから抜き、10秒ほど経過した後にコンセントに差し込む
  2. 給湯器リモコンのリセット:リモコンの電源をOFFにして、再びON操作を実施

原因2 ガスメーターでガスの供給が遮断されている

【111】のエラーコードは、多くのケースで見受けられる原因として、ガスの遮断があげられます。

既にガスが遮断された状態でお湯を出そうとして蛇口を捻ると点火不良と判断されてエラーが発生します。原因は明らかにガスの遮断によるものですが、ガスの遮断に至るまでの要因は以下のケースが考えられます。

  1. ガス栓の閉栓(給湯器のガス配管側・ガスメーター周辺・ガスボンベ周辺(プロパンガス利用のみ)):長期間空き家の状態で一時的に閉栓したなど
  2. ガスメーターの遮断:普段よりも長い時間ガスを使い続け自動的に遮断したなど
  3. ガス切れ(プロパンガス利用のみ):ガスボンベの交換周期より前に多くのガスを使用した

▼対処法

ガス栓の開栓やガスメーターの遮断解除操作によって復旧が可能です。

ただし、ガス栓の閉栓が見受けられないまたはガスメーターで遮断されていない場合は、最終的にガス切れを疑う必要性もあります。ガス切れが疑われる場合は、契約しているガス会社へ連絡します。

原因3 給湯器内部のシステムエラー

給湯器内部は各部品を電気的に基盤と接続されており、何らかの原因により一時的システムエラーを発生させるケースがあります。

下記の対処法で復旧を試みたものの、その後の復旧が見込めない場合は、給湯器内部の部品の故障が疑われます。

▼対処法

「原因1 強風などによる悪天候で点火不良を起こしている」と同様の給湯器リセット操作を実施します。リセット操作の手順は上述の原因1を参照して下さい。

またリセット操作を実施した後に再びエラーコードが発生する場合は、故障の可能性が疑われるため、業者に点検依頼をおこないます。

それぞれの詳しい対処法は、「給湯器エラーコード「111」の解説記事」にてご紹介しております。

給湯器のエラーコード【11】の場合の原因

【11】のエラーコードは、上述にてご紹介した【111】のエラーコードと同様で、何らかの原因でガス給湯器の点火ができない、また着火した状態から次第に火が消える現象の場合に表示されます。

詳しい原因と対処法については、給湯器のエラーコード【111】の章を参照して下さい。

エラー内容が同じ場合で2桁と3桁のエラーコードの違いは、給湯器の機種の違いによるものです。

エラーコード表示 給湯器の種類
2桁 給湯機能のみの専用給湯器
3桁 給湯以外にふろや暖房機能などが付随している複合機

 

また、コードの数字には以下のような意味があります。

例)リンナイの場合

左から2桁が故障の原因を表し、最後の3桁目が故障箇所(下表)を表します。

給湯機器タイプ 0 1 2 3 4
給湯暖房機 共通 給湯 ふろ
(追焚)
暖房 端末
ユッコUF
ユーアール

 

エラーコード【11】の場合、給湯専用給湯器のみ2桁表示で、故障原因の「11」が点火不良を示していることが分かります。

また、3桁のエラーコード【112】の場合、左から2桁の「11」が点火不良、3桁目の「2」がふろ側の場所であるため、ふろ側の点火不良が原因であることが分かります。

給湯器エラーコード【140】の解決方法

【140】のエラーコードは、給湯器内部部品の故障によって高温のお湯が出湯される可能性があり、温度ヒューズや過熱防止装置を作動させて未然に給湯器を停止させた場合に表示されます。

このエラーコードは、給湯器内部部品の劣化による故障が原因で発生する可能性が高く、ご自身で解決できる可能性が低いエラーです。

▼原因
給湯器内部部品の故障にともなう内部の異常過熱。水をお湯に変える熱交換器の損傷や電装基盤、回路などの故障や異常が主な原因としてあげられます。

▼対処法
【140】のエラーコードは、一時的に解決できたとしても高温出湯による火傷のリスクがあるため、一度業者に点検してもらうほうが安心です。

業者に点検依頼する前にリセット操作による復旧を試みたい方は、自己責任の元で給湯器のエラーコード【111】の「原因1 強風などによる悪天候で点火不良を起こしている」と同様の給湯器リセット操作を実施してみて下さい。

給湯器エラーコード【610】の解決方法

【610】のエラーコードは、ガスを燃やすために必要な空気をバーナーに送るファンモーターの回転数が多く異常を示す場合などにエラー表示して給湯器が停止します。

ファンモーターの異常は特にリモコンの設置のないご家庭で屋外給湯器を使用している場合は、異音などに気が付きにくく、停止して初めて気が付くことの多い現象です。

▼原因
ファンモーター本体の劣化にともなう故障や電装基盤の故障。ファンモーターの劣化や電装基盤の故障、かかる電装回路不良が主な原因としてあげられます。

▼対処法
給湯器のエラーコード【111】の「原因1 強風などによる悪天候で点火不良を起こしている」と同様の給湯器リセット操作を実施してみて下さい。

リセット操作を実施しても復旧しない場合は、業者へ点検を依頼します。

給湯器エラーコード【760】の解決方法

【760】のエラーコードは、何らかの原因でリモコンの通信に不具合が生じている場合に表示されます。

また、エラーコードが点滅し、リセット操作で復旧したが、ある日突然リモコンの電源がONとならないなどの不具合も発生することがあります。

▼原因 
部品の経年劣化や回路不良。部品劣化にともなうリモコン本体や給湯器の電装基盤の異常、ケーブルの接触不良などが主な原因としてあげられます。

▼対処法
給湯器のエラーコード【111】の「原因1 強風などによる悪天候で点火不良を起こしている」と同様の給湯器リセット操作を実施してみて下さい。

リセット操作を実施しても復旧しない場合は、業者へ点検を依頼します。

他の給湯器エラーコードの解決方法

ここまで良く表示されがちなエラーコードの解決方法について解説してきましたが、そのほかのエラーコードの解決方法についても詳しく解説いたします。

給湯器エラーコード「32」の解決方法

エラーコード「32」は、給湯器の電子部品の異常が検知されたときに出てくるエラーコードです。

一時的なエラーのこともあるので、一度リセット操作を行ってみてください。

もしそれでも復旧しない場合は部品の修理が必要です。業者に点検を依頼しましょう。

エラーコード 32
主なメーカー リンナイ、ノーリツ、パロマ、パーパス
不具合内容 出湯サーミスタ異常
原因 出湯サーミスタとは、出湯温度を検知する電子部品です。サーミスタの故障や電装基盤と接続しているコネクタ不良などの原因によりお湯が出ない症状が発生します。
対処方法 下記2通りのリセットにより復旧する場合があります。
①給湯器本体のリセット
給湯器の電源プラグをコンセントから抜き、10秒ほど経過した後にコンセントに差し込みます。
②給湯器リモコンのリセット
リモコンの電源をOFFにして、再びON操作を実施します。
上述の対処法で復旧しない場合は、部品の修理や交換が必要となるため、業者へ点検を依頼します。

給湯器エラーコード「75」の解決方法

エラーコード「75」は、浴室リモコン異常が考えられます。本体の故障やリモコンケーブルの不具合が原因です。

一時的なエラーのこともあるので、一度リセット操作を行ってみてください。

もしそれでも復旧しない場合は本体自体のエラーの業者に点検を依頼しましょう。

エラーコード 75
主なメーカー リンナイ、パロマ、パーパス
不具合内容 浴室リモコン異常
原因 浴室リモコン本体の故障やリモコンケーブルの不具合による原因で発生するエラー表示です。
対処方法 下記2通りのリセットにより復旧する場合があります。
①給湯器本体のリセット
給湯器の電源プラグをコンセントから抜き、10秒ほど経過した後にコンセントに差し込みます。
②給湯器リモコンのリセット
リモコンの電源をOFFにして、再びON操作を実施します。
上述の対処法で復旧しない場合は、部品の修理や交換が必要となるため、業者へ点検を依頼します。

給湯器エラーコード「76」の解決方法

エラーコード「76」は、リモコン伝送異常が考えられます。

リモコン本体の異常、もしくはケーブルの不具合によりエラーが発生しています。

まずはリモコンのリセット操作を試し、それでもエラーコードが表示される場合は業者に点検を依頼しましょう。

エラーコード 76
主なメーカー ノーリツ、パロマ、パーパス
不具合内容 リモコン伝送異常
原因 リモコン本体の故障や電装基盤、リモコンケーブルの不具合による原因で発生するエラー表示です。
対処方法 給湯器の電源プラグをコンセントから抜き、10秒ほど経過した後にコンセントに差し込みリセット操作をおこないます。
この対処法で復旧しない場合は、部品の修理や交換が必要となるため、業者へ点検を依頼します。

給湯器エラーコード「92/920」の解決方法

エラーコード「92」「920」は、給湯器の中和剤が寿命に達したことが原因です。

表示されてすぐは給湯器の利用は可能ですが、使い続けていると次第に給湯器が停止します。

早めに中和剤を追加するようにしましょう。

エラーコード 92/920
主なメーカー リンナイ、ノーリツ、パロマ、パーパス
不具合内容 中和剤寿命予告
原因 中和剤の残量が少なくなった場合に表示されるエラーコードです。エコジョーズ給湯器の特性上、ドレン水を中和して排水するために中和剤が必要となります。
【92】のエラーコードが表示された場合はお湯を継続使用することは可能ですが、次第に給湯器が停止するため早めの対処が必要です。
対処方法 部品交換が必要となるため、業者へ点検を依頼します。また、給湯器設置から約10年度ご使用の場合は、給湯器本体の交換も視野に入れておくことをおすすめします。

給湯器エラーコード「101」の解決方法

エラーコード「101」は、給湯能力の低下が原因です。

給湯器本体が故障しているというよりも、給排気通路・熱交換器に汚れが溜まっていることが多いです。

給排気口を確認し、汚れを取り除きましょう。利用年数が長い場合は汚れが奥に蓄積している場合もあるので、業者による点検も検討するといいでしょう。

エラーコード 101
主なメーカー リンナイ、ノーリツ、パロマ、パーパス
不具合内容 給湯能力低下運転
原因 給排気の異常による給湯能力の低下を示すエラーコードです。給排気通路の詰まりや熱交換器のフィン詰まりなどが主な原因です。
その他、給湯器周辺の環境によって給排気口が障害物で塞がれている、また、強風や大雨などの悪天候によって埃や葉などで給気口が塞がれていることも原因としてあげられます。
対処方法 1、給湯器周辺の障害物を移動させる
2、給排気口を塞いでいる異物などを取り除く
上記対応後、以下のリセット方法により復旧させます。
■給湯器本体のリセット
給湯器の電源プラグをコンセントから抜き、10秒ほど経過した後にコンセントに差し込みます。
■給湯器リモコンのリセット
リモコンの電源をOFFにして、再びON操作を実施します。
上述の対処法で復旧しない場合は、業者へ点検を依頼します。

給湯器エラーコード「121」の解決方法

給湯器を使用している途中に失火すると、エラーコード「121」が表示されます。

悪天候や災害、もちくはガス側の不具合などが考えられます。

一度リセット操作を行い、それでも難しい場合は業者に点検を依頼しましょう。

エラーコード 121
主なメーカー リンナイ、ノーリツ、パロマ、パーパス
不具合内容 給湯立ち消え安全装置作動
原因 お湯を使用している途中で、主に下記の原因により失火したことを示すエラーコードです。
1) 雨風が強い悪天候の中、排気口より雨水が侵入して途中失火した
2) 震度5程度以上の地震によりガスメーターが自動遮断した
3) ガス漏れによるガス供給不足で途中失火した
4) 立ち消え安全装置の故障が発生した
対処方法 1、悪天候が原因と考えられる場合は、下記のリセット方法により復旧させます。
■給湯器本体のリセット
給湯器の電源プラグをコンセントから抜き、10秒ほど経過した後にコンセントに差し込みます。
■給湯器リモコンのリセット
リモコンの電源をOFFにして、再びON操作を実施します。
2、地震によってガスメーターが遮断されている場合は、ガスメーターの解除ボタンを押して遮断を解除します。
上述の対処法で復旧しない場合は、業者へ点検を依頼します。

給湯器エラーコード「173」の解決方法

エラーコード「173」は、暖房機能付き給湯器の暖房に使用されている循環水が機器本体や暖房配管などから微小漏れしている場合などで表示されます

一度リセット操作を行い、それでも復旧しない場合は業者に点検を依頼しましょう。

エラーコード 173
主なメーカー リンナイ、ノーリツ、パロマ、パーパス
不具合内容 暖房回路漏水微小検知
原因 暖房機能付き給湯器の暖房に使用されている循環水が機器本体や暖房配管などから微小漏れしている場合などで表示されます。
暖房配管の損傷や配管内の空気混入などが主な原因としてあげられます。
対処方法 以下の2通りのリセットにより復旧する場合があります。
1、給湯器本体のリセット
給湯器の電源プラグをコンセントから抜き、10秒ほど経過した後にコンセントに差し込みます。
2、給湯器リモコンのリセット
リモコンの電源をOFFにして、再びON操作を実施します。
上述対処法で復旧しない場合は、部品の修理や交換が必要となるため、業者へ点検を依頼します。

給湯器エラーコード「200」の解決方法

給湯残火安全装置が作動したとき、エラーコード「200」が表示されます。

給湯器の空焚きや部品の故障が考えられます。

やけどの可能性もあるエラーコードであるため、リセット操作など応急処置は行わず、すぐに業者に点検を依頼しましょう。

エラーコード 200
主なメーカー ノーリツ
不具合内容 給湯残火安全装置作動
原因 残火安全装置とは、お湯を止めた場合でも給湯器内部の火が消えず水からお湯に変換する水管の異常高温を検知して燃焼を止める装置のことです。
お湯を止めても火が消えない、ガスの供給を制御する部品の故障、給湯器の空焚きなどが主な原因としてあげられます。
対処方法 高温による火傷の危険性があるため、業者へ点検を依頼します。

給湯器エラーコード「290」の解決方法

エコジョーズの中和器異常や詰まり異常が考えられます。

寒い日の場合は、凍結している可能性があるので自然解凍を待ちましょう。そうでない場合は、ドレン排水管に異物が詰まっていないか確認するといいでしょう。

もしそれでもエラーコードが表示される場合はリセット操作を行い、復旧しない場合は業者に点検を依頼しましょう。

エラーコード 290
主なメーカー リンナイ、ノーリツ、パロマ、パーパス
不具合内容 中和器異常や詰まり異常
原因 中和器内部やドレン排水管の異物などの詰まりが発生した場合や中和器の電極に異常がある場合に表示されるエラーコードです。
対処方法 1、ドレン排水管の先端が水に浸かっている、または異物が確認できる場合は取り除きます。
2、外気温が0℃を下回るような気象状況の場合にはドレン排水管の凍結が考えられるため、自然解凍を待ちます。
上述の対応後、下記のリセット方法により復旧させます。
■給湯器本体のリセット
給湯器の電源プラグをコンセントから抜き、10秒ほど経過した後にコンセントに差し込みます。
■給湯器リモコンのリセット
リモコンの電源をOFFにして、再びON操作を実施します。
上記対処法で復旧しない場合は、部品の修理や交換が必要となるため、業者へ点検を依頼します。

給湯器エラーコード「502」の解決方法

リンナイ・パーパスの場合、エラーコード「502」は、浴槽のお湯張りができないときに表示されます。

循環アダプタを掃除し、それでもエラーコードが表示される場合は業者に点検を依頼しましょう。

ノーリツの場合、「UVランプ切れ」が起きています。こちらも修理が必要になるため、業者に依頼してください。

エラーコード 502
主なメーカー リンナイ、ノーリツ、パーパス
不具合内容 湯はり不良/ノーリツのみUVランプ切れ
原因 リンナイやパーパスでは、浴槽にお湯はりができない状況を示すエラーコードです。追い焚き配管や循環アダプターのフィルター詰まり、部品故障が主な原因です。
また、ノーリツのみ機種限定の「UVランプ切れ」という内容です。ろ過に必要な殺菌灯切れが原因としてあげられます。
対処方法 循環アダプターのフィルターの異物などによる詰まりを除去します。そのあと、下記のリセット方法により復旧させます。
1、給湯器本体のリセット
給湯器の電源プラグをコンセントから抜き、10秒ほど経過した後にコンセントに差し込みます。
2、給湯器リモコンのリセット
リモコンの電源をOFFにして、再びON操作を実施します。
上記対処法で復旧しない場合は、部品の修理や交換が必要となるため、業者へ点検を依頼します。
※ノーリツのエラーの場合は、業者へ点検を依頼します。

給湯器エラーコード「632」の解決方法

エラーコード「632」が表示される場合は、循環アダプタの異常が考えられます。

循環アダプタの掃除をお行い、もう一度追いだきを行ってみてください。

それでも復旧しない場合は業者に点検を依頼するといいでしょう。

エラーコード 632
主なメーカー リンナイ、ノーリツ、パロマ、パーパス
不具合内容 ふろポンプ・水流スイッチ異常
原因 浴槽の循環アダプターが水やお湯を吸い込まず空気を吸い込んでいる、また異物の詰まりや部品故障などにより追焚きができない場合に表示され、以下の原因が考えられます。
1、循環アダプターのフィルターに汚れなどの異物が詰まっている
2、循環アダプターの上まで水が入っておらず水が循環していない
3、ふろポンプなどの部品故障
対処方法 1、循環アダプターのフィルターの異物などによる詰まりを除去
2、循環アダプターの上まで水を入れ、おいだき操作を実施
上述の対応後、下記のリセット方法により復旧させます。
■給湯器本体のリセット
給湯器の電源プラグをコンセントから抜き、10秒ほど経過した後にコンセントに差し込みます。
■給湯器リモコンのリセット
リモコンの電源をOFFにして、再びON操作を実施します。
上述の対処法で復旧しない場合は、部品の修理や交換が必要となるため、業者へ点検を依頼します。

給湯器エラーコード「710」の解決方法

電装基盤や回路の異常により、エラーコード「710」が表示されます。

基本的には経年劣化による故障が考えられます。リセット操作で応急処置も可能ですが、できるだけ早く業者に点検を依頼するといいでしょう。

エラーコード 710
主なメーカー リンナイ、ノーリツ、パロマ、パーパス
不具合内容 電装基盤や回路の異常
原因 給湯器の中枢となる電装基盤やかかる回路の異常や故障によるエラー表示です。一時的なエラーも考えられますが、多くの原因は経年劣化による故障です。
対処方法 一時的なエラーの場合、下記2通りのリセットにより復旧する場合があります。
1、給湯器本体のリセット
給湯器の電源プラグをコンセントから抜き、10秒ほど経過した後にコンセントに差し込みます。
2、給湯器リモコンのリセット
リモコンの電源をOFFにして、再びON操作を実施します。
上述の対処法で復旧しない場合は、部品の修理や交換が必要となるため、業者へ点検を依頼します。

給湯器エラーコード「722」の解決方法

給湯器が点火動作をしていないにも関わらず、炎が出ていると検出し、安全装置が働いてふろ運転を停止している状態です。

基本的には部品の経年劣化による故障であるため、できるだけ早く業者を依頼するといいでしょう。

エラーコード 722
主なメーカー リンナイ、ノーリツ、パロマ、パーパス
不具合内容 ふろ疑似炎検知
原因 給湯器が点火動作をしていないにも関わらず、炎が出ていると検出し、安全装置が働いてふろ運転を停止している状態です。給湯器内部部品の劣化にともなう故障が主な原因としてあげられます。
対処方法 下記2通りのリセットにより復旧する場合があります。
1、給湯器本体のリセット
給湯器の電源プラグをコンセントから抜き、10秒ほど経過した後にコンセントに差し込みます。
2、給湯器リモコンのリセット
リモコンの電源をOFFにして、再びON操作を実施します。
上記対処法で復旧しない場合は、部品の修理や交換が必要となるため、業者へ点検を依頼します。

給湯器エラーコード「888」の解決方法

エラーコード「888」は、給湯器の点検時期であることを示しています。

給湯器を購入してから約10年経過した時点で表示されます。決して故障のエラーではありません。

基本的にメーカーによる点検を受けないと消去できません。

給湯器の寿命は10年と言われており、経年劣化によりさらなる故障が考えられます。できるだけ長く給湯器を利用したいという場合は、点検を利用するといいでしょう。

メーカーによるあんしん点検の詳細については、「給湯器エラーコード「888」の解説記事」でご紹介しています。

エラーコード 888
主なメーカー リンナイ、ノーリツ、パロマ、パーパス
不具合内容 点検時期告知表示
原因 給湯器の電源投入から約10年相当の時間が経過した場合に表示されます。安全のために点検時期であることをお知らせするサインで、故障のエラーではありません。
エラー表示【888】は点検を受けない限り消去することができない仕組みとなっていますが給湯器は通常通り使用可能です。
対処方法 業者へ点検を依頼します。

 

修理や交換にかかる費用

給湯器修理や交換の値段

給湯器の修理や交換を余儀なくされる状況となった場合、費用がどのくらいかかるのか気になるところです。

ここでは、一般的にかかる修理費用と交換費用の相場をお伝えしていきます。

給湯器の修理費用

修理する場合の一般的な修理費用は、「無償修理」と「有償修理」の2通りに分けられます。

1)無償修理

給湯器メーカー各社は、購入から1年~3年間(延長保証含む)の無償保証期間を設けています。

基本的に購入して間もない場合は、メーカーによる無償修理を利用するといいでしょう。

また事前に保証料をお支払いし、無償保証期間を更に延長している可能性があるため、無償保証が適用できるか今一度お手元の保証書を確認しておくことが大切です。

2)有償修理

有償修理は、無償保証期間が過ぎている場合に修理が必要となった場合が該当します。

修理費用にかかる項目は、一般的に下記の項目で構成されています。

<故障の状況別 修理費用相場>※あくまで目安です。

修理箇所 項目別 一般的な費用相場
電装系 ・部品代:2,000円~30,000円程度
・技術料:3,000円~12,000円程度
・出張費:2,000円~3,000円程度
7,000~45,000円程度
安全装置 ・部品代:2,000円~20,000円程度
・技術料:3,000円~15,000円程度
・出張費:2,000円~3,000円程度
7,000~38,000円程度
水量制御系 ・部品代:2,500円~20,000円程度
・技術料:5,000円~15,000円程度
・出張費:2,000円~3,000円程度
9,500~38,000円程度
燃焼系 ・部品代:7,000円~25,000円程度
・技術料:5,000円~15,000円程度
・出張費:2,000円~3,000円程度
14,000~43,000円程度
リモコン ・部品代:10,000円~25,000円程度
・技術料:5,000円~12,000円程度
・出張費:2,000円~3,000円程度
17,000~40,000円程度

 

給湯器の交換費用

給湯器の交換費用は、専門業者に依頼すると15万円~20万円前後です。

ガス会社やメーカーに依頼した場合は、この2倍以上かかることが多いため注意してください。

交換費用にかかる項目は、一般的に下記の項目で構成されています。

商品代+標準工事施工費+標準工事以外の工事費

<交換費用相場>※あくまで目安です。

給湯器 商品代
(本体+リモコン)
標準工事施工費 標準工事以外の工事費※3 費用相場
16号給湯※1 53,000~105,000円 38,000~80,000円 10,000~30,000円
(別途足場が必要となる場合はプラス50,000円以上)
91,000~185,000円
16号ふろ※2 110,000~150,000円 158,000~240,000円
20号給湯※1 68,000~110,000円 106,000~190,000円
20号ふろ※2 130,000~160,000円 178,000~250,000円
24号給湯※1 78,000~110,000円 116,000~190,000円
24号ふろ※2 150,000~170,000円 198,000~260,000円

※1)お湯のみ出湯するタイプの給湯専用給湯器
※2)自動湯はりやおいだきのできるタイプのふろ給湯器(オート・フルオート)
※3)設置に際して必要に応じて想定される工事費

なお、給湯器の交換費用については、コチラの記事でも解説しています。詳しく知りたい方は、合わせてご覧ください。

給湯器にエラーコードが表示されてお困りの際はミズテックにお任せ!

給湯器は、エラーが表示された場合でも全ての状況において停止するとは限らず、運転を継続できる場合があります。

しかし、継続して使い続けると、根本的な解決に至っていないため、最悪はガス事故に繋がる可能性も否定できません。

特に10年以上お使いの給湯器は、事故のリスクが急増する事実があるため、エラーコードが表示されてご自身で解決に至らない場合は、直ぐに対応してもらえる、また特定のメーカーに関わらず要望に対して幅広く対応してもらえるプロの業者へ相談しましょう。

ガス給湯器の交換と比較して修理は高い技術力が必要なため受け付けていない業者も少なくありませんが、ミズテックでは、修理にも対応。最短30分でお宅に伺います。

交換が必要になった場合、今お使いのノーリツ製にこだわらず、リンナイ製のガス給湯器やエコキュートなど、幅広い商品からお選びいただけます。

ご自宅の状況を確認・拝見して、最適なものをご提案!本体&施工の10年ダブル保証をご用意していますので、末永い安心をお届けします。

見積もりはまだでも、お困りのことのご相談のみでも可能です。是非お気軽にご相談ください。

給湯器のエラーコード まとめ

ここまで給湯器のエラーコードの原因・解決方法についてまとめてきましたがいかがでしたか?

エラーコードが表示されてもあせる必要はありません。冷静に対処し、復旧しない場合はミズテックなどの業者に相談してください。

↑給湯器のエラーコード一覧をもう一度確認する↑

この記事が少しでもお役に立つと幸いです。

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