「エコワンって何年くらい使えるんだろう?」
エコワンを使用している中で、寿命が気になっている方も多いでしょう。
この記事では、エコワンの寿命目安、保証期間や交換のサインとなる症状を掘り下げます。
エコワンを何年くらい使えるのかに加え、故障の症状が出た際の対処法、エコワンを長持ちさせる方法までわかります。
もし今エコワンをお使いで不具合がよく起きて不便さを感じている方、故障の疑いを持っている方などは、ぜひ一度給湯器のプロ・ミズテックへご相談ください。
目次
エコワンの寿命目安(耐用年数)は10~11年

エコワンの寿命目安(耐用年数)は約10~11年です。
15年程度問題なく使えるケースもありますが、一般的な寿命は10年前後とされています。
使用年数が経過するほど不具合は生じやすくなり、10年近く使っている製品の場合には、なんらかの不具合・不調が生じている可能性も高いです。
寿命を迎えたエコワンでは本来の節約・省エネも実現しづらくなるため、できるだけ早めに交換しましょう。
また、エコワンをできるだけ長く使うためには定期的にメンテナンスを行い、小さな不具合などもその都度解決することが重要です。
エコワンの寿命に対して保証期間は何年つく?

エコワンを使用する上では、メーカーの保証期間も気になるものです。
部品保有期間・メーカー保証期間・延長保証制度はそれぞれ下記の通りです。
項目 | 保証期間 |
---|---|
部品有効期間 | 10~11年 |
メーカー保証期間 | 2年 |
延長保証制度 | 5~10年 |
部品保有期間|10~11年
エコワンの部品保有期間は10~11年と定められています。
部品保有期間とは、現在販売している商品が廃止されてからメーカーが修理用部品を保有している期間です。
エコワンの寿命目安は10~11年のため、購入後すぐにエコワンの販売が停止されても、向こう10年間は部品を取り寄せて修理することができます。
なお、たとえ廃止になっても数年はメーカー側で部品を保有しているケースも多く、10年目以降の修理が不可能というわけではありません。
ただし、エコワンの寿命目安が10年であることも考慮すると、できるだけ早めに修理を行うのが理想です。
メーカー保証期間|2年
エコワンのメーカー保証期間は2年です。
これは、メーカー側(リンナイ)が定めた、自然故障を無償で修理してくれる期間のことです。
所有者登録を行った場合には、保証期間を3年に延ばせます。
対象となる故障は自然故障であり、ユーザー自らが不適切な使い方をした場合の故障は保証対象外です。
また、地震や落雷、小動物や虫による故障も保証対象外となる点に注意してください。
延長保証制度(有償)|5~10年
エコワンの延長保証制度は5~10年です。
無償のメーカー保証のみでは保証対象が狭く、基盤や配線がショートによって故障した場合などに、多額の修理代が発生するケースも多いです。
このような故障に備え、リンナイの有償延長保証制度「ワランティV」を利用することで、保証期間を延長できます。
保証期間は5年・7年・8年・10年の4つから選ぶことができ、料金目安は下記の通りです。
保証期間 | 料金目安 |
---|---|
5年 | 約7,000円 |
7年 | 13,000円 |
8年 | 24,000円 |
10年 | 48,000円 |
上記の料金は申し込む販売店・業者によっても微妙に異なります。
いずれのプランでも、期間内の修理代・技術料・出張費・部品代などが保証されます。
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エコワンの交換のサインとなる故障の症状

エコワンの寿命は約10年ですが、使用年数を問わずに注意したい故障の症状が存在します。
エコワンを交換するサインとなる症状をチェックしましょう。
ちなみに、エコワンは保証があれば安価で修理してもらえるので、故障の可能性があったらすぐに連絡して修理してもらうのが最適です。
本体から水漏れしている
エコワンから水漏れしている場合には、交換が必要かもしれません。
水漏れは給湯器トラブルの筆頭であり、致命的な故障ではないケースも多いです。
しかし、水漏れを放置すると故障が悪化し、エコワンが全く使えなくなるケースもあるため、早急な対処が求められます。
また、水抜き栓以外からの水漏れは、一酸化炭素中毒やマンションにおける階下への水漏れなどのリスクもあるため注意が必要です。
水漏れの主な原因としては、下記のようなものが挙げられます。
- 経年劣化
- 配管凍結に伴う破裂
経年劣化による水漏れが生じている場合には、後述のような他のトラブルも同時に発生するケースも多いです。
また、凍結に伴う破裂によって生じた水漏れも放置すると危険なため、冬期には特に注意してください。
異音や異臭がする
エコワンから異音や異臭がする場合にも、注意が必要です。
エコワンはガスと電気の両方を用いるハイブリッド給湯器であり、ガス漏れによる異臭などのトラブルも起こることがあります。
また、ガス臭さを検知した場合には、給湯器の使用をすぐに中止し、窓を開けて換気を行ってください。
煙の有無なども確認した上で、ガス会社や専門業者に連絡をしてください。
焦げ臭さや生臭さなどを感じた場合にも、同様の対応を行いましょう。
また、エコワンはガス給湯器の部分だけでなく電気を用いたヒートポンプからも運転音が生じますが、普段とは違う異音が検知された場合にも注意が必要です。
速やかに使用を中止し、業者に点検・修理を依頼しましょう。
このような異音や異臭が頻発する場合には、エコワンが経年劣化により寿命を迎えている可能性も高いです。
特に7~8年以上の使用年数が経過しており異音・異臭が頻発する場合には、交換のサインと言えるでしょう。
お湯が出ない・温度が上がらない
エコワンを使用しておりお湯が出なくなったり、温度が上がらなくなったりした場合も、故障のサインです。
季節的な要因がなく設定温度に達しない場合やお湯の出が悪くなった場合には、給湯器内部の故障が疑われます。
給湯器内部のトラブルはご自身で直すのが難しいものです。
給湯器専門業者に連絡をして原因を突き止め、修理や交換を行いましょう。
他のトラブル同様、使用年数が長くお湯のトラブルが頻発する場合には、本体の交換が必要なケースも多いです。
エコワンが故障した時の対処法

エコワンの故障が疑われる場合の対処法3つをチェックしましょう。
凍結などの外的要因を確認する
エコワンの故障が疑われる場合にはまず、凍結などの外的要因を確認しましょう。
厳寒期の場合には配管が凍結することにより、お湯が出づらくなったり水漏れが起こったりしやすくなります。
外的な要因は給湯器内部の故障よりも原因を特定しやすく、ご自身でも確認できるケースも多いです。
凍結によりお湯が出づらい・温度が上がらないものの、水漏れなどがない場合には外気温が上がって解凍するのを待つことで改善される可能性もあります。
凍結により水漏れしている場合でも、凍結が原因だと分かっていれば、業者に修理・交換を依頼する場合でもスムーズでしょう。
リモコンのエラーや本体の状態を確認する
エコワンの故障が疑われる場合には、リモコンのエラーや本体の状態を確認することも重要です。
エコワンを普段通りに使えなくなったとしても、一時的なエラーである可能性もあります。
エラーの場合にはリモコンにエラーが表示されているため、エラーを解除することで元通りに使えるケースもあります。
エラーを解除してもトラブルが改善されない場合には、本体に異変がないかも合わせて確かめましょう。
水漏れや異臭がする場合には、速やかに業者に修理・交換を依頼する必要があります。
また、エラーは解除できるもののエラーが頻発する場合には、経年劣化により寿命が近づいている可能性も高いです。
使用年数を確認し、交換が必要な場合も想定しておきましょう。
給湯器専門業者に点検・修理を依頼する
エコワンの故障が疑われるものの原因が分からない場合やどうすべきか分からない場合には、給湯器専門業者に点検・修理を依頼しましょう。
凍結などの外的な原因が分かっているケースもあれば、故障の原因が分からないケースもあるでしょう。
原因は分からないもののエコワンが普段通りに使えなくなった場合、不具合を放置して使い続けていると完全に使えなくなる可能性が高まります。
エコワンに不具合が生じている場合には、ご自身で解決しようとせずにプロの給湯器専門業者に任せるのがおすすめです。
水漏れやガス漏れしている場合にはすぐに使用を中止して安全を確保することが重要ですが、そうではない場合でも給湯器をDIYで直そうとはせずに、分かる範囲で症状や原因を業者に伝えて修理・交換を依頼しましょう。
エコワンの寿命を長持ちさせる方法

エコワンをできるだけ長く使い続けたい方も多いとは思いますが、そのためには設置方法や使用方法を工夫する必要があります。
エコワンの寿命を長持ちさせる方法3選を確認しましょう。
設置場所を工夫する
エコワンの寿命を長持ちさせるためには、設置場所を工夫することが必要です。
具体的には、下記のような設置を避けることが重要となります。
- エコワンを屋根のない場所で雨ざらしにする
- 陽が当たりやすい場所やホコリが溜まりやすい場所に設置する
- 不慣れな業者やDIYによって乱暴に設置する
上記のような設置はエコワンの寿命を縮める原因にもなりかねません。
エコワンを約10年使い続けるためには、設置の段階から工夫が必要であることを覚えておきましょう。
入浴剤の扱いに注意する
エコワンの寿命を長持ちさせるためには、入浴剤の扱いにも注意が必要です。
入浴剤の使用自体がNGというわけではありませんが、入浴剤の種類は制限されています。
使用を避けるべき入浴剤の種類には、下記のようなものが含まれます。
- 炭酸ガスが含まれるもの、白濁タイプのもの
- 固形物が含まれるもの
- 硫黄・酸・アルカリなどが含まれるもの など
上記のような入浴剤の使用を控えるとともに、入浴剤を入れたお風呂のお湯を翌日に使わないなどの対策も重要です。
定期的なお手入れ・メンテナンスを行う
エコワンの寿命を長持ちさせるためには、定期的なお手入れ・メンテナンスも欠かせません。
特に、循環金具などの汚れが溜まりやすい箇所の掃除を定期的に行うことは重要です。
また、ご自身で掃除やメンテナンスを行えない箇所に関しては、業者に定期点検を依頼するのがおすすめです。
最低でも1年に1回程度は定期点検を受け、異常がないかを確かめて安全に使い続けましょう。
エコワンにおけるメンテナンスの費用感は以下の通りです。
項目 | 費用感 |
---|---|
部分修理 | 10,000円~ |
ヒートポンプユニットの修理 | 70,000~150,000円 |
寿命を迎えたエコワンの交換費用はいくら?

エコワンが寿命を迎えた際や故障した際には、できるだけ早急に修理・交換を行う必要があります。
エコワンが寿命を迎えた場合の交換費用や故障した際の修理費用相場は、下記の通りです。
項目 | 費用 |
---|---|
部品の修理 | 7,000円~50,000円 |
本体の交換 | 400,000円~700,000円 |
上記のように部品の修理代は、修理内容や部品によっても費用に差があります。
一部の部品のみであれば1万円前後で修理できるケースも多いですが、給湯器内部の大掛かりな修理が必要な場合は3~5万円程度の費用が必要なケースも多いです。
また、エコワンが寿命を迎えて本体を交換する場合には40~70万円ほどの費用がかかります。
ただし、この費用は業者によっても大きく異なるため、できるだけ良心的な料金体系で、かつ確かな技術力を有した優良業者に交換工事を依頼するのがおすすめです。
寿命が近づいたエコワンの交換をお考えならミズテックにご相談ください

エコワンの寿命は約10年です。エコワン設置後10年を経過したら、交換を検討しましょう。
エコワンを設置してから10年が経過していなくても、使い方や環境次第で寿命を迎える可能性が考えられます。
お湯が温まりにくくなったり、異音・異臭がしたりする場合、交換や点検をするべきです。
ミズテックではプロの業者が即日ご相談を承ります。交換・修理に限らず、お手入れやメンテナンスについてもご相談ください。
エコワンの寿命に関してよくある質問

最後に、エコワンの寿命に関してよくある質問を紹介します。
エコワンは電源入れっぱなしで寿命が縮む?
エコワンは、電源入れっぱなしによって寿命が縮むということはありません。
むしろ電源を切ることで、凍結防止運転が作動せずに給湯器が凍結するリスクなどもあります。
たとえ電源入れっぱなしでも電気代への影響は少なく、寿命にも影響がないため安心して使用してください。
エコワンの電気代が高いのは寿命がきたから?
エコワンの電気代が高い理由は、寿命と関係ありません。エコワンの電気代が高くなる理由は以下の3つです。
- 電気料金プランが合っていない
- 床暖房を導入した
- 温水ヒーター・パネルヒーターを導入した
エコワンは1週間のお湯の使用状況を分析し、必要な時間帯に自動でお湯を沸かします。
深夜料金で安くお湯を沸かすエコキュートと違い、料金の高い日中に沸かしている可能性が濃厚です。
温水を用いた床暖房やヒーターを新規に導入した場合も、電気代の高騰につながります。
エコワンのリフレッシュ運転とは?故障ではない?
エコワンのリフレッシュ運転とは、直近の4日間で貯湯タンク内の水・お湯を使い切れていない場合に作動するものです。
リフレッシュ運転は、貯湯タンク内の水を高温沸き上げで殺菌することを目的とした動作であり、故障ではありません。
リフレッシュ運転には最大5時間程度(160L)を要しますが、ガス熱源機による給湯でお湯を使うことは可能です。
エコワンの寿命が近づいてきたら交換を検討しよう

エコワンの寿命目安は約10年ですが、下記のような症状が出ている場合には早めの修理・交換が必要です。
- 水漏れ
- 異音・異臭
- お湯が出ない・温度が上がらない
また、上記のような故障の症状をご自身で直すのは難しいケースが多いものです。
給湯器専門業者のミズテックでは、様々な給湯器のトラブルに対して最適な方法での対処が可能です。
見積もりは無料で行っていますので、エコワンの故障点検や交換をお考えの方はお気軽にご相談ください。