給湯器は大きく分けて、「ガス」「電気」「灯油(ボイラー)」「ハイブリッド」の4種類が存在します。
各給湯器にはエコモデルが存在し、エコジョーズ(ガス)・エコキュート(電気)・エコフィール(灯油)・エコワン(ハイブリッド)が該当します。
エネルギーを有効活用し、光熱費を抑えたいならエコモデルがおすすめです。
機能についてもエコ機能に加え自動洗浄機能や遠隔操作が可能なハイグレード、一般的な機能を備えたミドルグレード、機能を最低限に絞り価格を抑えた廉価版と分かれています。
初期費用は高いですが、ランニングコストを抑えつつ短期間で効率的にお湯を温めたいなら、ハイグレードモデルを検討しましょう。
ご自宅にあった給湯器の種類が分からず相談したいなら、ミズテックにご相談ください。
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メーカー共通の対処手順や基礎知識は「ガス給湯器の失敗しない選び方とおすすめランキング7選」で解説しています。
【比較】給湯器の種類をエネルギー源でまとめてみた

給湯器の種類をエネルギーで分けると、ガス・電気・灯油に分けられます。
最近では電気とガスを併用したハイブリッド型も登場し、大きく4種類に分別されます。
各エネルギーを効率的に使えるエコモデルも登場しており、具体的な製品は以下の通りです。
| 名称 | エネルギー源 | 製品の具体例 |
|---|---|---|
| ガス給湯器 | ガス | エコジョーズ |
| 電気給湯器 (電気温水器) | 電気 | エコキュート |
| 石油給湯器(ボイラー) | 灯油 | エコフィール |
| ハイブリッド給湯器 | 電気+ガス | エコワン |
各給湯器の仕組みや特徴について確認していきます。
ガス給湯器の仕組み・特徴
ガス給湯器は水道から汲み上げた水をガスバーナーによる熱交換器で温め、お湯として供給する仕組みの給湯器です。

ガス給湯器には、水道管・ガス管・電熱線が接続されます。お湯が温められる流れは以下のようにシンプルです。
- 「水量センサー」が水の流れを検知する
- ファンモーターが回り始めて風を送り込む
- ガス弁からガスを流し込みバーナーに火を付ける
- 熱交換器を通る水にガスの熱が伝わりお湯になる
ガス給湯器ではお湯を必要なときにすぐに沸かす瞬間式を採用しており、水道から水が供給される限りお湯切れになる心配はありません。
ガス給湯器を使うメリット
ガス給湯器を使うメリットは以下の通りです。
- ご家庭向けのラインナップが充実している
- 導入費用を抑えられる
- お湯切れにならない
ガス給湯器は壁掛・据置をはじめ、ご家庭向けに幅広く製品ラインナップが用意されています。狭い場所でも設置できるため、アパート・マンション住みの方にもおすすめです。
水道の水を瞬時に温めるためお湯切れになる心配がなく、大量にお湯を使う方も安心です。
ガス給湯器を使うデメリット
ガス給湯器を使うデメリットは以下の通りです。
- 断水時にはお湯が使えない
- ランニングコスト(光熱費)がかかる
- 不完全燃焼時に一酸化炭素が発生する
ガス給湯器は水道の水をお湯に変えるため、水源がなくなればお湯を出せません。災害をはじめとする断水時にお湯が使えない点は覚えておきましょう。
また、ガス給湯器は他の給湯器より光熱費がかかります。月々の光熱費を抑えたい方は、他の給湯器がおすすめです。
特に寒冷地でガス給湯器を使うと、費用が高くなる傾向にあります。
ガス給湯器はガスを燃焼させます。不完全燃焼時に一酸化炭素中毒のリスクがある点も忘れてはいけません。
電気給湯器(電気温水器)の仕組み・特徴
電気給湯器は水を電力によるヒーターで直接過熱し給湯する仕組みです。

電気給湯器は瞬間的にお湯を沸かす瞬間式と、電気ヒーターで沸かしたお湯を蓄えておく貯湯式に分かれます。
瞬間式は水栓を開けて流れる水を加熱するため、必要最低限のお湯しか使いません。
貯湯式は、常に安定した温度でお湯を使えたり、非常時でも生活用水として利用できたりする点が特徴です。
電気給湯器を使うメリット
電気給湯器のメリットは以下の通りです。
- 二酸化炭素や一酸化炭素が発生しない
- 起動音が静か
- お風呂やキッチンに幅広く使える
- 貯湯式は非常時でもお湯が使える
電気給湯器はガスを燃焼させないため、二酸化炭素や一酸化炭素を排出しません。ガス中毒の心配がない点は安心です。
起動音が静かなので、夜中にお湯を頻繁に使う方も気になりません。仕事で生活リズムが他と違う方におすすめです。
貯湯式の電気給湯器であれば、災害による断水時でも水を使えます。もしもの場合に備えておきたい方も、電気給湯器は向いています。
電気給湯器を使うデメリット
電気給湯器を使うデメリットは以下の通りです。
- 初期費用が高い
- お湯切れが起こる
- 広い設置場所を必要とする
- ガス給湯器より水圧が弱い
電気給湯器はガス給湯器や石油給湯器と比較して、初期費用が高額になりやすいです。
貯湯式の電気給湯器は、一定量のお湯を沸かしてタンクに貯めます。
タンク容量には限度があるため、使いすぎるとお湯切れを起こす可能性があります。タンクを設置するスペースも必要なため、マンションや集合住宅には向きません。
水道管に直接つながっているガス給湯器よりタンクを経由する電気給湯器は水圧が低くなります。シャワーの水圧にこだわりがある方も、電気給湯器は避けましょう。
石油給湯器(ボイラー)の仕組み・特徴
石油給湯器は、灯油の燃焼熱でお湯を作る仕組みの給湯器です。
貯湯タンクの中に温めたお湯を貯めておく貯湯式と、お湯側の蛇口を捻ると同時に瞬間的にお湯にする瞬間式があります。
貯湯式は時間経過で温度が冷めてしまうので、温め直す必要があります。一方、瞬間式は水道の水を必要に応じて瞬間的に加熱するため光熱費が少ない傾向です。
現在は石油給湯器の7割ほどが瞬間式を採用しています。

石油給湯器における瞬間式の仕組みはガス給湯器とほぼ同じですが、燃料にガスではなく灯油を用いています。
石油給湯器を使うメリット
石油給湯器のメリットは以下の通りです。
- ランニングコストが良い
- 寒冷地にも向いている
- 構造が単純で寿命は長い
石油給湯器は単価が安い灯油を燃料としているため、ランニングコストを抑えられます。
灯油を燃焼させたときの熱量は大きく、すぐに水を温められます。寒冷地でも安定した熱量を提供でき、北海道や東北のような大雪が降る環境でも安心して使用可能です。
石油給湯器の構造は水道をバーナーで直接加熱する単純構造のため、なかなか壊れにくく10年ほどは持つと言われています。
寒冷地に長期間住む予定の方は石油給湯器がおすすめです。
石油給湯器を使うデメリット
石油給湯器のデメリットも確認しておきましょう。
- 灯油価格が不安定
- 灯油補填の手間がかかる
- 貯湯式はお湯を沸かすタンクの設置が必要
石油給湯器の燃料となる灯油は、原油から製造されます。円安をはじめとする原油価格高騰により、ランニングコストが上昇するリスクは避けられません。
また、灯油は定期的な給湯器への補填が必要です。灯油の貯蔵量には制限があり、各家庭では200リットルまでしか保有できないため、高齢・病気がちな方にとっては頻繁な補填は困難でしょう。
貯湯式の給湯器はタンクを設置するため、物理的なスペースが必要です。お湯はタンクを経由するため瞬間式より水圧が落ちる点も留意しましょう。
ハイブリッド給湯器の仕組み・特徴
ハイブリッド給湯器は、ガス給湯器と電気給湯器の長所を兼ね備えた給湯器です。
ハイブリッド給湯器は通常、電気で光熱費を抑えながらお湯を沸かします。もしお湯切れが起こった場合には、ガスを利用することですぐにお湯を準備して補填する仕組みです。

ハイブリッド給湯器はガス給湯器と電気給湯器の強みを生かすことで、効率性・快適性・省エネ性を高めています。
ハイブリッド給湯器を使うメリット
ハイブリッド給湯器のメリットは以下の通りです。
- ランニングコストが低い
- お湯切れの心配が少ない
- 環境にやさしい
- 停電時・ガス停止時でも使える
- タンクが電気給湯器ほど場所を取らない
ハイブリッド給湯器は光熱費を安く抑えて電気でお湯を沸かすため、ランニングコストが抑えやすくなります。普段は電気を使うことから二酸化炭素の発生も少なく、環境にやさしい点も魅力です。
また、お湯が切れてしまった場合ガスに切り替えてお湯を沸かすため、お湯切れの心配もありません。
災害により停電が起きたりガスが停止したりしても、どちらかが使えればお湯を沸かせます。
ハイブリッド給湯器のタンクは電気給湯器と比較して小さいことから、マンションや集合住宅にも対応しています。
ハイブリッド給湯器を使うデメリット
ハイブリッド給湯器のデメリットについても確認しておきましょう。
- 初期費用が高い
- 少人数で使う場合メリットを受けにくい
- 寒冷地には向かない
ハイブリッド給湯器は導入費用が高く、種類やタンク容量次第では3倍以上の差があります。
| 機種 | 号数(貯湯量) | 初期費用 |
|---|---|---|
| ガス給湯器 | フルオート24号 | 約180,000円 |
| 電気給湯器 | 460L | 約180,000円 |
| ハイブリッド給湯器 | 160L | 約600,000円 |
ランニングコストは抑えられるものの、使用年数が短かったり、少人数での利用で使用頻度が短かったりする場合、初期費用を回収できません。
また、ハイブリッド給湯器は外気温が低いほど給湯効率が低下します。北海道や東北などの極寒地では効率が低下してしまうため、石油給湯器の利用を検討しましょう。
エコで高機能!エネルギーの種類別に給湯器の人気機種を紹介

各給湯器には、エコ機能を搭載した人気機種が存在します。それぞれの機種の特徴を確認しましょう。
ガス|エコジョーズ
エコジョーズは、ガス給湯器の中でも少ないガスで効率良くお湯を沸かせる給湯器です。
従来型のガス給湯器と比較し、以下の点で優れています。
- 排気熱の再利用で給湯熱効率最大95%UP
- ガス消費量のムダを9~15%削減で経済的
- CO2排出量が約15%削減で地球環境に優しい
エコジョーズでは排気熱を再利用し給湯することで熱効率を上げています。
ガス消費量の抑制により、二酸化炭素排出量の削減も実現しており環境にやさしい仕様です。
熱効率は、投入されたエネルギーがどれほど湯温の上昇に寄与したかを表す指標です。
結果として年間25,000円ほど抑えられるため、環境だけでなく家計にも負担をかけません。
電気|エコキュート
エコキュートは、少ないエネルギーで湯沸かしできるヒートポンプを採用した電気給湯器です。
ヒートポンプ式とは、空気の熱を利用して効率良くお湯を生成するタイプの給湯器で、空気側と水加熱側それぞれで熱交換を行います。

エコキュートは以下の点から電気給湯器と比較して環境にやさしく、電気代も抑えられます。
- 自然冷媒の二酸化炭素を用いており、オゾン層を破壊しない
- 貯湯タンクに断熱材を使っており、お湯の温度管理に電気代が不要
- お湯を作る時間帯が電気料の安い夜間
エコキュートの本体代は600,000円前後ですが、給湯省エネ2026事業の補助の対象になる場合があります。
電気代も通常の電気給湯器の半分以下に抑えられるため、長期的に使えば電気給湯器より負担は軽減されます。
エコキュートを設置する場合、給湯省エネ2026事業の補助額は1台あたり最大100,000円です。撤去加算は、電気蓄熱暖房機が40,000円/台(2台まで)、電気温水器が20,000円/台です。補助を受けるには、給湯省エネ事業者と契約して対象機種を導入するなどの要件があります。対象は着工日(リフォームは対象機器の設置工事の着手日)が2025年11月28日以降のもので、交付申請の受付は予算上限に達し次第終了します(遅くとも2026年12月31日まで)。要件と受付状況は給湯省エネ2026事業の公式サイトで確認してください。
灯油|エコフィール
エコフィールは、排気熱を再利用して効率的にお湯を沸かす石油給湯器の一種です。

従来の石油給湯器と比較して、以下の点が優れています。
- 熱効率が95%と高い
- 二酸化炭素排出量が従来品より13%ほど少ない
従来の石油給湯器は、熱効率が83%といわれています。一方でエコフィールは熱効率が95%と高く、従来品より少ない灯油量でお湯を沸かせます。
少ない灯油量でお湯を沸かせられるため、二酸化炭素の排出量も従来の石油給湯器より約13%低く、環境にやさしい設計です。
節約額は従来の石油給湯器と比較して、年間およそ10,000円といわれています。
ハイブリッド|エコワン
エコワンは、ハイブリッド給湯器に瞬間式のガス給湯器を取り入れ、効率性を追求した給湯器です。

エコワンは、従来のハイブリッド給湯器と比較して以下の点に優れています。
- 給湯効率が高く節約になる
- お湯張りがスピーディ
- 暖房機能付きの場合、床暖房にも使える
エコワンは、瞬間式によるガス給湯器の仕組みにより短時間でお湯張りができます。沸かしたお湯を循環させ、暖房への流用も可能です。
ハイブリッド給湯器のメリットである、ランニングコストを抑えつつお湯切れの心配がない点はそのままに、利便性が広がっています。
近年では給湯器の中にもハイグレードな種類が登場

近年、給湯器にはハイグレードモデルが登場しています。ハイグレードモデルはミドルグレード(一般的な型)や廉価版と以下の点で異なります。
- 保温性が高い
- 耐久性が高い
- 高い除菌効果や防臭効果
ハイグレードモデルを通常のモデルと比較した場合の、メリット・デメリットについても確認しておきましょう。
| ハイグレードモデルのメリット | ハイグレードモデルのデメリット |
|---|---|
| ・長時間経過してもお湯の温度が冷めない ・自動洗浄機能で掃除の手間を削減できる ・断水時や災害時に生活用水として使える | ・本体費用が高い ・お湯の使用量が少ないと節約できない |
ハイグレードモデルの給湯器は、真空断熱材や特殊成型断熱材など素材にこだわっており、お湯はり後に長時間経過しても保温できる機種が大半です。
また、機種によっては抗菌性のステンレス管を採用し雑菌が発生しにくく少ない清掃で済むモデルや、高圧力のパワフル給湯で水圧の高いシャワーを楽しめるモデルもあります。
一方でハイグレードモデルは初期費用が高くなりがちです。不要な機能が搭載されている給湯器を選んだり、お湯をあまり使わないご家庭だったりすると、初期投資を回収できません。
給湯器の設置後に後悔しないためにも、ご家庭に合った給湯器を選びましょう。
給湯器選びで迷ったら、ミズテックまでご相談ください。プロがご家庭に合わせた最適な給湯器を提案いたします。
給湯器の種類別に初期費用・ランニングコストの目安を比較

給湯器の種類ごとに初期費用・ランニングコストの目安をまとめました。
| 種類 | 初期費用(工事費込み) | ランニングコスト(光熱費) |
|---|---|---|
| ガス給湯器 (エコジョーズ) | 63,000~200,000円 (150,000~320,000円) | 5,000~10,000円/月 (4,000~8,000円/月) |
| 電気給湯器 (エコキュート) | 170,000~300,000円 (300,000~700,000円) | 4,000~6,000円/月 (2,000~4,000円/月) |
| 石油給湯器 (エコフィール) | 130,000~200,000円 (150,000~300,000円) | 4,000~5,000円/月 (3,000~4,000円/月) |
| ハイブリッド給湯器 (エコワン) | 300,000~700,000円 (400,000~800,000円) | 5,000~8,000円/月 (3,000~4,000円/月) |
※いずれも税込表示
エコ型はいずれも初期費用が高くなりやすいです。一方でランニングコストは、月1,000~4,000円抑えられることがわかります。
給湯器を10年使い続ければ、光熱費で最大480,000円の差が生まれます。
初期費用・ランニングコストについて、以下で詳しく確認しましょう。
- 初期費用(工事費込み)の相場
- ランニングコスト(光熱費)の相場
初期費用(工事費込み)の相場
給湯器の初期費用相場を詳しく確認していきましょう。
| 種類 | 初期費用(工事費込み) |
|---|---|
| ガス給湯器 (エコジョーズ) | 63,000~200,000円 (150,000~320,000円) |
| 電気給湯器 (エコキュート) | 170,000~300,000円 (300,000~700,000円) |
| 石油給湯器 (エコフィール) | 130,000~200,000円 (150,000~300,000円) |
| ハイブリッド給湯器 (エコワン) | 300,000~700,000円 (400,000~800,000円) |
※いずれも税込表示
初期費用は「ガス給湯器<石油給湯器<電気給湯器<ハイブリッド給湯器」の順で安いです。
また、どの給湯器にもハイグレードモデルがあり、機能が増える分初期費用も高くなります。
ハイグレードモデルを選ぶなら、機能がご家庭に必要なものか事前に検討しましょう。
ランニングコスト(光熱費)の相場
給湯器のランニングコスト(光熱費)についても確認していきましょう。
| 種類 | ランニングコスト(光熱費) |
|---|---|
| ガス給湯器 (エコジョーズ) | 5,000~10,000円/月 (4,000~8,000円/月) |
| 電気給湯器 (エコキュート) | 4,000~6,000円/月 (2,000~4,000円/月) |
| 石油給湯器 (エコフィール) | 4,000~5,000円/月 (3,000~4,000円/月) |
| ハイブリッド給湯器 (エコワン) | 5,000~8,000円/月 (3,000~4,000円/月) |
※いずれも税込表示
ランニングコストは安い順に「電気給湯器<石油給湯器<ハイブリッド給湯器<ガス給湯器」です。
エコ型給湯器は使えば使うほど、従来品より光熱費がお得になります。
お湯を頻繁に沸かす方や大家族で大量にお湯を使うご家庭には、エコ型給湯器がおすすめです。
給湯器の種類を比較する上で確認しておきたいポイント

給湯器を比較する上で確認しておきたいポイントは以下の通りです。
給湯方式
給湯器の給湯方式には、大きく分けて貯湯式と瞬間式があります。
給湯器における貯湯式と瞬間式の主な違いは以下の通りです。
| 給湯方式 | 仕組み |
|---|---|
| 貯湯式 | ・電気代やガス代が安価な深夜 ・早朝にお湯を沸かし、タンク内に蓄える ・電気給湯器は大半が貯湯式を採用 |
| 瞬間式 | ・お湯を使うその瞬間にお湯を沸かす ・ガス給湯器や石油給湯器は瞬間式を採用 |
貯湯式は電気・ガス代などのランニングコストを抑えられる一方、タンク内のお湯を使い切るとお湯切れを起こすデメリットがあります。タンクを設置するスペースが必要な点も難点です。
瞬間式は必要なお湯を使う瞬間に電気やガスで沸かす方式です。ご家庭用の給湯器では場所を取らず、都度お湯の量を調整できる瞬間式が一般的になっています。
給湯器の号数
給湯器には号数と呼ばれる、給湯能力を示す数値があります。号数は水温より25℃高いお湯を1分間に出せる量を意味しています。
| 号数 | 使用人数の目安 |
|---|---|
| 16号 | 1人 |
| 20号 | 2人 |
| 24号 | 4人 |
号数には16号・20号・24号の3種類があり、利用人数で選ぶべき号数は異なります。
単身で住んでいる場合、16号で十分です。家族が増え数か所で同時に給湯が必要な場合、20号や24号の給湯器を検討しましょう。
給湯器の設置場所・スペース
給湯器には床に設置する据置型と、壁にくっつける壁掛型があります。

据置型は地面や床に設置するタイプで、多くが貯湯式です。場所を広く取るデメリットがあり、修理やメンテナンスが大変なことから、出荷台数は多くありません。
壁掛型は下方のスペースが空くため、下に家具や備品を置ける点がメリットです。また、コンパクトで燃焼音が気にならず、メンテナンスしやすい点も魅力です。
壁掛型の多くは瞬間式で、場所を取らないため集合住宅やマンション住みの方にも向いています。
湯沸かしタイプ(追い炊き機能の有無)
給湯器の湯沸かしタイプは、大きく分けてスタンダード・オート・フルオート・高温水供給式の4つがあります。
各タイプの給湯器で「できること」「できないこと」があるため、違いを確認しておきましょう。
| 湯沸かし | できること | できないこと |
|---|---|---|
| スタンダード | ・自動追い焚き ・自動保温 ・足し湯 | ・自動お湯張り ・自動足し湯 |
| オート | ・自動お湯張り ・自動追い焚き ・自動保温 ・足し湯 | ・自動足し湯 |
| フルオート | ・自動お湯張り ・自動追い焚き ・自動保温 ・自動足し湯 | – |
| 高温水供給式 | ・自動お湯張り ・足し湯 | ・自動追い焚き ・自動保温 ・自動足し湯 |
スタンダードタイプはシンプル構造でお湯を沸かしたり、追い焚き・保温ができたりします。
オートタイプになると追い焚き・保温に加え自動お湯張りも可能です。家事・育児で常にお湯を確認できない方におすすめです。
フルオートになると自動足し湯機能が加わり、いつでも沸かしたてのお湯に入れます。熱いお風呂へのこだわりがある方はフルオートを検討しましょう。
高温水供給式は自動お湯張りができるものの、追い焚き・保温ができません。お湯がぬるくなった場合、手動による足し湯が必要です。
床暖房・浴室乾燥機能の有無
給湯器の中には、床暖房や浴室乾燥機能を兼ね備えている製品もあります。
| 種類 | 給湯 | 床暖房 | 浴室乾燥 |
|---|---|---|---|
| 給湯専用 | 〇 | × | × |
| 暖房専用熱源機 | × | 〇 | × |
| 給湯暖房用熱源機 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 風呂給湯暖房用熱源機 | 〇 ※追い炊き可能 | 〇 | 〇 |
給湯専用の場合、床暖房や浴室乾燥機能はありません。機能をシンプルに絞っているため費用も安くなります。
暖房専用熱源機は、床暖房専用の機器です。給湯器とは異なるので、お湯を沸かせない点に注意しましょう。
給湯暖房用熱源機は、お湯張りだけでなく温水暖房が可能です。キッチンやお風呂の旧棟以外に床暖房や浴室乾燥が可能で、住まい全体を温められます。
給湯暖房用熱源機にはリンナイのRUH-Eシリーズや、ノーリツのGTHシリーズが該当します。

風呂給湯暖房用熱源機は温水を利用し、床暖房や浴室暖房に加えパネルヒーターまで1台の熱源機で賄います。
風呂給湯暖房用熱源機はリンナイのRUFHシリーズやRVDシリーズが該当します。高効率でエネルギーをあまり消費しないため、環境にやさしく光熱費カットも可能です。

メーカー
給湯器を選ぶ場合、メーカーも検討すべき要素です。メーカーによって給湯器における種類のラインナップが異なります。
| 種類 | 主要メーカー |
|---|---|
| ガス給湯器 | ・リンナイ ・ノーリツ ・パロマ ・パーパス ・長府製作所 |
| 電気給湯器 (エコキュート) | ・ダイキン ・日立 ・パナソニック ・三菱電機 ・東芝 |
| 石油給湯器 | ・ノーリツ ・コロナ ・長府製作所 |
| ハイブリッド給湯器 | ・リンナイ ・ノーリツ |
リンナイは給湯器の国内トップシェアで、品質や快適性に安定感があるメーカーです。特にメーカーへのこだわりがなければ、リンナイはおすすめです。
ノーリツは国内2位のシェアを占めており、「品質」「サポート」「エコ」の3点にこだわっています。自動洗浄や外出先からの操作による湯張りなど機能面で差別化しており、利便性を求める方は検討してみましょう。
パロマは海外でシェアを伸ばしているメーカーで、デザインにこだわりがあります。建物の美観や風景と調和させたい方におすすめです。
ご家庭に本当に合った種類の給湯器を選ぶには?

ご家庭に合った種類の給湯器を選ぶなら、以下の点に留意しましょう。
- 初期費用
- ランニングコスト
- 地域
- 設置場所
- 家族の人数
給湯器を選ぶなら、まずは予算を立てておきましょう。初期費用を抑えることは重要ですが、毎月発生する光熱費も無視できません。
初期費用は補助金で抑えられるので、可能な限り活用すべきです。
寒冷地では熱効率が高くすぐにお湯を温められる石油給湯器が向いています。マンションや集合住宅ではタンク不要で場所を取らないガス給湯器がおすすめです。
家族の人数によっても選ぶべき号数も異なります。
ご家庭でのお湯の使用状況や予算、設置場所や住む場所によって選ぶべき給湯器は変わるため、正確に選びたいならプロに相談しましょう。
ミズテックであれば相談後、最短即日で給湯器の設置・交換も可能です。選び方に迷われた方はいつでもご相談ください。
あわせて読みたい
よくあるご質問
給湯器にはどんな種類がありますか。
本記事の「【比較】給湯器の種類をエネルギー源でまとめてみた」の章で、ガス・石油・電気に分けて解説しています。
初期費用とランニングコストはどのくらい違いますか。
本記事の「給湯器の種類別に初期費用・ランニングコストの目安を比較」の章で表にまとめています。エコ型はいずれも初期費用が高くなりやすい一方、ランニングコストは月1,000〜4,000円抑えられます。10年使い続けると光熱費で最大480,000円の差が生まれます。
エコフィールとエコジョーズは何が違いますか。
エコフィールは石油給湯器、エコジョーズはガス給湯器の高効率タイプです。エコフィールは熱効率が95%で、従来の石油給湯器の83%より高く、二酸化炭素の排出量も約13%低くなります。節約額は年間およそ10,000円です。
石油給湯器の寿命は何年ですか。
水道をバーナーで直接加熱する単純な構造のため壊れにくく、10年ほどは持つと言われています。
号数はどう選べばよいですか。
号数は水温より25℃高いお湯を1分間に出せる量を示します。本記事の「給湯器の種類を比較する上で確認しておきたいポイント」の章で解説しています。
補助金は使えますか。
給湯省エネ2026事業の対象となるエコキュートを設置する場合、補助額は基本額7万円に性能加算3万円を加えて1台あたり最大100,000円です。対象になるのは2025年11月28日以降に着工した工事です。撤去加算は、電気蓄熱暖房機が40,000円/台(2台まで)、電気温水器が20,000円/台です。補助を受けるには、給湯省エネ事業者と契約して対象機種を導入するなどの要件があります。対象は着工日(リフォームは対象機器の設置工事の着手日)が2025年11月28日以降のもので、交付申請の受付は予算上限に達し次第終了します(遅くとも2026年12月31日まで)。要件と受付状況は給湯省エネ2026事業の公式サイトで確認してください。
給湯器の種類選びにお悩みならミズテックへご相談ください

給湯器にはガス・電気・石油と、ガスおよび電気を組み合わせたハイブリッドの4種類があります。
それぞれの給湯器にメリット・デメリットがあり、ご家庭の状況によって向き不向きがあります。したがって、一概にどの給湯器が良いか断定できません。
ご家庭にあった給湯器の種類を選びたいのであれば、まずは給湯器のプロに相談しましょう。
ミズテックでは状況に合ったおすすめ給湯器の提案が可能です。即日の訪問や交換もできるので、お気軽にお問い合わせください。
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