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ガス給湯器が故障?調子悪い – 原因と対処方法、修理費用の目安

ガス給湯器の調子が悪いときの対処方法故障の原因修理費用の目安について解説します。ガス給湯器の不調でお困りの方は、参考にしてください。

ガス給湯器の故障原因はとても複雑ですが、ご利用者様ご自身で復旧していただけるケースもあります。反対に、すぐに業者を呼んで点検していただくほうがよいケースもあります。

給湯器が故障したときにもっとも大切なのは「早期対応」です。ガス事故を未然に防ぐためにも、迅速にご対応ください。

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      ガス給湯器の調子が悪いときに確認すべきこと

      ガス給湯器の調子が悪いときに確認すべきこと

      さっそく、ガス給湯器の調子が悪いときに確認すべきことを7つご紹介します。

      1、リモコンのエラーコードを確認

      エラーコードとは、給湯器に何らかの不具合が生じた場合に給湯器のリモコン側で原因や場所をお知らせする2桁や3桁のコード(数字または数字とアルファベットの組み合わせ)のことです。

      また、給湯器とは別の原因でも表示されることがあります。例えば、給湯器本体は正常にもかかわらず、何らかの原因でガス栓が閉栓されていたために、お湯を出そうとお湯の蛇口を捻ったら水しか出なかった場合、エラーコードが表示されます。

      エラーコードの原因と対処法

      エラーコードが表示される原因は、多岐に渡るため、表示されたエラーコードに対する内容とその対処法は発生都度、給湯器の取扱説明書や給湯器メーカーのホームページで内容を確認し、個々の対処法に従って対応する必要があります。

      よく表示されるエラーコードや原因と対処法は、以下の記事の「よくあるエラーコードの意味と対応方法について」をご覧ください。

      まずは給湯器のリセット操作を試して、復旧を試みることも一つの手段です。

      詳しいリセット操作方法は以下の記事の「給湯器のリモコン表示画面が点滅!最初に確認すべきことは?⇒リセット操作で復旧を試みる」を参照してみて下さい。

      エラーコードの内容に対して、ご自身で対応ができない、また、リセット操作を実施してみたけど復旧しない場合は、業者に点検を依頼して下さい。

      エラーコード2桁と3桁の違い

      2桁と3桁のエラーコードの違いは、給湯器の機種の違いによるものです。

      2桁表示は、給湯機能のみの給湯器に対して表示します。3桁表示は、給湯以外に自動湯張りや追い焚き、暖房などの機能を有するふろ給湯器(オート・フルオート)やふろ暖房給湯器に対して表示します。

      また、エラーコードの数字は、2桁表示の場合は、故障原因のみを表示し、3桁表示の場合は、故障原因とその場所を示し、左から2桁が故障の原因を、最後の3桁目が故障の場所(下の表)を示しています。

      例えばリンナイでは、3桁目の表示が「1」の場合は、故障が発生した場所が給湯機能であることを意味しています。

      ▼リンナイ3桁目表示

      給湯機器 0 1 2 3 4
      給湯暖房機 共通 給湯 ふろ
      (追焚)
      暖房 端末
      ユッコUF
      ユーアール

       

      給湯器メーカー各社のエラーコード

      エラーコードは、給湯器メーカー各社で表示できるように設計されており、エラーコードに対して基本的な不具合内容は各社共に同じですが、一部のエラーコード(数字)では、各社で若干内容や表現が異なる場合があります。

      例えば エラーコード【71】と【710】では、共通して発生している不具合は、「給湯器制御に伴う回路や基盤の故障」ですが、給湯器メーカー各社では以下のような表現で内容を表しています。

      給湯器メーカー 故障内容
      リンナイ 電装ユニット異常
      ノーリツ 燃焼制御回路やガス電磁弁駆動回路故障
      パロマ 元リレー回路異常
      パーパス ガス電磁弁駆動回路異常

      このように各社で異なる表現を用いている場合があります。

      2、使用年数を確認

      業界を掌握する経済産業省や給湯器メーカーでは、一般的な「寿命時期」という呼び方を「設計上の標準使用期間」や「取替時期」、「交換時期」と表現しています。

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      設計上の標準使用期間とは、給湯器が安全上支障なく使用することができる期間で、給湯器メーカーはその目安を10年としています。

      一般的に10年を経過した給湯器は、部品の劣化や摩耗が進むため、故障するリスクが高くなります。仮に故障した場合、部品を交換してしまえば本来の給湯能力を取り戻すことができます。

      しかし、給湯器の製造終了から約10年間はメーカー側で部品を保有していますが、それ以上の期間が経過すると部品の保有がなく修理ができない可能性が高くなるため、給湯器の交換を余儀なくされるケースがあります。

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      また、故障した当該部品の交換が可能な場合でも、その後、他の部品の劣化による故障が懸念されます。

      仮に「寿命」という言葉を使用するのであれば、交換する部品の保有がなく修理不可となった、または、部品を交換しても本来の給湯能力が回復しない時点が寿命時期であると言えます。

      上述してきた内容より、給湯器の使用年数が10年以上の場合は、給湯器の交換時期と認識しておくべきです。給湯器の寿命については、以下のメーカー公式サイトも合わせてご覧ください。

      3、ガスの供給が止まっていないか確認

      お湯を出そうと思い、蛇口を捻ってもお湯が全く出ない場合は、給湯器にガスの供給が行き届いていない可能性のある事象であると言えます。

      まずは、全ての蛇口でお湯が出ないか確認してみましょう。また、給湯器以外にガスコンロなどのガス機器をお使いの場合は、点火するか確認してみましょう。

      ▼主な原因

      • ガス栓が閉栓されている
      • ガスメーターが遮断されている
      • ガス切れを起こしている(プロパンガスの場合)

      ▼対処法
      ガス栓の開栓やガスメーターの遮断解除が必要です。各原因の詳しい対処法は、以下の記事の「給湯器が点火しないときの自力対処方法⇒給湯器周辺のガス栓や給水元栓、ガスメーターなど周囲を確認する」を参照して下さい。

      4、電気の供給が止まっていないか確認

      給湯器は、電気の供給によって運転が可能となります。そのため、リモコンの液晶画面が暗い、電源ボタンを押しても電源が入らない場合は、電気の供給が遮断されている可能性が高い事象と言えます。

      電気の供給有無を確認しましょう。

      ▼主な原因

      • 給湯器電源プラグが外れている
      • 給湯器リモコンの電源がOFFになっている
      • ブレーカが落ちている

      対処法
      詳しい対処法は以下の記事の「給湯器が点火しない原因と確認方法は?⇒電気供給に伴うトラブル」を参照してみて下さい。

      5、水の供給が止まっていないか確認

      給湯器を運転させるためには、最低作動水圧以上の水圧が必要です。そのため、全く水圧がかかっていない、あるいは水圧が非常に弱く最低作動水圧を下回る場合は、給湯器が点火せず、運転を開始しません。

      水を通る通路の元栓が閉まっていないか、お湯の蛇口を絞りすぎていないか、ストレーナに配管から剥離した異物が詰まっていないか確認しましょう。

      ▼主な原因

      • 給湯器本体のストレーナに錆などの異物が詰まっている
      • 水道元栓や止水栓、給湯器給水元栓が閉栓となっている
      • お湯の蛇口を絞りすぎている

      ▼対処法
      詳しい対処法は以下の記事の「給湯器が点火しない原因と確認方法は?⇒水供給に伴うトラブル」を参照してみて下さい。

      6、冬場なら凍結を疑ってみる

      冬場の外気温が0℃以下(外気温が-3℃と予測される場合)となる気象状況下において、一部の水道管や給湯器本体が冷やされ配管内の水が凍ることで、給湯器が運転せずに水もお湯も出ない状況が発生します。

      冬場であれば配管などが凍結していないか確認してみましょう。

      ▼対処法
      基本的には自然解凍が対処法となります。以下の記事の「給湯器が点火しないときの自力対処方法⇒自然解凍」も合わせて参照して下さい。

      7、給湯器のシステムエラーを疑ってみる

      給湯器はパソコンと同じように、電装基盤からの電気的な指令により運転するため、何らかの不具合により一時的なシステムエラーや安全装置が働いたことにより運転を停止させることがあります。

      ▼対処法
      まずは手早く復旧ができないか試してみる方法として用いられる、リセット操作で復旧を試みます。詳しいリセット操作方法は以下の記事の「給湯器のリモコン表示画面が点滅!最初に確認すべきことは?⇒リセット操作で復旧を試みる」を参照してみて下さい。

      給湯器の症状別、原因と対処法

      給湯器の症状別、原因と対処法

      つづいて、ガス給湯器の不具合別に原因や対処方法をご紹介します。

      お湯が出ない

      蛇口を捻ると水は出るがお湯だけ出ない場合は、給湯器本体の故障を含め、ガスや電気、水の供給など広範囲に渡って原因を追究する必要があります。

      原因の追究では、「水が出ない」現象と同様に、お湯が出ない状況が一部の水栓のみの現象であるのか、または全ての水栓で確認される現象であるのかによって原因が異なるため、水の出ない水栓を特定して原因を絞り込みます。

      一部の水栓のみの現象であれば、その水栓で何かしらの問題が起こっていると想定されるため、水栓の温度設定や水栓自体に不具合が発生している可能性があります。

      全ての水栓で問題が発生しているのであれば、共通した問題が想定されるため、ガスや電気、水の供給過程での原因の有無を探ります。

      発生場所 主な原因
      一部の水栓
      • 温度設定不足
      • 水栓または配管不良
      全ての水栓
      • ガスまたは電気の遮断
      • 給水元栓の閉栓
      • ストレーナの詰まり

      原因と対処法は以下の記事の「給湯器によくある故障や症状について⇒お湯側の蛇口から水は出るがお湯が出ない、お湯側と水側の両方の蛇口からお湯も水も出ない」を参照してみて下さい。

      水が出ない

      蛇口を捻ってもお湯と水の両方が出ない場合は、給湯器本体の故障ではなく、水の供給に関係する原因が疑わしくなります。その理由は、逆に水が出るのであれば、水の供給には問題が発生していないからです。

      さらに、その水の出ない状況が一部の水栓のみの現象であるのか、または全ての水栓で確認される現象であるのかによって原因が異なるため、水の出ない水栓を特定して原因を絞り込みます。

      発生場所 主な原因
      一部の水栓
      • 止水栓の閉栓
      • 水栓または配管不良
      • 凍結(※1)
      全ての水栓
      • 水道元栓の閉栓
      • 断水

      ※1 凍結については、露出されている配管が凍りやすく、通常埋設されている部分の配管は凍結の可能性が低いと考えられています。

      水が出ない場合は、こちらの詳しい原因と対処法をご覧ください。

      水の出が悪い・シャワーの水圧が弱い

      水栓から水の出が悪い、またシャワーの水圧が弱いと感じる原因は多岐に渡ります。原因の多くは、給湯器のストレーナや水栓のフィルターの異物による詰まりであり、給湯器の故障よりも水栓の使い方や掃除不足が主な原因として挙げられます。

      ▼原因の一例

      • 蛇口を絞りすぎている
      • 水栓の止水栓や給湯器の給水元栓が全開となっていない
      • シャワーヘッドが汚れている
      • 複数の場所で同時使用している

      原因の多くは、ご自身によって解決できるケースばかりです。ご自身で解決できる原因と対処法について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

      お湯の温度が上がらない、ぬるい

      蛇口を捻ってもお湯の温度が上がらなく、思っている以上にお湯がぬるいと感じる場合は、温度設定が低く設定されている可能性が考えられます。

      まずは正しい温度設定であることを確認して下さい。温度設定が正しい設定にも関わらず、温度が上がらない場合は、以下のフローで原因を絞り込み対処します。

      発生場所 主な原因
      一部の水栓
      • 温度設定不足
      • 水栓の不具合
      全ての水栓
      • 温度設定の異なるリモコンの優先権を切り替えた
      • 給湯栓が開き足りていない
      • 給湯器の故障

      一部の水栓で発生している原因と対処法

      任意の温度に設定しても、温度が上がらない場合は、水栓自体の故障が考えられます。このケースの場合は、水栓の取扱い業者に点検を依頼して下さい。

      全ての水栓で発生している原因と対処法

      ▼原因1、温度設定が異なるリモコンの優先権の切り替え
      台所と浴室リモコンのように複数のリモコンが設置されているケースでは、それぞれ独立して給湯温度を設定することができます。そのため、優先権を切り替えると、優先権のあるリモコンの温度が有効となります。

      ▼対処法
      台所や浴室などでお湯を同時使用する場合は、優先権を切り替えないように家族間などで取り決めをおこなうことが大切です。万が一優先権を切り替えてしまった場合は、再度優先権のあった場所に優先権を戻して下さい。

      ▼原因2、お湯側の給湯栓が完全に開いていない
      蛇口が完全に開いていないことによるお湯の温度変化は日常的に発生する現象です。また、節水などの理由で蛇口を絞りすぎると、着火せずにお湯を出すことができません。

      ▼対処法
      お湯側の蛇口を完全に開いてお湯を出して下さい。

      ▼原因3、給湯器内部の経年劣化
      温度設定が正しく、リモコンの優先権を切り替えていないなど、正しく使用しているにもかかわらずお湯の温度が上がらない場合は、内部部品の経年劣化が考えられます。

      ▼対処法
      弊社 (ミズテック)、または給湯器メーカーなどの業者に点検を依頼して下さい。

      温度が安定しない

      温度が安定しないとは、シャワーや台所のお湯などが途中で水になる、また設定温度よりもお湯が急に熱くなる現象のことを言います。その他にも熱いお湯と冷水が交互に出る場合もあります。

      温度が安定しない場合は、一部の水栓で確認できる現象なのか、または全ての水栓で発生している現象であるかによって原因が異なります。

      給湯温度が安定しない場合の原因と対処法は、以下の記事の「給湯器によくある故障や症状について⇒給湯温度が一定しない」を参照してみて下さい。

      熱いお湯と冷水が交互に出るケースでは、ガス給湯器特有の「冷水サンドイッチ」という現象が発生している可能性があります。

      冷水サンドイッチとは、シャワーを止めてから再びお湯を出したときに、最初は設定温度よりも熱いお湯が出て次に冷水が出る現象のことを言います。

      この現象は、給湯器の故障ではありませんが、特性上避けることのできない現象です。ただし、サーモスタッド水栓への交換、または「Q機能」と呼ばれる機能が備わっている給湯器へ交換することで冷水サンドイッチ現象を緩和させることが可能です。

      お湯になるまで時間がかかる

      お湯の蛇口を捻ってもなかなかお湯が出てこない現象は、給湯器の設置環境や気象、給湯能力などのさまざまな理由に起因しています。

      お湯の立ち上がりが遅いと感じる時間的な感覚は人によりきりですが、蛇口を捻ってから概ね30秒以内にはお湯が出てこないと不便を感じるようです。

      お湯が出てくるまでに時間がかかる原因は主に以下の5つが挙げられます。

      原因1、給湯器の設置場所とお湯を使用する場所が離れている

      給湯器の設置は、ご家庭の環境によってさまざまですが、給湯器とお湯を使用する場所が離れていると、それだけお湯を供給する配管が長くなり、出湯までに時間を要します。

      お湯を使っていない時間帯は、常に配管内に水が溜まっており、お湯の蛇口を捻ると配管内に溜まった水を押しだしてから出湯が開始されます。

      ▼対処法
      移設ができる環境内で、最短の出湯が可能な場所に給湯器を移設する。例えば、浴室の真裏の壁面に移設する、また台所の直ぐそばの地面に据置きするなどの設置方法があります。

      原因2、外気温が低い(冬季)

      外気温が低い冬季は水温が下がるため、温かいお湯を出したく設定温度を上げる傾向にあります。実はここに原因があり、水温とお湯の設定温度に差があるほど、お湯が出るまでに時間を要します。

      ▼対処法
      給水給湯配管などに巻かれている保温材は、配管内の凍結を防ぐこと、また配管の保護を目的とし使用されていますが、直射日光や雨風に弱く、劣化が進むと保温材がボロボロになり配管がむき出しになることがあります。

      配管がむき出しになるような状態の場合は、保温効果が薄れるため交換によって対処します。

      保温材の巻き方や必要な材料などについては、こちらの記事「4.給湯器の修理を自分でDIYしてもいい?」をご覧ください。

      原因3、お湯を作る給湯能力(号数)が小さい

      給湯器はガス種やメーカーによらず、お湯を作る能力が設定されています。お湯を作る能力のことを通常「号数」と表現し、1分間に出湯できるお湯の量が決まっています。

      この号数がお湯を使用する環境に見合っていない場合や、冬場でお湯を作る量が制限される場合は、お湯の温度が上がらない、またぬるく感じることがあります。

      ▼対処法
      世帯人数や一度にお湯を多く使う場面を想定して給湯器の号数を見直す(交換)することで快適性が高まります。

      給湯器の号数について詳しくは、こちらの記事を参考にしてみて下さい。

      原因4、悪天候で点火不良を起こしている

      頻繁に起こるケースではありませんが、台風や雨風が強い悪天候下において、給湯器内部へ雨風が侵入すると、点火不良を起こして、温度が上がらない、またはぬるくなる場合があります。

      ▼対処法
      悪天候の中で、お湯の温度が上がらない、またはぬるいと感じる場合は、給湯器内部を乾燥させるためにも、ある程度の時間をおいて使用を開始して下さい。

      原因5、給湯器部品の経年劣化が近い

      上記原因(1)~(4)のどのケースにも当てはまらない場合は、部品の経年劣化が疑わしくなります。

      ▼対処法
      弊社ミズテックまたは、給湯器メーカーなどの業者に点検を依頼して下さい。

      異音がする

      給湯器は運転を開始すると、給湯器内部、または配管などの給湯器周辺から何かしらの音が聞こえ、その音は「正常音」と「異常音」の2つに分けることができます。

      <給湯器や周辺から聞こえる主な音一覧>

      正常音 異常音
      ・ブーン
      ・ピヨピヨ
      ・グワン
      ・ウーン
      ・クックックー
      ・ジュージュー
      ・ピーッ
      ・ボンッ
      ・キーン
      ・ゴーッ
      ・ポコンポコン

      音は聞く人によって聞こえ方がまちまちであり、音だけでは正常または異常の見極めが困難です。給湯器からの異音だと思っていたら、実は室外機やマンション共用部からの共鳴音だった事例も少なくありません。

      異音を感じた場合は、その音が「正常」なのか「異常」なのかご自身で判断せず、業者に点検してもらうほうが安心です。

      音が聞こえる場所や音の状況(一定のリズムを繰り返す、不規則的に聞こえるなど)をより正確に把握することが、早期解決の上で最も大切です。

      異音が聞こえる場所
      • 給湯器のどこで音が聞こえるか
      • 部屋の中でも音が聞こえるか
      • お風呂の中でも音が聞こえるか
      • 給湯器に耳を当てなくても音が聞こえるか
      異音が発生するタイミング
      • 給湯器の運転開始時
      • 給湯器の運転停止後
      • 給湯器の運転中
      • 給湯器本体が振動している時
      • 湯はり運転時
      • おいだき運転時
      • 暖房運転時
      • 給湯と暖房の同時使用時
      異音の状況
      • 音の強弱
      • 高い音や低い音などどのような音が聞こえるか(うなり音や爆発音など)

      異音が発生したときに大切なことは、おかしいと思ったら躊躇なくプロの業者へ相談することです。特に異常音が聞こえる場合は、不完全燃焼を起こしているケースも考えられるため一刻も早いプロの業者の対応が必要不可欠です。

      原因と対処法は以下の記事の「給湯器から異音が出る?うなり音の判別方法と対処法について」を参照してみて下さい。

      異臭がする

      給湯器から異臭を感じる場合は、ガスのにおいや焦げ臭いにおいなどを感じるときであり、そのような臭いを感じた場合は、一酸化炭素中毒や爆発的な火災を引き起こしかねない非常に危険な状態であることを認識しておく必要があります。

      ガス臭い

      特にガス臭い場合は、ガス漏れの可能性を疑い、換気をおこなうなどの初動対応が極めて重要です。

      1. 全ての火を消す(給湯器やガスコンロのガス機器全般
      2. 全てのガス栓を閉める
      3. ガスボンベのバルブを閉める(プロパンガスの場合)
      4. 換気をする(屋内で臭う⇒窓を開ける/屋外で臭う⇒窓を閉める)
      5. 火気厳禁(たばこやライター、マッチなど)
      6. 周囲に知らせる(必要に応じて)
      7. 契約しているガス会社へ連絡する

      ガス臭いにおいがした場合を含めて、異臭がした時にご自身でおこなうべき対処法は、上記7項目です。なお、「4.換気をする」では換気扇のスイッチを絶対に触らないでください。

      その他、異臭の原因などについては以下の記事を参照してみて下さい。

      すっぱいニオイがする

      給湯器から酸っぱいにおいがする場合は、給湯器本体の外装や内部の金属部品の腐食が考えられます。

      金属類の腐食は、ガス漏れを引き起こす、または既にガス漏れを引き起こしている可能性があるため危険な状態であると言えます。

      二次被害を起こさないためにも給湯器の使用を即中止して,ガス会社へ点検を依頼して下さい。

      給湯器から黒煙が出ている

      給湯器の排気口から黒煙が出ている場合は、給湯器部品の経年劣化によって完全に故障している状態です。

      この状態は明らかに不完全燃焼を起こしており、そのまま使い続けると、一酸化炭素中毒症状を引き起こす、また火災の恐れがあるなど、二次被害に発展する危険性を秘めています。

      そのため早急に修理または給湯器の交換が必要となります。直ちに給湯器の使用を中止して業者に点検を依頼して下さい。

      排気口・排気トップから白煙が出ている

      排気口や排気トップから排出される排ガスには、燃焼により発生した水蒸気が含まれています。通常は白煙が見えることはありませんが、冬場などの外気温が低い時は水蒸気が湯気のように白く見えることがあります。

      白煙が上方に上がりながら自然に消えるような煙の場合は、正常であり何ら問題はありません。ただし、気温が高いのに白煙が出続けて消えない場合や、異臭がする場合は不完全燃焼、または給湯器内部で発火している可能性があります。

      そのため早急に修理または給湯器の交換が必要となります。直ちに給湯器の使用を中止して業者に点検を依頼して下さい。

      排気口のまわりが錆びている

      給湯器の内部で燃焼した排ガスには、水分が含まれており、排気口の周囲は錆びやすくなります。特にエコジョーズ給湯器では機器の性質上、排気温度が低いため、排ガスが上昇しにくく、排気口周辺に滞留しやすいと言われています。

      給湯器本体(排気口周辺)に錆が見受けられるからと直ぐに故障に結びつくわけではありません。しかし錆から徐々に腐食の範囲が広がり、次第に亀裂や穴あきが発生すると、雨水や異物などの混入の可能性が高まり、故障を招く恐れがあります。

      給湯器から水漏れがしている

      水漏れは、給湯器本体や給水・給湯配管からよく発生するトラブルの一つに挙げられます。原因として、給湯器内部の部品の劣化や配管の損傷などが挙げられます。

      給湯器からの水漏れは、機器内部の濡損のみならず、不完全燃焼による一酸化炭素中毒や火災などの二次被害をもたらす危険性を含んでおり、早期の対処が必要な事象です。

      給湯器から水漏れを発見した場合は、給湯器の使用を中止して、業者へ点検を依頼して下さい。

      水漏れを発見した場合の原因と対処法について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

      追い焚きができない

      追い焚きができない原因の多くは、浴槽内の水位不足による操作ミスや掃除不足などで、日頃から気をつけておけば、本来発生しない不具合です。

      また、給湯器リモコンにエラーコードが表示されている可能性が高い事象であるため、表示されているエラーコードを確認しておきましょう。

      ▼主な原因

      • 浴槽内水位不足(循環アダプターがお湯で十分に満たされていない)
      • 循環アダプターのフィルターの異物の詰まり

      ▼対処法
      循環アダプターが水で浸かる程度の水を入れます。また循環アダプターのフィルターを取り外して異物をブラシなどで取り除きます。

      水位不足を解消し清掃後も症状が改善されない場合は、給湯器の故障が考えられるため、業者に点検を依頼して下さい。

      お風呂のお湯がぬるい

      浴槽に湯張りするときに、設定温度よりもお湯がぬるいと感じる場合は、掃除不足による原因が大半で、ご自身で解決できることの多い事象です。

      ▼原因
      循環アダプターのフィルターの異物の詰まりです。

      ▼対処法
      循環アダプターのフィルターを取り外して異物をブラシなどで取り除きます。

      異物を取り除いても症状が改善されない場合は、給湯器の故障が考えられるため、業者に点検を依頼して下さい。

      リモコンが動かない

      台所やお風呂にリモコンが設置されているご家庭では、それぞれのリモコンを操作することで、はじめて給湯器を運転させる(お湯を出す)ことができます。

      しかし、リモコンの電源を押しても液晶画面に何も表示されない、または電源がONの状態にもかかわらず、操作ボタンを押しても反応しない場合は、お湯を出すことができません。

      リモコンが動かない原因は、単純に機器の故障以外に、電気の供給が途絶えていることが大半です。

      ▼電器の供給が途絶えている主な原因

      • 給湯器本体の電源プラグがコンセントから抜けている
      • ブレーカーが落ちている
      • 給湯器内部の安全装置が働いた(落雷直後など)
      • リモコン配線の断線
      • リモコン線の接続部の絶縁

      リモコンが動かないと思ったら、こちらの詳しい原因と対処法をご覧ください。

      給湯器本体が作動しない

      給湯器本体が作動しないと感じる不具合は、給湯器リモコンの設置がなく、蛇口を捻ってもお湯が出ない、または、リモコンの設置があり、リモコン操作をおこなっても給湯器が運転しない場合が挙げられます。

      給湯器が作動しない原因は、給湯器本体の故障以外に、ガスや電気、水の供給が途絶えていることや給湯器のストレーナの詰まり、水圧不足など多くが考えられるため、疑わしい原因を1つずつ確認していくことが必要です。

      状況 原因
      ガスの供給途が絶えている ・ガスメーターが遮断している
      ・ガス栓が閉栓している
      ・ガス切れを起こしている(プロパンガス)
      電器の供給が途絶えている ・給湯器本体の電源プラグがコンセントから抜けている
      ・ブレーカーが落ちている
      ・給湯器内部の安全装置が働いた(落雷直後など)
      ・コンセントの故障
      水の供給が途絶えている ・水圧が弱い(蛇口の絞りすぎなど)
      ・給水栓が閉栓している
      ・凍結している
      ・給湯器ストレーナに詰まりがある

      本体の電源がつかないと思ったら、こちらの詳しい原因と対処法をご覧ください。

      点火しない・途中で消える

      「点火しない」または「途中で火が消える」といった、いわゆる点火不良と呼ばれる不具合は、比較的多く見受けられる現象です。

      給湯器リモコン上に「11」や「111」など点火不良を示すコードが表示されている場合は、給湯器本体の故障以外による原因の可能性が疑わしくなります。

      ▼点火しないまたは途中失火を表す代表的なエラーコード

      11、111、112、113、12、121、122、123

      上記のエラーコードが表示される主な原因として以下の3つが挙げられます。

      • ガスの供給が途絶えている
      • 天候が起因して途中失火した
      • 一時的な給湯器システムエラー

      これらの原因はご自身で復旧できる可能性の高い事象です。

      しかし、エラーコードが表示されていない、または給湯器のリモコンが設置されていない場合は、上述の「リモコンが動かない」、「本体の電源がつかない」でご紹介した原因も疑って対応する必要があります。

      給湯器が点火しない、または途中で火が消えると感じたら、こちらの詳しい原因と対処法をご覧ください。

      水道料金が突然高額になった

      実は水道料金が想定していた以上に高く請求されるケースは少なくありません。料金が高くなった原因の一つに、給湯器の配管からの水漏れが挙げられます。

      給湯器の設置は屋外の場合が多く、普段からご自身で外回りをしない限り給湯器を気にかけることがなく、気が付かない間に大量の水が漏れていることがあります。

      そのような事態となった場合、自治体によっては、水漏れの発生状況で水道料金の減免措置が適用できる場合があります。

      ▼水道料金の減免申請
      給湯器の水漏れによる水道料金の減免措置は、自治体が定める条件によって異なります。

      ▼減免措置の対象となる例

      • 天災などの不可抗力が起因する水漏れ
      • 自己の過失がないと認められる水漏れ
      • 埋設部分など目に見えない範囲における配管の水漏れ

      ただし、目に触れやすい場所にある、水漏れを認識していたが放置している状態などについては、対象外と認識しておくべきです。

      詳しくは水道料金に記載されている水道局へお問い合わせ下さい。

      給湯器の一時的なエラー

      給湯器の運転は、給湯器内部の電装基盤から各部へ電気的に信号を送ることで、運転の制御をおこなっています。そのため、パソコンと同じように、稀に一時的なシステムエラーを起こして給湯器が運転せず、お湯が出ない場合があります。

      一時的なエラーの場合は、リセット操作によって復旧させることが可能です。

      リセット操作には「給湯器リモコン」と「給湯器電源プラグ」の2つの方法があります。操作方法について詳しくは、こちらをご覧ください。

      修理を依頼した場合の費用相場

      修理を依頼した場合の費用相場

      給湯器の修理は、「無償修理」と「有償修理」の2通りに分けられます。それぞれの修理費用の仕組みや有償修理の一般的な相場については、以下の通りです。

      無償修理

      給湯器メーカー各社は、給湯器購入から1年~2年間の無償保証期間を設けており、その期間の修理は無償サービスで対応してくれます。また、機種などによって無償で修理できる期間が異なります。

      無償保証期間内にも関わらず、給湯器をご自身で分解、または故意による損傷を与えた場合の修理は、有償修理となる場合があります。

      <各給湯器メーカーの無償保証期間>

      メーカー(順不同) BL認定品 非BL認定品
      ノーリツ 2年 1年
      リンナイ
      パロマ
      パーパス

      ※BL認定品とは、財団法人ベターリビングによって優良住宅部品としての認定を受けた商品のことを言います。

      また、給湯器の所有者登録を事前に行うことで、上記に示した各給湯器メーカーの無償保証期間が3年または5年まで延長となります。

      メーカー(順不同) 延長保証期間
      ノーリツ 所有者登録後、3年保証対象品のみ3年間の延長保証
      ※非BL認定品は延長保証なし
      リンナイ 所有者登録後、3年間の延長保証
      ※業務用を除く給湯器が対象
      パロマ BRIGHTSシリーズ(エコジョーズ)のみ所有者登録後、5年間の延長保証
      パーパス 特定保守製品(FE/FF式給湯器)は所有者登録後、3年間の延長保証
      ※業務用を除く給湯器が対象

      上記以外にも、事前にわずかな保証料をお支払いして各給湯器メーカーの無償保証期間を更に延長している場合があるかも知れません。(各メーカー独自の有料延長保証)

      その他、給湯器専門業者など、交換業者独自の給湯器本体保証や工事保証が付帯している場合もあるため、修理前に無償保証の適用期間や範囲について、お手元の保証書を確認しておきましょう。

      有償修理

      修理費用の算定は、一般的に下記の項目で構成されています。(業者によって修理費用の算定方法が異なるため、あくまでも目安として下さい)

      • 修理を実施した場合:部品代 + 技術料 + 出張費
      • 修理を実施しなかった場合:故障診断料(点検診断料) + 出張費

      各項目の意味は、以下のとおりです。

      • 部品代:修理に使用した部品代金
      • 技術料:部品交換などの修理作業や試運転にかかる料金
      • 出張料:現地に技術者を派遣するための料金
      • 故障診断料:故障診断を実施したときにかかる料金

      なお「修理を実施しなかった場合」とは、給湯器部品の保有期間が過ぎており、部品の在庫がない場合や、修理をおこなっても給湯器本来の機能の回復が見込めない場合が該当します。

      修理費用相場(あくまでも目安です)

      修理箇所 項目別 一般的な費用相場
      電装系 ・部品代:2,000円~30,000円程度
      ・技術料:3,000円~12,000円程度
      ・出張費:2,000円~3,000円程度
      7,000~45,000円程度
      安全装置 ・部品代:2,000円~20,000円程度
      ・技術料:3,000円~15,000円程度
      ・出張費:2,000円~3,000円程度
      7,000~38,000円程度
      水量制御系 ・部品代:2,500円~20,000円程度
      ・技術料:5,000円~15,000円程度
      ・出張費:2,000円~3,000円程度
      9,500~38,000円程度
      燃焼系 ・部品代:7,000円~25,000円程度
      ・技術料:5,000円~15,000円程度
      ・出張費:2,000円~3,000円程
      14,000~43,000円程度
      リモコン ・部品代:10,000円~25,000円程度
      ・技術料:5,000円~12,000円程度
      ・出張費:2,000円~3,000円程度
      17,000~40,000円程度

      症状別修理費用の目安

      1、お湯が出ない

      お湯が出ない症状は、温度を測定するサーミスタや出湯を安定させる水量サーボ、給湯器の運転を制御する電装基盤などの部品故障が考えられます。

      また、比較的故障の多い水量サーボという部品は、水を通る配管から剥離した錆やその他の異物を取り除くクリーニングのみで復旧する場合があります。

      ▼修理費用の目安

      項目 費用相場
      部品代 2,500~30,000円
      技術料 3,000~15,000円
      出張費 2,000~3,000円

      2、設定温度よりお湯がぬるい(温度が上がらない)、または熱い

      お湯がぬるい、または熱いと感じる症状は、サーミスタや燃焼に必要なガスをバーナーに送るマニホールド、電装基盤などの部品故障が考えられます。

      ▼修理費用の目安

      項目 費用相場
      部品代 5,000~30,000円
      技術料 5,000~15,000円
      出張費 2,000~3,000円

      3、給湯器やリモコンの電源が入らない

      電源が入らないケースでは、電装基盤の故障、リモコン配線の断線、リモコン配線取り付け部分の腐食による絶縁などが主な原因として考えられます。

      ▼修理費用の目安

      項目 費用相場
      部品代 3,000~30,000円
      技術料 3,000~15,000円
      出張費 2,000~3,000円

      4、点火しない、または途中失火する

      点火しない(運転しない)、また途中で火が消える(お湯から水になる)症状は、安全上ガスを自動的に遮断する立ち消え安全装置などの安全装置類の故障や、電装基盤の故障などが考えられます。

      ▼修理費用の目安

      項目 費用相場
      部品代 2,000~30,000円
      技術料 3,000~15,000円
      出張費 2,000~3,000円

      5、追い焚きができない

      追い焚きができない症状は、浴槽内のお湯を給湯器に戻して再加熱した後に浴槽に戻す循環ポンプや、浴槽内に設置している循環金具などの部品故障が考えられます。

      ▼修理費用の目安

      項目 費用相場
      部品代 3,000~15,000円
      技術料 5,000~15,000円
      出張費 2,000~3,000円

      6、異音がする

      異音がする症状は、ガスを燃やすために必要な空気をバーナーに送るファンモーターや、水をお湯に変換する熱交換器などの故障が考えられます。

      ▼修理費用の目安

      項目 費用相場
      部品代 5,000~35,000円
      技術料 5,000~20,000円
      出張費 2,000~3,000円

      7、水漏れしている

      水漏れしている症状は、給湯器内部の配管接続部のパッキン(Oリング)の劣化や、水通路の穴あき、熱交換器の破損などの故障が考えられます。

      ▼修理費用の目安

      項目 費用相場
      部品代 1,000~35,000円
      技術料 5,000~20,000円
      出張費 2,000~3,000円

      その他、給湯器の修理は、修理箇所が1ヶ所のみとは限らず、複数に跨る場合もあるため、故障の状況によって修理費用が大きく異なります。また、機種や修理業者によっても修理費用は異なります。

      駆けつけ隊
      駆けつけ隊
      そのため、修理費用に約10,000円~かかることを想定しておくとよいでしょう。

      給湯器の故障は、早期対応が大切であり、ガス事故を未然に防ぐ大きなポイントです。給湯器の不調を感じたら、迅速に幅広く対応してもらえるプロの業者に相談することをおすすめします。

      給湯器専門業者「ミズテック」に相談すれば、急なご依頼でも最短30分でかけつけ、修理や交換のアドバイスをはじめ、高度な技術と確かな経験をもって格安での交換が可能です。

      給湯器の修理の情報については以下で詳しくご説明しています。
      給湯器の修理|どこに依頼するのが安い?故障のDIYは?【2021保存版】