長府ボイラーの使用中、突然リモコンに「E1」「888」「632」などのエラーコードが表示され、警報ランプが点滅することがあります。
エラーコードの表示は必ずしも故障とは限りませんが、適切な対処を行わなければ悪化や故障の原因となるでしょう。
本記事では、長府ボイラーで発生するエラーコードの原因と解除方法を一覧にし、よく出るエラーコードをそれぞれ詳しく解説します。
自己解決できないエラーコードの見分け方や修理・交換に関する内容も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
故障が疑われる場合は、保証期間内であれば給湯器メーカーである長府へ、保証期間を過ぎている場合はミズテックまでお問い合わせください。

【記事監修者】株式会社ミズテック 渡辺正弘
給湯器交換の現場経験15年以上。住宅設備の施工からメンテナンスまで幅広く対応、数千件以上の給湯器・エコキュート交換を手掛けてきました。お客様が安心して交換を進められるよう、最新メーカー動向や補助金制度も分かりやすい情報提供を心がけています。
■保有資格:給水装置工事主任、ガス機器設置スペシャリスト、ガス消費機器設置工事監督者、ガス可とう管接続工事監督者講、電気工事士1級
目次
- 長府ボイラーが故障したときのエラーコードと解除方法一覧
- 長府ボイラーのエラーコード「888」の原因・解除方法
- 長府ボイラーのエラーコード「110・111・112・E1」の原因・解除方法
- 長府ボイラーのエラーコード「120・121・122」の原因・解除方法
- 長府ボイラーのエラーコード「290」の原因・解除方法
- 長府ボイラーのエラーコード「E2」の原因・解除方法
- 長府ボイラーのエラーコード「E3」の原因・解除方法
- 長府ボイラーのエラーコード「E4」の原因・解除方法
- 長府ボイラーのエラーコード「E7・7」の原因・解除方法
- 長府ボイラーのエラーコード「130」の原因・解除方法
- 長府ボイラーのエラーコード「140」の原因・解除方法
- 長府ボイラーのエラーコード「170」の原因・解除方法
- 長府ボイラーのエラーコード「550」の原因・解除方法
- 長府ボイラーのエラーコード「632」の原因・解除方法
- 長府ボイラーのエラーコード「760」の原因・解除方法
- 長府ボイラーのエラーコード「P3・3」の原因・解除方法
- 【要確認】長府ボイラーの「003・004」はエラーコードではない
- 長府ボイラーのエラーコード120・121・122の原因・対処法
- 長府ボイラーにエラーコードが出たときの応急処置
- 長府ボイラーで自己解決できないエラーコードの見分け方
- 長府給湯器のエラーコードが解決しないときは修理・交換がおすすめ
- 長府ボイラー(給湯器)の交換費用・修理費用
- 長府ボイラーのエラーコードにお困りならミズテックへご相談ください!
- 長府ボイラーのエラーコードに関してよくある質問
- 長府ボイラーのエラーコードの意味を理解して適切に対処しよう
長府ボイラーが故障したときのエラーコードと解除方法一覧
長府ボイラーのエラーコードが表示されたとき、誤作動の場合は、リセットで再度ボイラーを使用できるようになります。
しかし、警報ランプが頻発する場合は、接触不良や故障の可能性があります。警報ランプが点滅した場合にはエラーコードが表示されることが多いため、その内容を確認したうえで適切な対処が必要です。
長府ボイラーにおけるエラーコード一覧は、以下のとおりです。エラーコードが表示されても焦らず、落ち着いて対処しましょう。
- 「0」から始まるエラーコード
- 「1」から始まるエラーコード
- 「2」から始まるエラーコード
- 「3」から始まるエラーコード
- 「4」から始まるエラーコード
- 「5」から始まるエラーコード
- 「6」から始まるエラーコード
- 「7」から始まるエラーコード
- 「8」から始まるエラーコード
- 「9」から始まるエラーコード
- 「C」から始まるエラーコード
- 「E」から始まるエラーコード
- 「F」から始まるエラーコード
- 「H」から始まるエラーコード
- 「P」から始まるエラーコード
エラーコードについて不明点があれはミズテックの無料相談・お問い合わせをご利用ください!
「0」から始まるエラーコード
エラーコード | 原因・内容 | 対処方法 |
---|---|---|
000 | 停電復帰時に故障履歴呼び出しをした | 停電復帰後に台所リモコンの時刻設定 |
002 | 給湯器設置後、初回お湯張り時の残り湯を検知 | 残り湯を捨ててから台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンにして警報を解除。「ふろ試運転」を行う |
003 ※エラーでない | 水張り試運転中 | ー |
004 ※エラーでない | 水張り試運転完了 | ー |
012 | 追いだきの許容時間超えによる運転停止 | 台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
032 | ・排水栓抜け ・浴槽サイズの設定ミス | ・排水栓を閉める ・正しい浴槽サイズを設定 ・台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
「1」から始まるエラーコード
エラーコード | 原因・内容 | 対処方法 |
---|---|---|
1 (E1 / F1) | E1:燃焼確認時間を経過しても燃焼が確認できず運転停止 F1:油圧センサ不良による運転停止 | E1:燃料切れ・油タンクへの水の混入・油ストレーナーの詰り・送油バルブの閉止を確認 F1:台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
100 | 運転中の地震検知による運転停止 (給湯器に体が当たったり、車の振動で揺れたりしたときにもあり得る) | 台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
110 | 燃焼確認時間を経過しても燃焼が確認できず運転停止 | 燃料切れ・油タンクへの水の混入・油ストレーナーの詰り・送油バルブの閉止を確認し、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
111 112 | 給湯または追い炊き時、燃焼確認時間を経過しても燃焼が確認できず運転停止 | 燃料切れ・油タンクへの水の混入・油ストレーナーの詰り・送油バルブの閉止を確認し、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
120 | 燃焼途中の失火による運転停止 | 燃料切れ・油タンクへの水の混入・油ストレーナーの詰り・送油バルブの閉止を確認し、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
121 122 | 給湯または追い炊き時、燃焼途中の失火による運転停止 | 燃料切れ・油タンクへの水の混入・油ストレーナーの詰り・送油バルブの閉止を確認し、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
130 | 110・111・112を6回以上繰り返し、再点火防止機能が作動 | 警報解除できないため、点検・修理を依頼 |
131 | 350・721・722を3回以上繰り返し、再点火防止機能が作動 | 警報解除できないため、点検・修理を依頼 |
140 | 熱交換器の異常高温による運転停止 | 電源電圧不安定・電圧降下・電源コンセントの緩みを確認し、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 ※解除されない場合は部品交換が必要 |
150 151 160 | 非燃焼もしくは燃焼時、過熱防止装置の作動による運転停止 | 温度低下後、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
161 | 給湯中、リモコンの給湯設定温度+15℃のお湯が出ていることを検知し運転停止 | 台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
164 | ソーラー混合弁出口の目標温度+15℃以上の高温を検知し運転停止 | 太陽熱給水接続口・給水接続口のフィルター詰まり・誤配管を確認し、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
170 | 燃焼中、バーナー部の高温を検知し運転停止 | 電源電圧の低下・台風等の強風下での燃焼・排気経路の閉塞を確認し、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
「2」から始まるエラーコード
エラーコード | 原因・内容 | 対処方法 |
---|---|---|
2 (F2 / P2) | F2:缶体サーミスタの断線 /ショートによる運転停止 P2:油切れ予告装置の作動 | F2:正常温度の検出により復帰 P2:油タンクの残油量を確認して給油 ※給油してもエラーコードが消えない場合は点検を依頼 |
252 | ふろ循環ポンプ作動前、ふろ水流スイッチの作動を検出し運転停止 | 台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
260 | 缶体圧力スイッチの作動による運転停止中和器の圧力スイッチ作動による運転停止 | 断水・給水栓閉止・給水接続口のフィルターの詰まり中和器排水栓の閉止不良を確認し、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
261 | 圧力スイッチが作動し運転停止 | 給水元圧が低い・井戸ポンプ・給水ストレーナーのゴミ詰まり・減圧弁不良を確認し、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
290 | 中和槽内部の水位上昇による運転停止 (中和槽内部の詰まり、気温低下による中和槽のドレンホースが凍結) | 中和器排水栓を開けてドレン水を排水し、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除。凍結している場合は自然解凍 |
291 | ドレン水トラップ水位の低下による運転停止 | 排水栓の緩みによる漏水を確認し、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
「3」から始まるエラーコード
エラーコード | 原因・内容 | 対処方法 |
---|---|---|
3 (P3) | 運転中の地震検知による運転停止 (給湯器に体が当たったり、車の振動で揺れたりしたときにもあり得る) | 台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
301 302 | 凍結防止サーミスタの断線 / ショート | 正常温度の検出により復帰 |
311 | 給水サーミスタの断線 / ショート | 正常温度の検出により復帰 |
312 | ふろサーミスタの断線 / ショート | 台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
321 | 給湯サーミスタの断線 / ショート | 正常温度の検出により復帰 |
322 | 缶体サーミスタの断線 / ショート | 台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
330 331 | 缶体入口 / 出口サーミスタの断線 / ショート | 正常温度検出(交換)により復帰するが、復帰しないまたは再発する場合は点検・修理を依頼 |
334 | ソーラー混合弁出口温度の高温(98℃以上)検知による運転停止 | 給湯器の給水栓閉止・給水接続口フィルタの詰まり・太陽熱配管への直射日光による異常高温を確認し、温度低下後、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
341 | 太陽熱サーミスタの断線 / ショート | 正常温度の検出により復帰 |
350 | 油サーミスタの断線 / ショート | 正常温度の検出により復帰 |
351 | コイルサーミスタの断線 / ショート | 正常温度の検出により復帰 |
360 | ハイカットサーミスタの断線 / ショート | 正常温度の検出により復帰 |
「4」から始まるエラーコード
エラーコード | 原因・内容 | 対処方法 |
---|---|---|
4 (E4) | 熱交換器が高温を検知し運転停止 | 熱交換器の温度低下後、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
411 | 給湯水量センサの作動不良を検知し運転停止 | 台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
412 | 給湯 / お湯張り流量センサの流量誤検知による運転停止 (お湯張り中、蛇口の開閉を1分間に6回行った) | 台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
432 | 水位許容範囲を超えた水位を検出し運転停止 | 浴槽設置が工事説明書の許容範囲を超えていないか確認し、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
470 | バーナーサーミスタの断線 / ショート | 正常温度の検出により復帰 |
480 | 油切れ予告装置の圧力不良による運転停止 | 油タンクの設置位置を確認(給湯器の上方2m以内、下方0.5m以内) |
「5」から始まるエラーコード
エラーコード | 原因・内容 | 対処方法 |
---|---|---|
5 (E5 / F5 / P5) | E5:給湯サーミスタの断線 / ショート F5:ふろサーミスタの断線 / ショート P5:給水サーミスタの断線 / ショート | 正常温度の検出により復帰 |
510 | 電磁ポンプの作動不良 | 台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
541 | 三方弁 / ソーラ混合弁の作動不良による運転停止 | 台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
550 | ダンパーモータの作動不良による運転停止 | 台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
562 | お湯張りを開始したが、お湯はり量が測定できず運転停止 | 以下を確認断水給水栓の閉止ストレーナーのゴミ詰まり |
590 | 燃焼停止後、過熱防止装置が作動し運転停止 | 温度低下後、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
「6」から始まるエラーコード
エラーコード | 原因・内容 | 対処方法 |
---|---|---|
6 (E6) | 制御基板の動作不良による運転停止 | 点検・修理依頼 |
610 611 612 | 送風機の回転に不良を検出し運転停止 | 台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
631 632 | 自動お湯張り時、浴槽水循環の不良検出による運転停止 | 循環口フィルターの汚れ・詰まりを確認し、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
651 | お湯の量・温度を安定させる水比例弁の作動不良による運転停止 | 台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
661 | 水と湯を混ぜて設定温度のお湯を作る混合弁の作動不良による運転停止 | 台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
「7」から始まるエラーコード
エラーコード | 原因・内容 | 対処方法 |
---|---|---|
7 (E7) | 送風機の作動不良による運転停止 | 台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
720 721 722 | 燃焼開始前 / 停止後、残り火を検知し運転停止 | 台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
730 731 | 制御基板の作動不良による運転停止 | 給湯器本体の電源コンセントを3秒以上切る→再度電源を入れて警報解除 |
732 733 | 記憶回路の不良による運転停止 | 給湯器本体の電源コンセントを3秒以上切る→再度電源を入れて警報解除 |
74 740 75 750 76 760 | リモコンの通信不良による運転停止 | 給湯器本体の電源コンセントを3秒以上切る→再度電源を入れて警報解除 |
「8」から始まるエラーコード
エラーコード | 原因・内容 | 対処方法 |
---|---|---|
8 E8 | 8:電源を入れた後に台所リモコンを接続したことによる運転停止 E8:リモコンの通信不良による運転停止 | 8:台所リモコン接続後、電源コンセントを入れる E8:給湯器本体の電源コンセントを3秒以上切る→再度電源を入れて警報解除 |
830 | 油切れ予告装置が作動 | 油タンクの残油量を確認し、給油 |
888 | 点検時期お知らせ機能の表示 | 法定点検もしくはあんしん点検 法定点検はこちら |
「9」から始まるエラーコード
エラーコード | 原因・内容 | 対処方法 |
---|---|---|
911 | 給水温度の高温検知による運転停止 | ソーラ給水・水道水給水の逆配管・水道水給水への直射日光を確認し、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
920 ※使用可能 | 中和槽交換時期の到来予告 (業務用で使用の場合、1~2年で表示されることがある) | 点検を依頼し、中和器組立を交換 |
930 ※使用不可 | 中和槽の寿命 (業務用で使用の場合、1~2年で表示されることがある) | 点検を依頼し、中和器組立を交換 |
「C」から始まるエラーコード
エラーコード | 原因・内容 | 対処方法 |
---|---|---|
C0 | 洗浄運転時、残り湯の検知による運転停止 | 残り湯を排水し、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
C1 | 浴槽排水の栓抜け検知による運転停止 | 排水栓の漏れを確認し、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
C2 | 排水切替弁の作動不良による運転停止 | 台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
C3 | 循環出口切替弁の作動不良による運転停止 | 台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
C8 | 記憶回路の不良による運転停止 | 給湯器本体の電源コンセントを3秒以上切る→再度電源を入れて警報解除 |
「E」から始まるエラーコード
エラーコード | 原因・内容 | 対処方法 |
---|---|---|
E0 | 油切れ予告装置が作動排水栓抜け・湯張り時間超過を検知し運転停止 | 油タンクの残油量を確認し、給油。その後、止水栓の閉止・排水栓の閉め忘れ / 漏れ・浴槽選定ミス・循環口取付位置を確認し、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
E1 | 燃焼確認時間を経過しても燃焼が確認できず運転停止 | 燃料切れ・油タンクへの水の混入・油ストレーナーの詰まり・送油バルブの閉止を確認し、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
E2 | 燃焼停止後、残り火を検知し運転停止 | 台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
E3 | ・運転中の地震検知による運転停止 (給湯器に体が当たったり、車の振動で揺れたりしたときにもあり得る) ・燃焼途中の失火による運転停止 | 燃料切れ・油タンクへの水の混入・油ストレーナーの詰まり・送油バルブの閉止・排気経路の閉塞を確認し、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
E4 | 制御基板の作動不良による運転停止過熱防止装置の回路遮断による運転停止 | 給湯器本体の電源コンセントを3秒以上切る→再度電源を入れて警報解除。その後、断水・給水栓の閉止・ストレーナーのゴミ詰まりを確認 |
E5 | 給湯サーミスタの断線 / ショート | 正常温度の検出により復帰 |
E6 | 停電発生や電源プラグの接触不良制御基板の作動不良による運転停止 | ・台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 ・給湯器本体の電源コンセントを3秒以上切る→再度電源を入れて警報解除 |
E7 | 圧力スイッチが作動し運転停止送風機の作動不良を検知し運転停止 | 断水・給水栓の閉止・給水接続口のフィルターの詰まりを確認し、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
E8 | リモコンの通信不良による運転停止 | 給湯器本体の電源コンセントを3秒以上切る→再度電源を入れて警報解除 |
E9 | 凍結防止サーミスタの断線 / ショート | 正常温度の検出により復帰 |
EC | 制御基板交換時の機種設定ミス | 機種設定を依頼 |
EF | 太陽熱サーミスタの断線 / ショート | 正常温度の検出により復帰 |
EL | 水位許容範囲を超えた水位を検出し運転停止 | 水位許容範囲を超えた水位を検出し運転停止 浴槽設置が工事説明書の許容範囲を超えていないか確認し、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
「F」から始まるエラーコード
エラーコード | 原因・内容 | 対処方法 |
---|---|---|
F0 | 電源を入れた後、リモコンをつないだことによる運転停止 | 給湯器の電源プラグを抜き、リモコン接続後に電源プラグを差し込む |
F1 | 油圧センサの不良による運転停止 | 台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
F2 | 缶体サーミスタの断線 / ショート | 正常温度の検出により復帰 |
F5 | ふろサーミスタの断線 / ショート | 台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
F8 | 追いだき許容時間を超えたため運転停止 | 台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
F9 | 凍結予防サーミスタの断線 / ショート | 正常温度の検出により復帰 |
「H」から始まるエラーコード
エラーコード | 原因・内容 | 対処方法 |
---|---|---|
H1 | ダンパーモータの作動不良による運転停止 | 台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
H2 H3 | 缶体入口 / 出口サーミスタの断線 / ショート | 正常温度の検出により復帰 |
H4 | 圧力スイッチが作動し運転停止 | 給水元圧が低い・給水ストレーナーのゴミ詰まり・減圧弁の不良・給水栓の閉止・給水接続口のフィルター詰まりを確認し、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
H5 | 油サーミスタの不良による運転停止 | 台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
H6 | 停電発生時、故障履歴呼び出しで表示 | 停電復帰後、セミオート・フルオート機種は、台所リモコンの時刻設定が必要 |
H7 | ハイカットサーミスタの断線 / ショート給水温度上昇(48℃以上)による運転停止 | 水道水の給水配管へ直射日光が当たっていないか確認、正常温度の検出により復帰 |
H8 | 循環ポンプ作動時、吸い込み側の圧力低下による運転停止給湯サーミスタの断線 / ショート | 循環口フィルタの汚れ・詰まりを確認し、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
HC | 運転中、設定温度+15℃以上を検出し運転停止熱交換器出口の高温(95℃以上)を検知し運転停止 | 温度低下後、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
「P」から始まるエラーコード
エラーコード | 原因・内容 | 対処方法 |
---|---|---|
P0 | 給水ポンプの連続作動時間を超えたため運転停止。ふろ運転時、浴槽水循環の不良による運転停止 | 給湯配管の漏水・蛇口の閉止不良を確認循環口フィルターの汚れ・詰まりを確認し、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
P1 | 二方弁 / 三方弁 / ソーラー混合弁の作動不良による運転停止 | 台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
P2 | 油切れ予告装置が作動 | 油タンクの残油量を確認し、給油 |
P3 | 運転中の地震検知による運転停止 (給湯器に体が当たったり、車の振動で揺れたりしたときにもあり得る) | 台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
P4 | 混合弁の作動不良による運転停止 | 復帰しないまたは再発する場合は点検・修理依頼 |
P5 | 給水サーミスタの断線 / ショート | 正常温度の検出により復帰 |
P6 | 電源を入れた後、リモコンを接続したため運転停止 | 残り湯を捨てた後、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
P7 | 循環水が規定水位以下になり運転停止お湯張りサーミスタの断線 / ショート | 循環水を補充し、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
P8 | 水比例弁の作動不良による運転停止 | 台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
PC PF | ふろ循環ポンプ作動前、ふろ水流スイッチの作動を検出し運転停止 | 台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
PH | ふろ運転時、浴槽水循環の不良による運転停止 | 循環口フィルターの汚れ・詰まりを確認し、台所リモコンの運転スイッチをオフ→オンで警報解除 |
不安な点があればミズテックの無料相談・お問い合わせへお問い合わせください。
長府ボイラーのエラーコード「888」の原因・解除方法
長府ボイラーのエラーコード「888」は、決して故障表示ではなく、「給湯器の点検が必要」ということを示しています。
機器の使用開始から10年経過するとリモコンに表示され、点検後は3年ごとに「888」を表示して点検時期をお知らせします。
エラーコード「888」は、メーカーによる「法定点検」もしくは「あんしん点検」を受けると解除することが可能です。
点検申込は、以下で受け付けています。料金も1万円以下であり、非常に良心的です。
受付窓口 | 詳細 |
---|---|
点検相談専用電話 | 0120-921-971 |
公式Webサイト | 法定点検のお申込み |
エラーコード「888」については、以下の記事もご覧ください。

長府ボイラーのエラーコード「110・111・112・E1」の原因・解除方法
長府ボイラーのエラーコード「110・111・112・E1」は、強風や多湿による悪天候、ガスの遮断などで点火ができない場合に発生するエラー表示です。
天候の回復を待ってのリセット操作、ガス栓の開栓・遮断解除操作、給湯器内部の部品の掃除・交換で解除できます。
天候の回復を待ってリセット操作を実施する
長府ボイラーの排気口から雨水が入り込むと点火しにくくなり、点火不良のエラーコード「110・111・112・E1」につながります。この場合、雨がやんでから給湯器のリセット操作を行いましょう。
リセット方法は、給湯器電源プラグをコンセントから抜き、10秒ほど経過した後に電源プラグをコンセントへ差し込みます。
また、寒さにより配管が凍結している場合もあります。配管の破損を防ぐため、無理に解凍せず自然に溶けるまで待つことが大切です。
ガス栓の開栓・遮断解除操作を実施する
エラーコード「110・111・112・E1」は、ガス栓の閉栓やガスメーターの遮断(ガス止まり)によっても表示されます。
他のガス機器の使用ができる場合、給湯器側のガス栓が閉まっている可能性があります。まずは、ガス栓の状態を確認しましょう。
長府ボイラーのガス栓の位置は、以下のとおりです。

引用:長府製作所「本体取扱説明書」
また、他のガス機器も使用不可の場合には、ガスメーターから遮断されている可能性があります。ガス漏れや大きな地震ではない場合、以下の解除方法を試してみてください。
- 復帰ボタンのキャップを外す
- 復帰ボタンを表示ランプが点灯するまで押す
- 3分待つ
- ガスメーターの表示ランプの点滅が消えているかを確認する

引用:一般社団法人日本ガス協会「ガスが止まったら」
給湯器内部の部品を掃除する・交換する
エラーコード「110・111・112・E1」は、給湯器内部でシステムエラーなどのトラブルが起こっている可能性もあります。
長府ボイラーの給排気口に異物が詰まっていないか確認し、問題なければ内部基盤など部品の故障が疑われます。
一旦、給湯器リモコンと本体のリセット方法(リモコンの電源ON / OFF、給湯器のコンセントの抜き差し)を試し、どうしてもエラーコードが解除されない場合は、給湯器内部の点検が必要です。業者に連絡してください。
エラーコード「111」の解消方法については、以下の記事でも詳しく解説しています。

長府ボイラーのエラーコード「120・121・122」の原因・解除方法
長府ボイラーのエラーコード「120・121・122」は、強風や多湿による悪天候、ガスの遮断(ガス止まり)などで着火した状態が維持できずに火が消える場合に発生するエラー表示です。
悪天候が原因であれば、天候が回復次第点火させましょう。
もしくは、ガス栓が閉じている場合もあるため、ガス栓も確認してください。
解決しない場合はミズテックの無料相談・お問い合わせをご利用ください。
長府ボイラーのエラーコード「290」の原因・解除方法
長府ボイラーのエラーコード「290」は、中和器内部やドレン排水管の異物の詰まりによるエラー表示です。
中和器排水栓を開けてドレン水を排水しましょう。
中和器排水栓は、給湯器本体やその周辺にある排水口と接続された部分で、一般的には回すとで開閉できます。排水が終わったらしっかり閉めてください。
また冬季の場合はドレン排水管の凍結が原因として疑われるため、自然解凍を待ちます。
解決しない場合はミズテックの無料相談・お問い合わせをご利用ください。
長府ボイラーのエラーコード「E2」の原因・解除方法
長府ボイラーのエラーコード「E2」は、燃焼停止後の残り火検知機能(機器の内部で一時的に炎が残っている状態を検知)による運転停止です。
解除方法は、台所リモコンのリセットになります。復帰しない、再発する場合は点検・修理依頼が必要です。
長府ボイラーのエラーコード「E3」の原因・解除方法
長府ボイラーのエラーコード「E3」は、運転中に感震器(耐震自動消火装置)が作動したことによる運転停止です。地震の他、運転中に給湯器に人がぶつかるなどの状況で警報ランプが点滅する場合もあります。
台所リモコンのリセットにより、警報は解除できます。復帰しない、再発する場合は点検・修理を依頼してください。
長府ボイラーのエラーコード「E4」の原因・解除方法
長府ボイラーのエラーコード「E4」は、燃焼途中の失火による運転停止です。
警報は、台所リモコンのリセットにより解除できます。リセット後には、以下がないか確認してください。
- 燃料切れ
- 油タンクへの水の混入
- 油ストレーナーの詰り
- 送油バルブの閉止
- 給(排気)経路の閉塞
復帰しない、再発する場合は、業者による点検・修理が必要です。
長府ボイラーのエラーコード「E7・7」の原因・解除方法
長府ボイラーのエラーコード「E7・7」は、送風機(ファンモーター)の作動不良による運転停止が原因です。
ファンモーターは機械の冷却や機械内部の空気の循環、ガスの排出を担っており、ここにゴミが詰まったり、冬場に凍結したりして動きが止まることがあります。
まずは、ファンモーターの状況を確認しましょう。汚れていれば清掃し、凍結していれば解凍を待ってください。
復帰しない場合は業者に連絡しましょう。
長府ボイラーのエラーコード「130」の原因・解除方法
長府ボイラーのエラーコード「130」は、点火(着火)ミスで「110・111・112」が規定回数を超えて繰り返した際に再点火防止機能が作動して起こる運転停止です。
自身では警報解除できないため、業者に点検・修理を依頼してください。
長府ボイラーのエラーコード「140」の原因・解除方法
長府ボイラーのエラーコード「140」は、給湯器内部の部品(熱交換器・電装基盤・回路)の故障の可能性が高いでしょう。
給湯器が何らかの原因で高温になると、温度ヒューズや過熱防止装置が作動し、未然に給湯器が止まります。また、電源コンセントの緩みでもこのエラーコードが出る場合があります。
リモコンと給湯器のリセット操作により、一時的にエラーコードを解除することは可能です。しかし、高温のお湯が出て火傷するリスクがあります。
エラーコード「140」が表示された場合は、自己解決が難しいため、すぐに業者に点検を依頼してください。
長府ボイラーのエラーコード「170」の原因・解除方法
長府ボイラーのエラーコード「170」は燃焼中、バーナー(風洞)部の高温を検知したことによる運転停止です。
解除方法は、台所リモコンのリセット操作になります。
リセット後は、電源電圧の低下・台風等の強風下での燃焼・排気経路の閉塞を確認し、復帰しなかったり、再発したりする場合は業者に点検・修理を依頼する必要があります。
長府ボイラーのエラーコード「550」の原因・解除方法
長府ボイラーのエラーコード「550」は、ダンパーモーターの作動不良による運転停止で表示されます。
ダンパーモーターは空気量を制御するためのふたを動かす部品で、石油給湯器にのみ内蔵されています。
ダンパーモーターが正常に動かないと、着火不良や不完全燃焼を起こし、お湯が適温になりません。
リモコンと給湯器のリセット操作により、一時的にエラーコードは解除されますが、給湯器内部の部品であり、自分で修理するのは難しい箇所です。点検・整備を業者に依頼しましょう。
長府ボイラーのエラーコード「632」の原因・解除方法
長府ボイラーのエラーコード「632」は、給湯器内部の循環不良が考えられます。これは、浴槽の循環アダプターがお湯ではなく空気を吸い込んでいるときや、給湯器内部の部品故障の場合に表示されます。
給湯器自体の不具合以外が原因であることが多く、ご自身で解決できる可能性の高いエラーコードです。以下の方法を試してみましょう。
循環アダプターの上まで水を入れ、リセット操作後に追い焚きを実施
エラーコード「632」を解除するには、循環アダプターの上までお湯・水を入れてください。十分にお湯が入っていないと、空気を吸い込んでしまい追い焚きができません。
その後、リモコンと給湯器のリセット操作を実施しましょう。
循環アダプターのフィルターの詰まりを掃除する
エラーコード「632」を解除するために、循環アダプターのフィルターを掃除しましょう。循環アダプターのフィルターに湯垢やゴミが詰まっていると、うまく循環せずにエラーが発生します。
掃除には、歯ブラシの利用がおすすめです。フィルター掃除が完了したら、給湯器のリセット操作を実施してください。
業者に部品交換・点検を依頼する
循環アダプターの掃除をしてもエラーが再発する場合は、部品故障が考えられます。主に考えられるのは、内部の湯張り回線・ふろポンプの故障です。
この場合、業者への部品交換・点検の依頼が必要です。
業者に依頼する際の注意点については、以下の記事を参考にしてください。

長府ボイラーのエラーコード「760」の原因・解除方法
長府ボイラーのエラーコード「760」は、(台所・浴室)リモコンから制御基板間の通信が途絶えたことによる運転停止です。制御基板が判断した通信不良といえます。
解除方法としては、給湯器本体の電源コンセントを3秒以上抜いた後、再度刺し直します。
復帰しない、再発するなどの場合は、外部ノイズなど外的要因が関係している可能性が考えられるため、業者による点検・修理が必要です。
長府ボイラーのエラーコード「P3・3」の原因・解除方法
長府ボイラーのエラーコード「P3・3」は、給湯器の運転中に地震を検知し、停止したときに表示されます。給湯器に人や物がぶつかったり、車の振動に影響されたりするときにも表示されることがあります。
台所リモコンのスイッチを一度消し、再度つけると警報を解除することが可能です。
エラーコード「P3・3」は、地震の際に火災の危険がないようにするための安全装置ともいえます。実際に地震が起きて石油給湯器が停止したら、給湯器の水漏れや油漏れがないかチェックしましょう。
解決しない場合は、ミズテックの無料相談・お問い合わせへお問い合わせください。
【要確認】長府ボイラーの「003・004」はエラーコードではない
長府ボイラーのコード「003・004」は、水張り試運転中 / 完了の合図で、リモコン取付時の水張り試運転時にのみ表示されます。不具合や故障ではありませんので安心してください。
コード | 内容 |
---|---|
003 | 水張り試運転中 |
004 | 水張り試運転完了 |
長府ボイラーのエラーコード120・121・122の原因・対処法
エラーコード【120・121・122】は、着火した状態が維持できずに火が消えるときに発生します。
強風や多湿による悪天候、ガスの遮断(ガス止まり)などで着火した状態が維持できずに火が消える場合に発生するエラー表示です。
悪天候が原因であれば、天候が回復次第点火させましょう。
もしくは、ガス栓が閉じている場合もあるので、ガス栓も確認してください。
長府ボイラーにエラーコードが出たときの応急処置

給湯器にエラーコードが表示されたとき、多くの場合はリセット操作により解除できます。
リセット方法を以下で紹介します。
1. リモコンのリセット操作をする
まずは、リモコンの電源ON / OFFを切り替えましょう。
給湯器の故障が原因だった場合、効果は一時的ではありますが、今日すぐにお湯が使えるようになる可能性はあります。
- 給湯器の運転をすべて停止する
- リモコンの電源を「切」にする
- リモコンの電源を「入」にする
- エラーコードが液晶画面から消えていることを確認する
- エラーが点滅表示されたときと同じ操作を行う
2. 給湯器本体のリセット操作をする
リモコンのリセット操作を行ってもエラーが出ている場合には、給湯器本体のリセット操作を行いましょう。
ただし、給湯器電源プラグでのリセット方法は、ガス臭いとき・雨が降っているときには絶対に行わないで下さい。
引火・感電の恐れがあり、最悪命に関わることが発生します。絶対にやめてください。
- 給湯器電源プラグをコンセントから抜く
- 10秒ほど経過した後に電源プラグをコンセントへ差し込む
- 給湯器が停止したときと同じ操作を行う
3. エラーコードが出続ける場合は業者に相談する
リモコン・給湯器本体のリセット操作を行ってもエラーコードが出続ける場合は、業者に相談しましょう。
給湯器の故障が見受けられる場合、リセット操作をしても解決はしません。
給湯器の内部劣化や故障を放置すると、さらなる劣化を引き起こします。特に、購入後10年以内であれば修理も可能なため、修復できるうちに業者に依頼するのがおすすめです。
ガス給湯器にエラーコードが表示された場合の対処方法・リセット方法は、以下の記事でも解説しています。あわせてご覧ください。

長府ボイラーで自己解決できないエラーコードの見分け方

長府ボイラーのエラーコードにおいて、安全装置系・部品故障系・3回以上繰り返し発生するエラーは自己解決が困難です。
また、以下の症状が見られる場合も、修理が必要です。
- 異音や異臭がする
- 水漏れや煙が出ている
- エラーコードと共に給湯器が完全に停止している
これらの場合は、無理に自己対処せず、すぐに使用を中止してください。ガス漏れや一酸化炭素中毒の危険性もあるため、換気を行い、専門業者に連絡しましょう。
詳しくは、以下の記事も参考にしてください。

長府給湯器のエラーコードが解決しないときは修理・交換がおすすめ

エラーコード表示が無くならない場合は、給湯器の故障が考えられます。
給湯器が故障した場合の点検や修理、交換の主な依頼先には、「給湯器メーカー」「ガス会社」「給湯器専門業者」があります。
給湯器メーカー | ガス会社 | 給湯器専門業者 | 家電量販店 / ホームセンター | |
---|---|---|---|---|
企業例 | 長府・リンナイ・ノーリツ・パーパス・パロマ | 東京ガス・大阪ガス | ミズテック・キンライサー・交換できるくん | ヤマダ電機・エディオン |
メリット | ガス機器の知識と経験が豊富 修理が的確 部品の調達が速く確実 | ガス機器の知識と経験が豊富 | 割引率が高い 給湯器の選択肢が多い 無償の独自保証制度がある | ポイント還元されることもある リフォームと同時に工事可能 |
デメリット | 給湯器の選択肢が少ない 値引率が低い | 給湯器の選択肢が少ない 値引率が低い | 知識・経験や対応の質はピンキリ | 独自保証が基本有償 |
こんな人におすすめ | 安心感を求める | 安心感を求める | できるだけ安くしたい | リフォームも同時に検討中 |
なお、メーカーである長府のお問い合わせ先は、以下になります。
メーカー問い合わせ先(長府) | 詳細 |
---|---|
フリーダイヤル | 0120-925-339(通話料無料) |
携帯電話 | 0570-666-339(通話料はかかります) |
Webからのお問い合わせ | お問い合わせフォーム |
Webからの修理申し込み | 申し込みフォーム |
修理の目安
修理を行なうと当然ながら正常な状態に戻りますが、給湯器の使用年数によっては他の部品の劣化で再度故障することが懸念されます。そのため、「使用年数」と「保証期間」で判断しましょう。
長府ボイラーの製造年月は、以下の部分に記載されています。

引用:長府製作所「製造年表示位置(矢印部)」
修理を行う判断基準として、2つのケースを紹介します。
購入から6年以内
ボイラーは1度設置した後、一般的に10年以上は使用可能なガス機器です。6年程度で1度故障した場合でも、その先長く使用できる可能性が高いため修理がおすすめです。
ただし、修理代金が高額となる場合は、新しい給湯器を購入したほうが安くなる可能性があるため、金額を比較することも大切です。
7~10年を経過した無償修理保証期間内
長府や設置業者の有償による無償保証契約があり、無償保証期間内であれば修理がおすすめです。
保証期間外でも修理という選択肢はありますが、当該箇所の修理を行なったとしても別の部品の経年劣化で再びボイラーにエラーコードが表示されたり、故障したりするリスクが懸念されます。
また、設置から10年程度お使いの給湯器は、給湯器メーカー側での部品の保有期間が過ぎている場合があり、その場合は修理ができません。
総合的な観点から、設置から約10年を経過した給湯器は交換を検討したほうがよいでしょう。
交換の目安
長府ボイラーを交換するかどうかの判断基準は、「使用年数」と「費用」で見ます。
交換費用が安い
修理費用より交換費用が安い場合、または修理費用より高いがそれほどの金額差がない場合は、今後の故障リスクを踏まえて交換がおすすめです。
7~10年を経過している
7~10年経過した長府ボイラーは、当該箇所の修理を行なったとしても別の部品の経年劣化で再びエラーコードが表示されたり故障したりするリスクが高く、修理の度に費用が積み重なります。
また、経年劣化によるガス漏れや不完全燃焼などの危険性も高まります。
そのため、7〜10年を経過した場合、安全のためにも交換がおすすめです。
修理・交換の費用感で不安な点がある場合は、ぜひミズテックの無料相談・お問い合わせへお問い合わせください。
長府ボイラー(給湯器)の交換費用・修理費用

長府ボイラーの修理費用の目安は平均2万〜3万円、交換費用は平均15万円です。
それぞれの内訳や所要時間を解説します。
修理費用は平均2万~3万円
長府ボイラーの修理費用の目安は、平均2万〜3万円です。
ただし、交換が必要な部品によっても総額は変わります。最大でも5万円以内と考えるとよいでしょう。
参考程度に、制御部品別の費用相場を紹介します。あくまでも相場であり、故障の状況やお住まいの地域によって異なります。
<制御部品別 費用相場(目安)>
修理箇所 | 一般的な費用相場 | 項目別 |
---|---|---|
電装系 | 7,000~4万5,000円程度 | 部品代:2,000~3万円程度 技術料:3,000~1万2,000円程度 出張費:2,000~3,000円程度 |
安全装置 | 7,000~3万8,000円程度 | 部品代:2,000~2万円程度 技術料:3,000~1万5,000円程度 出張費:2,000~3,000円程度 |
水量制御系 | 9,500~3万8,000円程度 | 部品代:200~2万円程度 技術料:5,000~1万5,000円程度 出張費:2,000~3,000円程度 |
燃焼系 | 1万4,000~4万3,000円程度 | 部品代:7,000~2万5,000円程度 技術料:5,000~1万5,000円程度 出張費:2,000~3,000円程度 |
修理点検から修理完了までに要する時間は最短で1日、日数がかかる場合は3~4日程度みておくとよいでしょう。
交換費用は平均15万円
長府ボイラーの交換費用の目安は、平均15万円です。
ご家庭人数の目安 | 給湯器機能 | |
---|---|---|
15万円以下 | 1~2人 | 給湯専用 / オート |
15万~25万円 | 3~4人 | オート / フルオート |
25万円以上 | 4人以上 | フルオート |
ただし、この平均は給湯器専門業者に依頼したときの価格です。ガス会社・メーカー・ハウスメーカーなどに依頼した場合はさらに高くなります。
給湯器の交換費用は、設置する給湯器の種類や設置周辺の環境、使用部材などによって大きく異なります。
<交換費用相場(目安)>
給湯器 | 費用相場 | 商品代 (本体+リモコン) | 標準工事費 | 標準工事費以外の工事費※3 |
---|---|---|---|---|
16号 給湯※1 | 9万1,000~18万5,000円 | 5万3,000~10万5,000円 | 3万8,000~8万円 | 1万~3万円 ※4 |
16号 ふろ※2 | 15万8,000~24万円 | 11万~15万円 | 3万8,000~8万円 | 1万~3万円 ※4 |
20号 給湯※1 | 10万6,000~19万円 | 6万8,000~11万円 | 3万8,000~8万円 | 1万~3万円 ※4 |
20号 ふろ※2 | 17万8,000~25万円 | 13万~16万円 | 3万8,000~8万円 | 1万~3万円 ※4 |
24号 給湯※1 | 11万6,000~19万円 | 7万8,000~11万円 | 3万8,000~8万円 | 1万~3万円 ※4 |
24号 ふろ※2 | 19万8,000~26万円 | 15万~17万円 | 3万8,000~8万円 | 1万~3万円 ※4 |
※1)お湯のみ出湯するタイプの給湯専用給湯器
※2)自動湯張りや追いだきのできるタイプのふろ給湯器(オート・フルオート)
※3)設置に際し、必要に応じて想定される工事費
※4)別途足場が必要となる場合はプラス5万円以上
給湯器の交換は、概ね半日から当日中に完了します。
業者に在庫がない場合は、メーカー受注生産後の交換となります。時期にもよりますが、1週間程度はかかると想定しておきましょう。
12月以降の冬季シーズンは、機種によっては欠品しており、交換までに2〜3週間程度かかる場合があります。特に年末年始はメーカーの稼働が正月明けとなるため、注意が必要です。
詳しい見積もり金額や内訳については、ミズテックの無料相談・お問い合わせへご連絡ください。
交換費用の相場については、以下の記事でも詳しく解説しています。

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長府ボイラーのエラーコードに関してよくある質問
長府ボイラーのエラーコードに関してよくある質問にお答えします。疑問の解消にお役立てください。
長府ボイラーのエラーコード888は何を意味しますか?
長府ボイラーのエラーコード「888」は、機器が「設計標準使用期間」の10年を経過したことを意味しています。
故障ではありませんが、経年劣化による事故や故障を防ぐため、メーカーや専門業者へ連絡してあんしん点検を受けるか、機器の交換を検討することが推奨されます。
長府ボイラーのエラーコードE1は何を意味しますか?
長府ボイラーのエラーコード「E1」は、点火(燃焼)確認時間を経過しても、燃焼が確認できないことによる運転停止を意味しています。
警報はリモコンのリセットにより解除できますが、安全のために燃料切れ・油タンクへの水の混入・油ストレーナーの詰り・送油バルブの閉止の確認が必要です。
長府ボイラーのエラーコードはどのように解除しますか?
長府ボイラーのエラーコードは、その内容を確認し、適切な対処をとることで解除できます。
対処およびリセット方法を試し、解消されなければ業者へ点検・修理を依頼しましょう。
長府ボイラーのエラーコードの意味を理解して適切に対処しよう

長府ボイラーにエラーコードが表示されたときには、その内容を確認し、適切な対処をとる必要があります。
エラーコードの表示自体は、以下の手順で解消できます。
- リモコンのリセット操作をする
- 電源プラグを抜いて本体のリセット操作をする
- それでもエラーコードが出る場合は業者に点検・修理を依頼する
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